地下室内部建設 その5
本日の作業は、階段を設置した場合に階段下の部分がデットスペースになるから、その空間にも何かしら保管できるようにするための扉から作成しました。この扉の作り方も入口の扉と同じ作り方です。
写真の上から、断熱材のスライロフォーム、2×4木材で作った扉の枠、枠の内側の木材が4CMの角材、その下に透湿防水シート、そして床板で扉表面の化粧板の順に入っています。
次に全てを固定した後に再度透湿防水シートで包み、この上に床板を張ったら完成です。
今回の扉も、片側のみ床板を張った状態で地下室内部に設置します。
次はシートのみで遮断していた地下室の壁に断熱材を充填しました。
手前の小さな開口部が、前の写真で説明していた扉を設置した状態です。
扉を設置後壁に床板を張り合わせていきます。
今回はこの上部半分で終わりました。
次回は、収納庫部分の内装工事が完了する予定です。
その次に階段室部分の壁作成・階段設置・階段下スペースの内装工事で完成です。
地下室内部建設 その4
自宅内にサツマイモが溢れていたため、収穫を一旦中断していましたが、前回の作業で収穫物の収納棚が完成していましたので、貯蔵開始しました。これで、収穫作業と内装工事を同時進行で行えるようになりました。
今回の作業は、収納庫と階段スペースの分離壁の製作です。事前に分離壁用の基礎としてブロックを配置していましたが、そのブロックの穴にボルトを入れ、モルタルで固めておきました。
モルタルが完全硬化しボルトが固定されたら、ボルトの部分に、左写真の住宅用基礎パッキンをボルトの位置に配置し、その上に防腐剤を塗り込んだ2×4木材(敷居用)を置き、専用の座金とナットで固定します。もちろん、2×4木材にはボルトを通す穴を開けています。
次に、天井部分(鴨居用)にも2×4木材を仮設置し、それを支えるために柱(2×4木材)をキッチリの長さにカットし、専用金物で固定し、壁の下準備が出来ました。
壁の下地に住宅建材の透湿防水シートをカッター(大きなホッチキス)で張ります。これで、収納庫に入る部分(扉設置場所)以外は簡易ではありまが、直接冷気等が進入しないようになりました。
扉は2×4木材と、床用の無垢材(1.5cmの厚さ)そして、断熱材も充填しますので、2×4木材の4インチ(約9cm)の厚さの扉にしました。まず、2×4木材で扉の外周部分を囲む枠を作り、床板を固定するための角材を枠内部の中央に4cm各の角材を配置し、固定します。
その角材に透湿防水シートを貼り付け、床板を根太ボンドとカクシ釘(仮固定後、釘の頭を横から叩くと頭だけが外れて釘が目立たなくなる釘)を使って角材に固定していくと、扉の片面が出来上がりました。
次は、扉の裏側に発砲系の断熱材(スタイルフォーム)をカットして角材の厚み分充填したら、反対側にも透湿防水シートを張り付けて断熱材を包む格好にしました。(地下の場合は、これで良いか分らない。上物の小屋等ではダメだと思う。)
一応、片面だけでも完成した扉を、扉設置部分に蝶番で固定して今回の作業は終了となりました。
地上から地下室内部(階段室)部分を撮影。工具と材料が散乱しております。
収納庫部分を撮影(左の棚に並んでいるカゴに、サツマイモが入っています。1個のカゴに20㎏位入っています。)
照明は工事用の仮設ライトです。左の木の模様は2×4と床用の無垢板の余りで作っている扉です。
地下室内部建設 その3
本日の作業は、地下室内部での作業性・居住性(住むわけでは無いけど)向上のため、木工事を実施しました。
地下室内部で木工事するにあたり、昨日に、雨水が進入しないようにするため、煉瓦で周囲より一段高くなるように配置しました。
また、床部分にスノコ状の床を作るための基礎を作るために、宅用基礎パッキンを半分に切った物に、モルタルで固定していました。
その固まった基礎に、防腐塗料(透明)を塗った2×4木材を並べます。これを根太にします。
次にワンバイ材を敷いていきます。
ネジ位置が直線的になるように、2×4の根太の両サイドに水糸を張って、その下にネジ穴を空ければ直線になります。また、ワンバイ材の幅が名刺と殆ど同じ幅であるから、要らない名詞に釘穴の位置を記入しておけば、簡単にネジ穴位置がでます。
板と板の間隔は、写真中央の紫色の3mmアクリル板(工作の残り)を挟んで等間隔になるようにしました。
全てのワンバイ材の固定が終われば地下室の床の完成です。
次はサツマイモ等の保管棚の作成に入ります。
こちらもワンバイ材と2×4木材でスノコ状の棚を作りました。
こちらの大きさは、横幅2.12m、奥行き45cmで、棚の間隔37cmの3段です。芋の収納には、ダイソー(100円ショップ?)で売っている315円の買い物用のカゴで収納しますので、中途半端な37cmになりました。収納可能なカゴの数は最大15個+棚下の床置きで5個の計20個です。芋の重さにすると300kg~400kg位収納する計算です。(棚の強度は大丈夫か?)各棚には私が乗って確かめましたが全体では未知数です。
棚の柱は棚の荷重を支えるため、2×4の柱に合わせれ4×4の柱と同じ大きさにして、棚の荷重を支えています。
柱は天井ギリギリまで伸ばしています。理由は、地震が発生した際に棚が転倒しないようにです。
棚に付いている時計みたいなものは、温湿度計です。初めて湿度を測定しましたが、外気温が24度の状態で、気温20度・湿度90%以上でした。
気温は階段室と貯蔵庫の分離する壁がまだ未設置なため正確には不明ですが、湿度に関しては理想的な状態です。
生活する居室として使用する場合は、最悪ですが、芋の貯蔵にはバッチリの状態です。あとは、年間を通して10度~20度位を維持できれば最高ですね。
本日は是にて作業終了。次回は階段室との分離壁の作成と階段の設置です。
地下室内部建設 その2
今度は、地下室内部を明るくするため、ペンキ塗りをしました。
まず、地下室内部に塗る防水塗料(アサヒペン)の密着強化のため、専用の油性シーラーを塗る必要がありました。ただ、油性シーラーにはシンナーが含まれているため、地下と言う密閉空間では、シンナーガスが滞留するため、サーキュレーターで排出を試み、作業を開始しましたが、やっぱり駄目でした。目が痛くなり、呼吸もきつくなったため、一旦作業を中断しました。呼吸器(消防職員が担いでいるもの)でもあれば問題は解決できるのですが、今回はそうはいかないため、水中ゴーグルを着装し、呼吸は水道の散水ホースを口で咥えて、吸気はホース内の空気を吸い、排気は鼻から出して、即席のエアライン拵えました。ちょっと無茶がありますが、この方法で今回のシーラー塗りは何とか切り抜け、乾燥するまで風呂に入って休憩していましたが、嫁さんいわく、数時間は匂いが取れてなかったみたいです。シンナーは脂溶性があるため、皮膚内の油分にでも溶け込んでたのかもしれませんね。
3時間後に確認すると、サーキュレーターのお陰、乾燥し、匂いもほとんど無くなっていたため、上塗りに入りました。上塗りの塗料は水性であるため、気兼ねなく作業ができ、夜に更に2回目の上塗りまでしました。
空間が白くなると、少しだけ広くなった感じがします。
地下室内部建設
本日は、久々のDIY作業をしました。
サツマイモ・里芋の収穫、ジャガイモの植え付け作業、玉ねぎの苗を作るための種まき等していたため、DIYはお久しぶりの状態です。
仕事内容は、地下室の内部に収穫したサツマイモや里芋を収納するための棚などを製作するために、下準備を開始しました。
本日は、地下室内部を清掃し、地下室を階段スペースと収納庫スペースに分ける壁用の基礎を10cmのコンクリートブロックを並べました。このブロックを基礎に分離壁・扉を2×4木材と断熱材等で製作します。
本日は、掃除、ブロック並べで終わりました。(写真は、ペンキ塗りの前に撮影しました。)
地下室の作り方 その8
地下室の養生・型枠離脱(作業日時:H21.2.6~H21.2.13)
翌日早朝に地下室を確認して安心しました。一応初期硬化していて、倒壊の危険が無くなった事が確認でき安心しました。
打節完了6時間経過して、後表面が少し硬化した状態で、ボロ毛布を地上に出ている部分にかけて凍結防止の養生をし、地下室内部には白熱電球40wを入れて地下室内部を加温していました。
昨日の打設で足りなかった生コンを投入し、生コンの投入(前号の写真の状態)を実施し、地下室の養生に入ります。
養生は、地下室内部に深夜電力を使って温水を計算上9立米分投入し、地上は昨夜に続き同じように毛布で保温しました。
日中気温が上昇した日には毛布をはずし、散水して、生コンの表面に発生するプラスチック割れ(急激な乾燥による収縮作用で小さなクラックが出ること)防止のため、散水して乾燥しないようにしました。
その状態で冬季の型枠存置期間と、平均気温等から参考にして型枠離脱可能になったと判断し、型枠離脱に取り掛かりました。
まず、地下室内部に貯水していた水をポンプで排水して、柱や板を外し、型枠離脱に掛りましたが、生コンの圧し掛かった型枠は上手く離脱できず、バールや鋸・電動チェンソー等で半分破壊作業で、木材や型枠などの再利用できない部材を沢山作りながらの作業になってしまいました。
その様な作業で体力使ってしまい、地上はすごい状態になってしまいました。その写真が下の写真です。
これで、地下室の工事は完了です。内部の写真は、
完成した地下内部を撮影。地下の工具を置いている右側のはみ出したコンクリート。
棚を作ったら、見えなくなるから、一応ドンマイかな?
この後、水中養生を再継続するつもりでしたが、水道代が心配で加湿器による加湿養生にしました。加湿器なら加温も湿気も与えられるため、水中養生と同じ効果が得られると判断し、変更しました。
結局、加湿養生は、1ヶ月半継続させ今に至ってます。建築にかかった費用は、工具から材料費などすべて含んで30万弱で完成したみたいです。
業者施工の場合は、地下室サイズが小さくても最低費用が300万~だそうで、1/10の費用でできたのかも知れませんね。
地下室の作り方 その7
コンクリート打設には、加振機(バイブレーター)が必要で、レンタルで貸してもらえるバイブレーターは、最長の長さ2.0mでした。コンクリートの打設時の最大深度が2.3mだから、30CM分足りません。ただ、振動がそれくらいは到達するだろうから、型枠用のバイブレーター(型枠自体を振動させる機械)は借りませんでした。
2回目の打設は、壁、天板の同時打節で行い、生コンの強度を24キロニュートンで、スランプ12で発注しました。前回より強度アップさせた理由は、壁内の狭い空間に打節するため、充填不良防止のため、若干柔らかくしました。その分の強度を補うため、24キロニュートンの生コンにアップさせました。
打節後、初期硬化が確認できたら、水中養生で1カ月間位養生します。
完全なコンクリートの箱になっているわけですから、水を約9立米入れて満水にさせ、防火水槽状態にするのです。
この工事は冬季にしていましたから、水中養生のメリットとしては、水の比熱は大きく、少量だと凍結の危険性がありますが、大量になると凍結防止硬化は高くなります。バケツの水は簡単に凍るけど、池は直ぐには凍らないのと同じです。また、水和反応も順調に進みます。
打設前の作業は、前回打設した底部のコンクリートに散水して、ウェット状態にし、ドライアウト防止の為に必要な作業です。
その後、10トンミキサー車の納入準備に入ります。納入は5立米と、1.75立米の2台お願いしました。
生コンの比重は、水の2.3倍位ですから、重さは15トン以上になります。
で、型枠は生コンの荷重に耐えれたのかと言う事ですが、無事というか、一応作業が終了しました。個人的には完成度は100点満点中50点くらいですかね。
理由は、生コン打節途中に、心配していた天井でなく、壁が一部崩壊しました。
打節作業中に『ミシ・ミシ・バキ』と音を立てて壁の底部のコンパネのつなぎ目がコンクリートの重しに耐えかねて地下室内部に向かって変形しました。
その際に約0.25立米の生コンが内部に流れ出しました。
その状態を確認するためいったん、ミキサー車の作業員に、流し込みを中断してもらい、
補強作業に着手しました。
ちょうど椎茸用に購入していた丸太の原木を数本没にして、3トン用の油圧ジャッキで
外側に押し出し、隙間を埋めて補強しました。
ちなみに、3トンのジャッキでも数センチしか押し出せず、結局そのまま固定しました。
その後打節再開。
2回目の打節は、天井のダブルの鉄筋の面一の状態の量でやめました。
あと、0.5立米足りませんが、壁の変形が心配だから今回はここで中断し、翌日に残りを投入しました。
結論として、コンクリート打節は天井より壁のほうが要注意、また、コンパネのつなぎ目が一番弱い。と言うことです。良く考えてみれば水圧は深い方が強いから、壁の底部が一番荷重がかかるのが分りますが、生コンは意外とゆるい粘土みたいに硬いから、水圧と違って壁より、天井が弱いと思ってました。
それと、型枠を外す事を考えて施工していたため、その結合部から崩壊に至った。事でした。
変形した壁は、東側は壁中央底部付近が8cm、西側は壁中央の高さ1.8m付近が3cm変形しました。
内部に進入した生コンは、バケツと移植ごて(ミニスコップ)で取れるだけ除去し、取れなかった物は、水道で軽く洗い流してノロと砂利・砂を分離させて放置しました。完成後、デッキブラシで擦れば取れる様にしました。
それ以外は倒壊していないため、見た目が悪くなった位はさしあたって地下室にはなってくれました。
地下室の作り方 その6
地下室の天井の型枠設置工事(作業日時:H21.2.1)
1/31に天井型枠の組み立てができました。
天井の型枠は、コンクリートの重さが圧し掛かった状態で分離できるようにしないといけないため、ネジの止める場所や、固定方法等を考えながら作るため結構悩みました。(結果は、荷重で分離作業時に手間取りました。)
そして、コンクリート打節時の衝撃で型枠が変形しない様に、筋交い・蜘蛛筋交いを、ワンバイ材30本で固定したため、地下の空間はさながらジャングルジム状態です。
2/2の作業で、地下室入り口部分の型枠を作って、天井部分に打設したコンクリートが地下内部に流れ込まない様にする立ち上がりを作り、換気口や照明用のスリーブ配管終わったら、型枠工事終わりです。
打節は、同じ週の木曜日(2/4)に実施しました。
地下室の作り方 その5
地下室の作り、立ち上がり鉄筋の配筋(撮影日時:H21.1.30)
地下室底部(耐圧盤)の生コンが硬化し、冬季養生期間の8日間も適宜温水を散水して、水和反応を継続できるようにしました。
養生終了後、耐圧盤の表面に浮き出たレイタンスをデッキブラシで洗い流し、ポンプアップして地上に排出しました。
また、養生期間は地下建設内部は多湿状態で管理していたため、立ち上がり用に露出させてる鉄筋に浮錆が出ているため、スーチールたわしで1本ずつ擦って除去しました。
鉄筋に多少の錆が発生した状態での建設継続は、コンクリートに入れてしまえば問題ありませんが、浮錆は除去しないと鉄筋とコンクリートが密着せず、強度低下を引き起こすため必ず除去が必要です。実際の工事では作業者不足のためされていないの現状らしいです。
それら下準備後、壁と天井の配筋を連続的に行います。ただ、耐圧板の鉄筋組に比べたら、重力に逆らいながらの作業なので、数倍時間がかかり、予想以上でした。
スリーブ配管周辺や、入口(開口部)周辺に斜め配筋の補強等して、やっと型枠作業に入れます。
鉄筋は正確に本数数えていませんでしたが、250本以上使ったみたいです。金額的には8万円くらい鉄筋だけに使いました。
型枠工事には、
①塗装コンパネ1250円×16枚=20000円
②ホワイトウッド(38・89・1820)290円×36枚=10440円
③杉の柱材90角の4m1750円×8本=14000円
④杉材(30・105・4m)1150×4本=4600円
⑤ワンバイ材 200円×30枚=6000円
工程方法は、
②の部材は、①コンパネの補強用で、使用。
①②の結合状態で地下内部に運び、全てを組み立てて、壁のみの箱状態にする。
③の柱を半分にカット、計16本にし、周囲に12本配置し、①②合体に型枠に固定する
③の残り4本を中心に均等に配置し、④の杉材で上部にパーゴラ状に全ての③と固定する。
パーゴラの上にコンパネを設置し、固定する。
⑤を内部の④にランダムに固定して筋交い状態や、蜘蛛筋交いで固定する。
以上が基本的な施工です。
下の写真は、工期途中に写真忘れて、型枠(壁)の仮設状態までで出来てしまっていた状態です。
地下室作り方 その4
地下室の作り、1回目の生コン投入(作業日時:H21.12.18)
地下室底部(耐圧盤)に生コンを投入しました。生コンは1.75立米の生コン(21キロ・ニュートン、スランプ16、骨材40)を打設しました。通常の業者では、冬季打設には、生コン強度を上げて、27キロ・ニュートン等に補正しているはずです。
理由は、硬化するのには水が必要なのですが、その化学反応には温度が高いほど早く反応するのですが、冬季は気温が低いため建設作業に必要な強度に達するのに時間がかかるため、その強度に達するまで作業を中断しないといけなくなるからです。(意外と守られていないそうです。)
しかし、今回のDIY施工の場合は、業者施工みたいに一気に工事を進めることができないので、工事継続に伴い膨大な荷重が加わるまでに時間がかかるので、補正は不要としました。
下の写真は、打節後に、雪と寒さ対策(凍結防止)のために、仮設屋根を 配置しました。
凍結すると氷の結晶ができると膨張して、コンクリート強度が一気に無くなるため絶対凍結させてはいけません。最低気温4度以下になると寒中コンクリートと言い、凍結防止策を施す必要があります。そのため、下の写真のようにビニールで冷気が入らないように塞いでます。
その内部は、サーモスタットを設置し、9度から10度を維持するように設定し、赤外線ヒーターを設置しました。
以上のようにして、冬季の養生期間8日間を最低この状態で維持します。