若葉
樹木の枝に茂る若葉がとても可愛らしく感じる季節です。
最近完工したお客様のアプローチに2mのエゴノキを植えました。
その若葉の芽吹く姿に強い生命力を感じます。
4月は新たな出発の月でもあります。
生活環境ががらりと変わり、不安と期待感が日々生活の中で生まれ、
同じ生活が続くのであればこの機会に気持ちをリセット。
春、新居にて新しい生活を始められるご家族にとってのこの1年は
きっと想い出深いものになることでしょう。
1年後、若葉を見ればその頃を思い出します。
ギャップ
◆寒い冬が終わり春の到来。
立山連峰は遠目に見てもまだ雪が十分ある様子です。
山々に積もった雪どけ水が時間をかけ河川を下り、富山湾に流れ込む。
そして海の恵みとなります。
自然の雄大なサイクルが動き始める季節だなと実感できます。
今年の寒さはけっこう長びきましたから、春の陽気が本当に有難く思えます。
打合せや現場での住宅地で目にするのはサクラの淡いピンク。
梅の赤や白。
またコブシやモクレンの大きな花弁の白色も迫力あります。
◆サクラの魅力を改めて考えてみると
幹には黒々とした質感の風格がありますし、
花はそれとはまったく違う上品な風格があります。
その幹と花のギャップと、わずかな時間で散ってしまう姿に惹かれるんだと思います。
今年はまだサクラの下を歩いていません。
お庭やエクステリアの魅力もそうだと思います。
ガラスブロックのカラフルで柔らかい表情やピンコロ石の黒くて固い重量感。
柔らかさと固さのギャップです。
あとはお家の外壁面の質感や色とのバランスであったりします。
そんな素材のギャップが際立つアプローチがもうじき完成します。
イタリアンガラスブロック
ガラスブロックによるグラデーションの表現は
お施主様のグットアイデアです。
ピンコロ黒
進化する素材
◆4月だというのにどこか冬がぬけきらない外の気配。
赤や白の花を咲かせた梅の木を見つけて春であることを実感しています。
季節を何で感じるかは人それぞれですが
展示場にある樹木の枝から芽吹く姿を見つけるとそう感じますし、
朝顔を洗う時の水の冷たさもそうです。
目で見たり肌で感じたり、香りなんかもそうです。
五感というやつです。
お庭で使われる資材にも、人が五感で感じることに考慮した製品があります。
今までは見た目の美しさや面白さをポイントとしたブロックやレンガが
多かった気がしますが、それに触り心地が加わる。
つい触れたくなるような質感を持った、ひとつの舗装材が
最近とても気になりました。
「ユニソン」といメーカーさんより、今年新発売した舗装材「ベガス」。
下はカットサンプルですが、
3種類のカラーバリーションが用意されています。
実際のサイズは400mm×400mm。
テラスや階段の舗装として活用できそうです。
カタログを見て頂ければその特長がわかります。
素足で居たくなる…
そんな外の空間にもってこいかもしれません。
スウェードをなでているような、柔らかな感触にちかいかもしれませんね。
◆話は変わり、最近CATVで「おくりびと」という日本映画を観ました。
2008年に上映した映画でしたが、
たいへん感動し、笑い、涙して最後まで観ました。
今までに観た日本映画の中で一番かもしれません。本当にお薦めです。
また映画ロケ地が被災地のひとつ、山形県ということで
映る街や川の景色に複雑な思いもしました。
心が大きく揺さぶられる、本当にすばらしい作品です。