リハビリの日々

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先日、退院後2回目のリハビリ通院日、晴れたので駅まで歩いて、そこから病院行きのバスに乗ることにしました。駅まで普段は徒歩12分、しかしこの足なので、当然、早めに家を出ました。早めに出て、早く着いたら、駅前で時間調整すればいいじゃん。何しろバスは1時間に1本。逃すわけにはいかないのでね。

歩きながら、いやあ、やっぱり大変だわ〜、外を歩くのは室内を歩くのとは全然違うな〜、覚悟してたけどシンドイわ〜、ま、でも、大丈夫、時間はたっぷりある、ゆっくりで大丈夫だよ〜、これ自体がリハビリなんだからね〜、焦らないで〜、などと自分で自分を励まし続けました。

ところが、途中から、まさかバスに間に合わないなんてことないよなぁ、と心配になってきました。時々時計を見てみると、時計の針はどんどん進むのに、私の歩みは遅々として進まず。あれれ、これって、ちょっと急いだ方がいいかも。でも、急ぐって、どうやって?

結局、駅まで40分かかり、バスは目の前で出発していきました。ボー然。間に合わなかった…。ここからタクシーかよ〜、今日もタクシーかよ〜。

こんなに時間がかかるなんて、想定外でした。まだまだ甘かった。駅まで1時間ぐらいと覚悟しなくちゃだな。こんなことでは、復職なんて夢のまた夢。通勤だけでバテてしまうぞ。

ある意味、やっと本当のリハビリが始まったとも言えますね。右足はもちろん一歩ごとに痛いし、左足も負担や運動不足でシンドイし。手の平は、松葉杖ダコができて、松葉杖をつくたび痛くて、悲鳴をあげたくなります。早く松葉杖を手放すには、結局リハビリあるのみ。歩いて歩いて、右足の痛みを取っていくしかないということですね。

孤独な闘いが続きます。でも、大丈夫、今まで、この手の骨折が遂に治らなかった、なんて話は聞いたことがないのだから。多少の早い遅いはあっても、皆いつの間にか治って社会復帰してきた。そして、そんなことがあったことすら、もう思い出さなくなってしまう。そんなふうに言い聞かせて、今日も前向きに進みましょう。
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退院しました

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3月12日、退院しました。実に、55日間にわたる長い入院でした。

まずは日常生活の訓練です。退院の荷物を片付けながら、家の中の要所要所に椅子を配置してもらって、これで取りあえずはやっていけるかな、という体制を整えました。退院直前に、右足に体重の3分の2をかけられるようになって、松葉杖1本で歩く練習をしました。これで右手が空き、物を持って歩けるようになりました。もし松葉杖2本のままだったら、コーヒーカップ一つ持てず、家にいてもほとんど何もできなかったという空恐ろしい話です。病院では三食上げ膳据え膳、何かを持たなきゃいけない時は車椅子でしたからね。

しかし、食料品や日用品の買い物などは当然まだまだ無理で、ネットスーパーに登録して、配達してもらうことにしました。退院日の夕方に、早速たくさんの野菜や肉や魚が届いたのですが、これ、本当に便利です。足が治っても、ずっと利用することになりそうな予感。ケガや病気で出歩けない人や、老人世帯、働く主婦主夫、超多忙な人など、これで助けられる人はたくさんいるでしょうね。なにしろ、普通にスーパーに並んでいるものをネットで選んで、その日か翌日の指定の時間に届けてもらえます。注文は23時間OKなので、深夜でも早朝でも昼休みでも電車の中でも、手が空いたときにチャチャっと出来ちゃうんですよね。ホント便利な世の中になりました。もともと水やお米はネットで買って届けてもらっていましたが、ヒョンな事から、遂に何もかもネットで買うことになりました。

14日は退院後初の通院日。雨。いや、だから雨の日は危ないから外出しないって言ってるのに。しかし、担当医が今週は月曜午後しか外来診察日がないって言ってたから、しょうがない、行かなきゃ。で、結局タクシー。それでも、充分に疲れました。何しろ、何をするにも倍の時間がかかります。早過ぎるほど早めに出かける準備を始めたのに、お迎えのタクシーに辿り着いたのは約束時間の1分後。早めに玄関口に出て待っていようと思ってたのに、ギリギリになるなんてね。とにかく、急ぐとか慌てるとか、危ないのよ。厳禁なのよ。それでまた転んだりしたら元の木阿弥ですから。で、雨で随所で松葉杖滑るし、ホント怖かった。

こんな時は、人の情けが身に沁みます。こんな経験して、私はきっとこれから、人の痛みのわかる優しい人間になると思います。困っている人がいたら、サッと手を差し伸べる人になると思います。じゃじゃーん。そんなことを思う今日この頃です。いや、別に今までだって、それほどヒドイ人間ではなかったんだろうけどさ。

もうすぐ退院

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さてと、今週土曜日、3月12日に退院します。やっとですね〜。長かったです。

でも、これだけ長く入院していると、なんだかここを離れがたいというか、寂しい気もしてくるから不思議です。それと、世間に復帰するのが、ちょっと怖い気がします。世間には危険がいっぱい! 何しろ、一瞬の不注意からこんな“おおごと”になってしまったので、恐怖心が育って、臆病になってしまっているのです。

毎日何ごともなく、無事に生きていることが、ホントに不思議に思えてきます。そして、失って初めて、健康や平凡な日々のありがたさがわかりました。なんというか、気をつけなくっちゃな、そういう思いです。

退院後はしばらく自宅療養、まずは日常生活の練習です。食事の準備をしたり、買い物に行ったり、通院はバスに乗らなきゃならないし、そのうち電車に乗ったり、人混みを歩いたり、そんな練習もしなくちゃいけませんね。仕事復帰は4月中旬予定。結局、全治3カ月ということですね。それでも、しばらくは事務仕事だけです。舗装してない所を歩くのは、まだまだ無理じゃないかな。それに、通勤だけでかなりバテそうだし。

今は松葉杖を使って、右足に体重をかける練習をしています。この松葉杖が1本になって、普通の杖になって、なしになって、いくのだそうです。夏頃には、普通に飛び回れるようになるのでしょうか。

はあ、いずれにしろ、先は長いな…