地下室の作り方 その5

テーマ:地下室の作り方

地下室の作り、立ち上がり鉄筋の配筋(撮影日時:H21.1.30)

 地下室底部(耐圧盤)の生コンが硬化し、冬季養生期間の8日間も適宜温水を散水して、水和反応を継続できるようにしました。

 養生終了後、耐圧盤の表面に浮き出たレイタンスをデッキブラシで洗い流し、ポンプアップして地上に排出しました。

 また、養生期間は地下建設内部は多湿状態で管理していたため、立ち上がり用に露出させてる鉄筋に浮錆が出ているため、スーチールたわしで1本ずつ擦って除去しました。

 鉄筋に多少の錆が発生した状態での建設継続は、コンクリートに入れてしまえば問題ありませんが、浮錆は除去しないと鉄筋とコンクリートが密着せず、強度低下を引き起こすため必ず除去が必要です。実際の工事では作業者不足のためされていないの現状らしいです。

 それら下準備後、壁と天井の配筋を連続的に行います。ただ、耐圧板の鉄筋組に比べたら、重力に逆らいながらの作業なので、数倍時間がかかり、予想以上でした。

 スリーブ配管周辺や、入口(開口部)周辺に斜め配筋の補強等して、やっと型枠作業に入れます。
 鉄筋は正確に本数数えていませんでしたが、250本以上使ったみたいです。金額的には8万円くらい鉄筋だけに使いました。 

 

型枠工事には、

①塗装コンパネ1250円×16枚=20000円
②ホワイトウッド(38・89・1820)290円×36枚=10440円
③杉の柱材90角の4m1750円×8本=14000円
④杉材(30・105・4m)1150×4本=4600円 
⑤ワンバイ材 200円×30枚=6000円 

工程方法は、
②の部材は、①コンパネの補強用で、使用。
①②の結合状態で地下内部に運び、全てを組み立てて、壁のみの箱状態にする。
③の柱を半分にカット、計16本にし、周囲に12本配置し、①②合体に型枠に固定する
③の残り4本を中心に均等に配置し、④の杉材で上部にパーゴラ状に全ての③と固定する。
パーゴラの上にコンパネを設置し、固定する。 
⑤を内部の④にランダムに固定して筋交い状態や、蜘蛛筋交いで固定する。 

以上が基本的な施工です。

下の写真は、工期途中に写真忘れて、型枠(壁)の仮設状態までで出来てしまっていた状態です。

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