バラの体のメンテナンス③
こんばんは
宮﨑です)^o^(
今回も涼しいお庭の写真を
夏はやっぱホワイトとグリーンに限ります。
ネグンドカエデは日当たり良すぎても色が悪くなるので
半日日陰くらいが写真みたいに一番綺麗な色出ますねぇ!(^^)!
足元も涼しげなんですよ~
芝の中から星屑のように白い点々見えますぅ
ブログでもよく紹介されている
「リピア」さんです(#^.^#)
ツルのように伸びては根付き
まるでカーペットのように広がります
でも最初は一度伸びすぎてワサワサするので、いっぱい足で踏んで
それでもはみ出した所は剪定バサミでバッサリ
そしたらギュウギュウに詰まった感じで完全なカーペット状態になりますよ(#^.^#)
芝のメンテがもう嫌になっちゃった方や雑草でお困りの方
「リピア」は、土質もあまり選ばず、雑草も抑えてくれるし
一番うれしいのが、ほぼメンテ不要なのでオススメですよぉ
なんて良いグランドカバーなんでしょう)^o^(
さてさて、今日は「バラの体のメンテナンスの3回目」最終回で~す
前回は、水やりの事について言いましたね(^^♪
水やりも工夫次第では、植物の成長が桁違いに変わるので
なかなかおもしろいですよ。お試しあれ
では、本題
植物の顏(土より上の茎・葉・花の部分)を綺麗にしようと思ったら
やっぱ体(根)を丈夫にしてあげないと
なかなかうまく成長してくれませんね。
しょっちゅうじゃなくて大丈夫なので
剪定や肥料やりの時の後に
ついでに・・・土と根をメンテナンスすると
顏がとっても良くなりますよ)^o^(
では、いつも僕がお客様のお家でしている土・根メンテナンスをご紹介しま~す
まず用意するものは・・・
左から
「バイオポスト」(土壌改良剤)
「バイオゴールドセレクション薔薇」(肥料)
「バラの土」 オカモトガーデン仕様
「お馬の堆肥」
それと
小さな鍬(これとっても重宝します)
ではSTART(^_^)v
まずは株の周りを鍬で耕していきます。
だいたい株元は5~10㎝くらい
株のまわりで15~20㎝くらい
これをしながら根の健康チェックしちゃいます
掘るとすぐ白い根が出てきたら健康
根があまり無ければ不健康な状態かと思います。
根がない場合は10㎝くらいまでで、浅く耕してください。
その場合は、 貴重な根なのでそっとしておく方がいいです。
根が健康な場合は
すぐ下に根があるので、その場合は
鍬で白い根をガリガリ切っちゃいます
なんでこんな事をするかって
上の枝も剪定して整えるでしょ。
それと同じように根も剪定することが意外と大事なんですね
バラは、一番太陽に近い枝に優先的に栄養を送ります。
高い枝と短い枝が混合すると
高い枝だけ芽吹きが良くって
短い枝は芽吹きが悪く
成長がアンバランスになりがち・・・
ですから
剪定は枝をできるだけ同じ高さに揃える事で
全ての枝が等分に栄養が送られ
バランス良く育つようになります。
それと似ていて
根は一番長いものが優先的に働きます。
一本だけ長い場合は
長い根だけ頑張って働いて
その他の根は働かずサボるようになるんです。
せっかくたくさんの根があるのに
そうなっちゃったらもったないですね
うまく育たない時は、こういう理由も実はあったりするんです)^o^(
だから、根をガリガリ切る事は
根を等分にして
全ての根が働くようにする意味もあるんです。
もう一つは
白い根は毛細血管みたいなもんなので、切ってもすぐに再生します。
根を切ることで、
バラは元に戻そうと頑張って必死で再生しようとします。
その再生する時に、新しい白い根がたくさん伸びるんですね
そして、新しい根が伸びることで、新芽が勢いよく伸びるようになるんです
わかります(#^.^#)
「根を切る事で、新芽がたくさん出せるんです!」
さあそれでは作業に戻りますね(^^♪
耕した所に
まず土壌改良剤「バイオポスト」を一握り入れます
バイオポストは、この粉自体が土壌菌で
善玉菌(良い働きをする菌)を増やし
悪玉菌を減らしていきます。
なんかビフィズス菌みたいって言ったらわかりやすいですかね!(^^)!
土をホクホクにして、肥料の分解を促進させ
バラの肥料の吸収をとても良くしてくれます
(普通の寄せ植えなどの植替え時、土を捨てなくても
これを入れるだけで改良できるので良いアイテムなんですよ)
そして
競馬で御存じJRAの馬フンと一緒に入れちゃいます
馬糞は、牛ふんと違ってサラサラでしょ(^_^)v
土がホコホコになると同時に
とっても空気の通りが良くなって、根がたくさん酸素を吸えるようになります。
最後は、バラの土も一緒に混ぜま~す)^o^(
いろんな大きさの粒がいっぱい入ってる土なので
バラには最適ですねぇ(*^_^*)
この土の良い所は
赤玉土が小粒も中粒もふんだんに使われていること
中粒の粗めがあると、土の中に空間が出来て
そこに空気が入り込みやすいので
いつでも新鮮な酸素が吸えるんです!(^^)!
赤玉土ってね・・・植物に必要な水分や栄養分を吸いこみ、吸いこめなかった余分な水分は
流してくれます。そして、植物がのどが渇いたり、お腹減ったりした時は、赤玉土の中に含まれた水や栄養
分があるので、いつでも食べられる状態に保ってくれるんです。とっても良い土でしょ(^o^)/
*ただし・・・安い粗悪な赤玉土は、簡単に崩れてただの泥になりやすく、排水性が著しく悪くなるので気を付けてくださいね(^-^)
(ちなみにオカモトガーデンのバラの土は
排水性と保水性が両立しているし
ふんだんに赤玉や根腐れ防止のゼオライトも入っていて
めちゃんこ良いです
¥780だから、安いしね)
余談が長くなりすぎてごめんなさい(>_<)
つづき・・・
バイオポスト・・・一握り
馬糞・・・一握り
バラの土・・・二握り
まぜまぜ
良い感じに混ざりあいました。
最後もう一度馬糞を軽くかけて
なじむ程度に軽めに混ぜわせます。
そして・・・・完成
いい色してるでしょ(^^♪最高にフカフカの土が出来上がりました
最後は
バイオゴールド薔薇用の肥料を
株のまわりに上からまくだけ
これで
作業終了
だいたい一株につき5分くらいなので
やってみると結構楽なメンテナンスでしょ(^o^)/
この一連の作業のことを
中耕(ちゅうこう)
って言います。
この作業は地味ですけど
バラの体のメンテナンスで
一番大切な作業なんです。
根の健康チェックができたし
根も切ることができたし
土壌改良もできたし
水の通りも良くなるし
肥料の行きわたりも良くなるし
空気の通りも良くなるし
もう良い事づくめ
これを、ワンシーズンに1回
時間ある方は1ヵ月に1回でもすると
生育がどんどん良くなるはず
中耕は植物をよく育てるための一番大事なポイントかもしれないですねぇ(^-^)
ちなみに下の写真のアイテムがなくても大丈夫(^^♪
あくまでこれはオススメなだけですから
水持ちの良い土なら→赤玉土(中粒)をすきこむとGOOD!
水はけの良い土なら→腐葉土やバーク堆肥をすきこむとGOOD!
この程度だけでも十分よくなりますから大丈夫ですよ(^o^)/
鉢栽培の場合は、支柱で何か所か下まで穴を開けてから
今度は5~10㎝くらいの深さを
つっつきながらガリガリかき混ぜる
これも立派な中耕作業です。
ぜひ一度やってみてください(^-^)
「枝の剪定」と「中耕」はぜひSETで
すると、お得なこといっぱいです(^o^)/
ぜひお試しあれ
7月はバラのメンテのことをいろいろ書きましたが
初心者の方やお忙しい方は
「こんなにできないよぉ・・・」
「バラってたいへ~ん」
って思われたんじゃないでしょうか
大丈夫ですよ(*^_^*)
今回言ったことは
よりBESTなお世話の仕方を紹介しただけなんです
だから絶対しなくちゃいけない訳ではありません(^O^)
よりバラを美しく立派に咲かせるには、いろいろな方法があるんだなぁ
ってだけ思っていただくだけで十分です。
いつか必要な時に、参考にしていただければうれしい
と思って書きました(^-^)
さあみなさん
秋バラを待ち望みながら
時間空いた時に
ちょろっとで良いから
バラを見て声かけてあげてください(^O^)
それだけでも全然成長の仕方変わりますから
これ・・・本当ですよ
でも・・・人間が夏バテしないように
ほどほどにバラのお世話してあげてくださいねぇ(笑)
お時間ない方は
お水だけでも良いですから
無理しないことが大切・・・
夏に無理しすぎた方はバラ嫌いになっちゃいますから本当に
どうしても無理な時はいつでも僕に相談してください
相談してなんとかなる訳やないかもしれないけど・・・
心のゆとりは持てるはずやからね(笑)
あとは、神経質になり過ぎないこと
これも意外と大事
バラは病気や虫でいろんなことありますけど
結構強いので
よほどでないと枯れることはありません(^^♪
大丈夫です。
神経質になると、バラのひとつひとつの現象で
「どうなんやろ?」「大丈夫かなあ?」
って心が動かされすぎて
疲れちゃうことがよくあります。
バラより人間が疲れることの方が危険なので(笑)
「枯れたときは枯れた時やわ~(●^o^●)」
ってな大きな気持ちが大切ですね
最低ラインの危険信号だけ言っておきましょう(笑)
①葉がない!(見るたびに葉がなくなってきてる)
②枝が茶色~黄色になって上からどんどん枯れてきている!
これに当てはまらなければ、大丈夫です(^^♪
それでは 今日はこのへんで
宮崎でした