こんにちは。お越しいただき、ありがとうございます。
ここには、公園での作業日誌を書いています。

「ぶらり庭歩き」は、 Big Tree Garden のホームページでご案内しています。
ホームページへは右のバナーをクリックしてお入りください。

モンクロシャチホコ

テーマ:ブログ
さて、8月28日のブログで、今年はアメリカシロヒトリが多いような気がすると書きました。案の定、あれから園路のフン害は日に日に悪化して、あの日水で洗い流した所は、9月8日に再び、今度は高圧洗浄機を使って洗い流す羽目になりました。緩やかな坂道なので滑りやすくて危険なのと、見た目にも汚らしい感じが、いよいよ否めなくなったからです。

園内を歩くと、サクラの木は丸裸にされているもの多数です。妙に陽射しが良く、この辺り明るいなぁ、と思って見上げると、サクラの葉が全部食われて、枝しか残っていません。下を見ると、園路がフンで赤く染まっている。それがあたり一帯、延々と続いて、広がって行きます。

作業中に来園者から、今年は毛虫が多いですよねぇ、と声を掛けられました。昨年植えたばかりのヒメリンゴが丸裸にされていて、驚いて写真を撮ろうとファインダーを覗くと、毛虫がたくさん付いていました。ああ、これもか。サクラの大木を食い尽くして、遂には、こんな幼木まで…。この時ばかりは痛々しくて、さすがに毛虫が憎たらしく思えました。そして、トイレの清掃業者からは、あるトイレに毛虫がウジャウジャ入り込んで掃除が大変だという報告が。それから、遂に、毛虫をなんとかしろ、駆除してほしいとの苦情。

そんなこんなが続いているうちに、この毛虫はアメリカシロヒトリではなく、モンクロシャチホコだということが分かって来ました。人の話によると、サクラの葉を暴食するのは、どうやらアメリカシロヒトリではなく、モンクロシャチホコだということです。アメリカシロヒトリは毛が白く、モンクロシャチホコは毛が黒い。モンクロシャチホコはアメリカシロヒトリより身体が一回り大きく、そのため暴食も激しく、フンも多いのだそうです。

そうだったのか。ずっとアメリカシロヒトリだと思っていたのが、実は違ったんだぁ。ということで、インターネットでモンクロシャチホコを調べてみたら、やはりずっとアメリカシロヒトリの害だと思っていたという人が多数いることがわかりました。私だけではなかったんですね。

さらには、モンクロシャチホコは桜毛虫と呼ばれていること。そして、昆虫料理研究家はじめ多くの人が、モンクロシャチホコをとても美味しい、と伝えていることもわかりました。やはり桜の香りがすごく良いらしく、味も旨味があって、とてもオススメなのだそうです。かなり美味しいらしいので、そのうち普通に「桜毛虫」を食べる日がやってくるかもしれません。少なくとも、何かの理由で食糧難に陥った時の重要なタンパク源として、覚えておいた方がいいかもしれませんね。うひゃ〜、気持ち悪い!
庭ブロ+(プラス)はこちら

コメント

  1. 2014/09/12 09:44
    おはようございます!”

    コメントありがとうございました!”

    そうなんですか~ 米沢のご出身なんですね!!”

    私は山形市で暮らしていますが 置賜出身なんですよ!”

    宜しくお願い致します!”
  2. 2014/09/14 07:25
    >山形のにーのさん
    そうですか、置賜出身でしたか。ますます近いですねぇ。
    私の姉は、ずっと山形に住んでいます。それで、時々、山形に行きます。でも、山形の芋煮会に参加したことないです。タイミングがあわなくて。
    10月の日曜に行かないと、ですよね。

トラックバック

この記事のトラックバック URL :
http://blog.niwablo.jp/bigtreegarden/trackback/182416