「同治」と「対治」☆

テーマ:ちょっといい言葉

久し振りに「ちょっといい言葉」のテーマでクローバー

以前読んだ五木寛之さんの本に書いてあった言葉です本

五木さんの本とは高校生の時に「青春の門」とか「さらばモスクワ愚連隊」などを読んだのがきっかけで、とっても好きな小説家の一人です。

昨今、五木さんは仏教関連の出版物が多いような気がします(近づいてきたかなぁ~?!・笑) たしかそんな一連の本の一冊の中で出逢った言葉。

「同治」と「対治」(どうじ たいじ)

やはり、仏教語らしいのですが「同治」とは漢字のとおり「同じくして治す」。「対治」とは「対して治す」ということで、解りやすく言えば風邪を引いて熱が出た時に冷やして熱を下げようとするのが「対治」。反対に体を温かくして汗を出して熱を下げることを「同治」という感じでしょうか。つまり、人間が本来持っている回復する力、治癒力を信じて治すことのようです。

現代の医学における西洋医学は正に「対治」で、漢方薬や針灸などの東洋医学は「同治」の観点からの医学のように思います。

きっと「心」も同じで、疲れきった人や悩んでいる人に「もっと頑張れ!」と言うのか「辛かったねぇ、大変だったねぇ」と相手の気持ちに寄り添ってあげるか。

どちらが良いというより相手や治そうとするものの状況や状態を良く見てあげることが大事なことでもありますが。

なかなか、難しいことだと思いますが便利なようで大変な時代、「対治」が主力になっているように感じるのは「わたす」の稚拙な感覚かもしれませんが心を同じくして寄り添ってあげることで相手の治癒力を引き出せてあげれたら素敵なことかなと思ったりするわけです星

なんか最近バタバタが続いていたのですが出勤途中に朝焼け見ながらこんなことをちょっと思った「わたす」で~すかえる

(お~っ、ギャグナシで終われた。。。。。。。笑♪)

 

 

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