<前    1  |  2  

池作り13日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)
 13日目(実際の作業日H22.3.27)

 本日は昨日に引き続き、配管に穴を開ける作業の続きからです。

 穴あき配管用に必要な本数が確保できたら、配管の結合を実施していきます。

 写真の場所は、上流部(奥)と中流部(手前)の配管を撮影しています。上流部用は上流部分の配管のみ穴を開け、それ以外は穴なしの配管でポンプ設置槽まで持っていき、上流部の水位の数ミリ下まで配管を立ち上げます。

 サイホンの原理で、水位は同じ高さまで上がろうとするため、池の砂の下に浸透した水は、穴あき配管から入って、ポンプの所にチョロチョロ流れ出てくるわけです。同じく中流も同様に配置します。下流の水位は、ポンプ槽と同じため、立ち上げはしません。

ikezukuri012

 暗渠排水パイプの設置が完了したら、上流と中流を分ける分離壁の作製です。

ikezukuri013

 分離壁には3:1のモルタルを流し込み、鉄筋の代りにメッシュ筋(太い針金サイズの簡易鉄筋)を入れています。

 モルタルを設計の高さまで流し込んだら、その上部に自然石を押し込み、石の周囲のモルタルを隠すため、砂のみをモルタルの上にふりかけて、モルタルが硬化した際に張り付くことを期待して軽く押えました。その状態が下の写真です。

ikezukuri014

 本日はこの状態で硬化を待っています。あと二つの分離壁は、今回の完成状況でどのように制作するか考えるため、ここで13日目を終了しました。

庭ブロ+(プラス)はこちら

池作り10・11・12日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)

10日目(実際の作業日H22.3.20)

11日目(実際の作業日H22.3.22)

12日目(実際の作業日H22.3.26)

 10日目は、防水塗料上塗り2度目の塗装作業をしました。

 11日目は、防水塗料仕上げ塗り3度目の塗装作業をしました。また、余っていたまさ土0.5立米に腐葉土(バーク堆肥)を混ぜ込み、樹木を植える部分に盛り上げて、カエデとクヌギの苗木を植樹しました。あまりにも小さすぎて写真には写りませんでした。

 クヌギの苗は、山からドングリを見つけてきて、撒いたのから生えた苗(実生苗)です。

 下の写真の赤丸の中心がクヌギ、黄色がカエデです。

 12日目は、池の外周部を埋めるために必要なまさ土が不足したため、1㎥駐車場の搬入していただきました。価格は2㎥で1万円でしたが、1㎥だと7000円です。運搬費に空積割増がプラスされるからです。

 池内部に設計図を実寸大に記入して、レイアウトの確認をしました。その後、駐車場のまさ土をいったん池周辺に搬送し腐葉土を耕運機で混ぜて盛っています。

 池内部の暗渠排水パイプ代りにするための水道パイプ(16mm)に、ドリルで小さな穴をたくさんあけていたら、日が暮れてしまいました。続きは明日です。

ikezukuri011

池作り9日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)

9日目(実際の作業日H22.3.18)

 今日は池の内部に防水ペンキを塗って、さらなる防水処置をします。

 近所のホームセンターには、池専用塗料が置いていなかったため、アサヒペン水生2液型エポキシ強力防水塗料にしました。最後の防水は、この塗料に託しました。

 専用シーラーをまず1回塗り、その3時間後位して仕上げ用の塗料で塗装1回目を実施しました。

 後日に2回目の仕上げ塗りを実施します。塗料の色も最初の予定では灰色にする予定でしたが、灰色だと塗り残しがあった場合には発見しにくいため、敢えてコンクリートの色と真逆のライトグリーンに変更しました。

 

              シーラー塗りの状態         1回目の上塗りの状態

ikezukuri010

池作り8日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)

8日目(実際の作業日H22.3.14)

 水中養生で期間8日間(冬季の型枠存置期間)を経過したので、型枠を離脱して、デッキブラシとタワシで表面に残っているレイタンス(ノロ)を除去しました。

 レイタンスが残っていると、次の作業で使用する防水モルタルが密着不良を起こしやすいので、除去したほうがいいそうです。また、型枠離脱時に型枠から余分なコンクリートの粉が沢山落ち、防水モルタルも塗りにくくなるので、掃除しました。

 その後、体積比で砂:セメント粉を3:1で混ぜ、防水用モルタル混和剤のマノールを4~5%分混和し、シッカリ捏ねました。

 丁度よい硬さに練り上げたら、池内部に厚さ1cm弱で塗りました。私の場合は、鉄製の普通の鏝(安い鏝セットの分)より、ステンレス製のシナリが出る鏝のほうが塗りやすかったです。

ikezukuri009

鉄製だと上手く壁に付着しませんでした。一方ステンレス製だと綺麗に引っ付いてくれました。

素人は力加減の加え方が上手くいかないみたいで、ステンレスのシナリが上手く逃がして、綺麗に付着してくれるのかもしれません。

 翌朝には、防水用モルタルが初期硬化している事ですから、灰汁抜き開始です。あく抜き剤等の薬は一切使用しません。

池作り7日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)

7日目(実際の作業日H22.3.7)

 下の写真は、水中養生を実施している状況です。

ikezukuri008

 コンクリート内に混ぜてるセメントは、水と化学反応して硬化していきます。その硬化の化学反応は、水和反応(水と化学反応する現象)が続く限り数十年にわたって硬化し続けます。硬化は、最初の1カ月ぐらいで本来発揮できる硬化値の80%位に一気に硬化しますが、その後はゆっくり硬化していきます。そのためには、生コンが初期硬化(軽く叩いたり、触っても変形しない位の硬化)が確認できたら、水和反応が障害なく継続できるように、水中養生をします。

 この型枠(浸水)の状態で数日置き、型枠離脱後に防水モルタルを表面に塗り、灰汁抜き(コンクリートのアルカリ成分)を実施後に防水塗料を塗ってから、小川(流水池)の形成にはいります。

 Pコンセパレーターの代わりに使用した2×4木材で吊っていたため、打節時に綺麗に鏝押さえができませんでした。さしあたって、鉄筋の被り厚の確保が出来て、水漏れしなければOKと判断して、ある程度ウネリが出ています。最終的に砂利や砂でコンクリートの壁・床は隠すためアバウトもOKとしています。

池作り6日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)

6日目(実際の作業日H22.3.6)

 二度打ちの予定でしたが、生コン車の配送料が二回に分けると、高くなってしまったため、Pコンセパレーターの代わりに、木材で中吊り状態で打設できるように型枠を設置しました。

 これにて、底部と立ち上がり部を一発打ちができるように一応なりました。ikezukuri007

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、生コン打設前の型枠固定状態。この数時間後に生コンを打設しました。

池作り5日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)

5日目(実際の作業日H22.3.4)

 立ち上がりの配筋と、コーナー(カーブ部分)の補強です。

 写真では見えにくいですが、赤丸印のある部分に斜め配筋しています。

ikezukuri004

 形が変形していると、地震等の外力が加わった時に、変形部分捻じれが発生し、その部分に力が集まるために、クラック等が入りやすくなるために、力を分散させる斜め配筋をしています。(写真に写っていない部分にも施工しています。)

 写真の鉄筋に丸いレンコンの輪切りみたいなものが付いていますが、立ち上がり用のスペンサーで、底部には、底部用のスペンサーを配置しています。

 スペンサーは鉄筋をコンクリートの中央に固定するための補助具です。鉄筋は、アルカリ性のコンクリートの中にある限り酸化(錆)しませんが、二酸化炭素によって10年で1cmのスピードでコンクリートが中性(中和)されるそうです。鉄筋の周辺まで中性化すると、鉄筋が錆始めるため、鉄筋コンクリートの対応年数が切れたことになります。だから、中央に鉄筋を配置することが重要なのです。ちなみに、スペンサーは樹脂製だったり、モルタル製だったり錆が発生しないもので作ってあります。

ikezukuri005

  完成後に教えてもらった事ですが、立ち上がりのスペンサーは、横の配置でなく、縦の配置だそうです。横だと生コンを投入する際に、スペンサーに砂利などの大きな骨材が引っかかり、ジャンカと呼ばれる充填不良箇所が発生しやすくなるそうで、生コン打設最中にに上から流し込むと引っかかりそうで、横から流し込んで注意していたため、重大なジャンカが発生しなかったため良かったです。

  鉄筋の配筋後、排水パイプ(オーバーフロー)配管を設置し、内部型枠を作りました。

 内部型枠は、仮設状態で、一切固定はしていません。当初は一度に打節する予定でしたが、Pコンセパレーターなどを使用しないで打節することにしたため、まず底部打節後、2時間位置いてから立ち上がり用の内部型枠を配置して底部がまだ半生状態で打節するように変更しました。(結局、Pコンセパレーターは使用しませんでしたが、2×4木材等で、Pコンセパレーター代わりに代用しました。)

池作り4日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)

4日目(実際の作業日H22.3.1)

池の底部のみの鉄筋くみが終了しました。残された鉄筋は立ち上がりの鉄筋になります。

ikezukuri003

池作り3日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)

3日目(実際の作業日H22.2.27)

 鉄筋をさらに固定し、池底部部分の鉄筋は、後数本残し、固定がほぼ終わりました。

 地下室ある部分周辺の立ち上がり鉄筋が長い理由は、地下室上にDIY小屋を建てる為の基礎の立ち上がりにするためです。

 地下室建設時に小屋用の基礎を作らなかった理由は、同時に基礎を建設すると、建築申請を不要にするための、10平米未満を超えるからです。ただ、10平米未満の増築なら、また建築申請不要で作ることが可能になるからです。

建築申請不要の条件は、建設地域が準防火地域や防火地域でなく、建設予定敷地内に建築申請済みの構造物が存在しており、建設予定工作物が建蔽率・容積率をオーバーすることない範囲内の増築や改築で、その構造物が10平米未満であるなら、建築申請が不要になるそうです。ただ、構造物の強度や敷地境界線からのセットバック距離などの法令が満たされていない場合は、申請不要でも違法建築物扱いになります。

ikezukuri002

池作り1日目、2日目

テーマ:池の作り方(ビオトープ・小川・流水池)

1日目(実際の作業日H22.2.25)

 写真はありませんが、、地面に10cm削り、外周部に型枠を設置しました。

 その後に、春(気温が上昇)になると庭木の移植によって、枯れる可能性があるため、まさ土バーク堆肥などを混ぜた土を盛り土し、植栽スペースに野鳥が食べる用(オコボレは人間も分けてもらう)のサクランボ・すもも・白桃・ブルーベリー・グミを移植しました。

 地面10cm位下には、住宅建設時の地盤があり、建設業者が重機を使用する場所として、バラス(砂利)で固めた地盤が既にあったため、地固め作業を不要としました。

 池建設前に地下建設しましたが、その時に池予定部分に暗渠排水パイプを設置し、地下室底部部分には、流水池のポンプアップした水の配水用の水道パイプも設置済みです。

 

2日目(実際の作業日H22.2.26)

 下の写真は2日目の終了時点の写真ですが、奥から鉄筋を組み、固定しています。

 鉄筋は、異型鉄筋10Dを使用して、20cmメッシュ状に作っていきます。

写真は右側の黒い四角の穴は、約3年掛って手掘りし、鉄筋を配置してDIYした地下室の入口です。内部面積は4.4平米です。ikezukuri001

<前    1  |  2