<前    1  |  2  |  3  

山下保博の土をコンセプトにしたドリームハウスとは

テーマ:山下保博|土の家

現代の家づくり


最近では、家づくりにこだわりを持つ方が増えています。特にインテリアやエクステリアなどにさまざまな工夫が見られます。家を建てるオーナーサイドはもちろん、家づくりのプロも企画、設計、施工まで、顧客が満足できるアイデアを提案してくれます。木材の特性を生かした木の家や地震災害に強い鉄筋コンクリートの家が主流になっています。ハウスメーカーは、湿度対策や地震、台風などの災害対策を基本コンセプトにした建売住宅を販売するようになりました。

土プロジェクトと山下保博氏


自然素材の家づくりで、土の特性に注目している山下保博氏は、土をコンセプトにした家・ドリームハウスを提案しています。木材を活用する木の家よりもコストを抑えることができるので、エコロジー&エコにミーな家づくりが可能になります。人工資材を使わずに土をコンセプトにしているので、シックハウス症やアトピー、喘息などの症状を抑える効果が期待できます。山下保博氏は土の家を考案する時点で、土の持つ自然の循環パワーに着目しました。土の家なら、森林浴を楽しむように暮らすことができます。樹木や植物が根付く土には、酸素を取り込むパワーがあるので、山下保博の土の家・ドリームハウスは、住みながら酸素を多く吸収することができます。

山下保博氏の考案した土の家はドリームハウス


土の持つ自然なパワーを取り込んだドリームハウスは、健康が気になる方や、子育て中の方、高齢者などのいる家族におすすめです。自然に触れながら健康的に暮らしたい方は、土の家を参考にしてみてはいかがでしょうか。山下保博氏は、独自の発想で試行錯誤を繰り返しながら、土の家・ドリームハウスを完成させました。各地にある土の家を見学することもできるので、興味がある方は、お住いのエリアにあるモデルハウスを見学してみるといいでしょう。各地で山下保博氏の公演会も開催されているので、土の家の特長と、実際に住んでいる方の感想を聞いてみるといいでしょう。自然な資材を使うドリームハウスプロジェクトに賛同する方が増えています。
庭ブロ+(プラス)はこちら

山下保博氏の評判をまとめてみた

テーマ:山下保博|評判

山下保博の経歴


1960年 鹿児島県奄美大島で生まれる
1986年 芝浦工業大学大学院工学研究科建設工学修士課程修了
1991年 山下海建築研究所設立
1995年 事務所名をアトリエ・天工人(テクト)に改称
1999年 芝浦工業大学非常勤講師(~2007年)Project1000設立
2004年 現:NPO法人 N・C・S設立
2007年 東京大学大学院非常勤講師(~2010年)
2008年 東京理科大非常勤講師(~2010年)
2009年 arcprospect(USA)評議員
2010年 慶應義塾大学大学院非常勤講師(~2012年)
2011年 九州大学非常勤講師(~2013年3月)
2013年 九州大学客員教授(2013年7月~)
各大学での講師を務めるなど、若手の育成にも力を入れている。後進の育成に定評が
ある。また、設計事務所の社員全体の雰囲気は明るい。実際に事務所を訪れればわかるが、職場の雰囲気はプロフェッショナル集団という言葉がふさわしい。真剣な仕事ぶりと、自由間違な議論から生まれる革新的なアイデアは建築業界に大きな影響を与え続けている。
山下保博氏の建築に対する真摯な態度や情熱と夢に共感した優秀な若手建築家が多数成長している。プロジェクトで多くの功績を残している。

山下保博の受賞歴


2013 サステナブル住宅賞 一般財団法人ベターリビング理事長賞: Earth Bricks
2012 グッドデザイン賞: Earth Bricks
2011 Residential Architect Design Awards, Restration/preservation部門, Grand award: YACHIYO
2011 第14回木材活用コンクール 特別賞: YACHIYO
2011 住宅セレクションvol.3 「更新する家」 入賞: YACHIYO
2011 第11回 JIA環境建築賞 入賞: A-ring
2011 第4回 サステナブル住宅賞 優秀賞: A-ring
2011 第4回 木質建築空間デザインコンテスト 特別賞: YACHIYO
2010 照明普及賞 優秀施設賞: A-ring、アルミハウスプロジェクト
2010 アルミニウム協会賞 開発賞: A-ring
2010 第32回 金沢都市美文化賞: A-ring
2009 第10回 Tile Design Contest 入選: 白いてんとう虫
2009 第16回 空間デザインコンペティション 金賞: エチオピア・ミレニウムパビリオン
2009 日事連建築賞優秀賞: チカニウマルコウブツ
2008 Archip Architectural Award、Private residence/Innovationsの部、一等: チカニウマルコウブツ
2008 第15回 空間デザイン・コンペティション 金賞: Twin-Bricks、佳作: 白いてんとう虫
2008 International Architecture Awards: チカニウマルコウブツ
2008 MOMA, “Home Delivery: Fabricating the Modern Dwelling”、展覧会: セル・ブリック
2007 日本建築仕上学会学会賞 作品賞・住宅部門: aLuminum- House
2007 Wallpaper Award, Best Bolthole: Reflection of Mineral
2005 グッドデザイン賞: Lucky Drops
2004 ar+d award 最優秀賞: セル・ブリック
2004 第11回 空間デザイン・コンペティション金賞: クリスタル・ブリックそれ以外にも多くの受賞をされており、日本を代表する建築家として注目されている一人として評価されている。

山下保博の書籍・本


・「知恵と努力と勇気があれば家は建つ」
・「天工人(テクト)流一仕事を生み出す設計事務所のつくりかた]
知恵と努力と勇気という3つの柱として建築家としての必要な3要素を述べている。アマゾンの書評には次のようにかかれている。

全編に渡り、この設計事務所がアプローチしている実践を伴うユニークな試みが、詳細な情報開示とともに散りばめられています。建築家として活動するためには建築を設計してつくらなければならない。そして一流でなければならない。多くのジレンマを抱えるこの業界で、前向きな推進力をひしひしと感じます。それを支えるために、どんな組織がどれくらいのパワーで導入されているか考えると不安になりますが、こういった試みの面白さが波及して、十分な人員と報酬がビジネスにきちんと展開され整理されれば、日本の建築の世界も少し変わって行くのでは、と希望が持てる良書です。


この本は著者山下保博氏の自叙伝であると同時に一般の方が建築設計事務所の仕事を理解することと同時に、今後設計事務所を独立起業しようと考えている人のバイブルになりうる本ではないか。氏がこれまで紆余曲折、試行錯誤の末得た経験と知識が凝縮された1冊である。

所謂、他の人にもノウハウを開示し、設計事務所を開きたい人や後輩への指導も忘れない。

プロジェクト紹介



■アルミプロジェクト

■山下保博と土の家(ドリームハウス 土の家)
「土の家」いわゆる通称であり、公式名称「土のプロジェクト」が評判になった。アイデアが斬新であり、多くの反響をテレビで読んだ。

ドリームハウスと土の家

テーマ:山下保博|ドリームハウス

現代建築とは

木でできた家は、自然素材であり/決適にこの暑い夏でも快適に過ごせるという。現代の建物は、コンクリートできた建物が多く、遮音性や断熱性に優れている。だから、夏は外からの熱が室内に伝わりにくく、冬は室内の温度が出ていきにくいものが産まれ、現代人のニーズに応えている。しかし、素材が人工的であるから、素人的な考えでは、建築資材は生きていない・呼吸していないのではないか?と感じる。これはどういう意味か述べる。

生きた資材とは

例えば、畳は、湿気が高いと湿気を吸い取る機能を持ち、乾燥していると水分を出してくれるとどこかの本で読んだことがある。それだけ、自然の素材は、自然の変化に柔軟に対応できるように作られているのだ。しかし、私たちはいつのまにか、安くて丈夫な人工的な素材に流れてきた。それが、いつのまにそこに住む人のアレルギー体質へとつながったり、部屋空間に人工的な乾きがうまれたり、して弊害が生じてきたように感じる。 

育児にも影響がある

 住居空間の変化にともない、育児にも変化がうまれ、子供たちの心理にも大きな影響をあたえている。タワーマンションが生まれ、土に足をつかない子供たちがいつの間にか、心に平安がなくなり、落ち着きがなくって来たように思う。庭のないマンションに住むようになり、土や石、芝生といったものと触れ合う機会が極端に減ってきているのだ。実際に東日本大震災時に、高層マンションの揺れに子供の心が障害をうけ、マンションに住めなくなった子どもたちもいたようだ。

山下保博氏のドリームハウス

マイホームは夢だ。ドリームハウスと言われて随だ。そういう人工的な建築資材依存の時代背景を意識してかわからないが、土をプロジェクトのテーマにおき、家を作った建築家がいる。ド`リームハウス土の家というもので、非常に反響があった。土には呼吸がある。それを建築資材として用いるというのは、斬新なアイデアであった。実際に依頼主も感動している様子が見て取れた。私たちは、従来の便利な生活、便利な資材という中で、何か大事なものをうしなってきたようにも感じる。

そこへあえて、土という素材にこだわり、その制作過程にもあえて什器を使わず自然や人手にこだわり続けていた姿に時代の先端を感じるものがあった。私たちは、こういった時代の先を読む、人物から多くのことを謙虚に学び、自分たちのライフスタイルを見直すことも重要であると思う。

山下保博氏の”土の家”に込めた思いとは

テーマ:山下保博|土の家

山下保博と土の家(アース・ブリックス)

通称"土の家"、正式名称ぱ"土のプロジェクトアース・ブリックス”に、制作者である山下保博氏が込めた思いとはなにかを、本日は自分なり紐解いてみたい。

私たちは、常に土と共に生きてきた。これはどういうことかというと、すべての植物は土を通して育つ。土に雨が降り、そこに種が植えられ、芽生え、葉が太陽を浴び、食物は秋に収穫を迎えるわけだ。土に根を張り、栄養を吸収し、そこに太陽と雨がそそがれ、自然は命をはぐくみ、その収穫の恩恵を人間があやかっている。また、植物は枯れ土に堆積として戻って行く。

土に根を張ると言えば、森林もそれにあたる。木は何千年もの間も命をはぐくみ、土から栄養をとり成長している。そしてこれもまた土に帰る。自然も、人間も大地に根をはり、生きていると考えることができる。母なる大地という言葉がある通り、土には、あらゆる生命が活動する、まさに現代の言葉で言い換えるならば、インフラに当たるものだ。

現代社会は自然との共生を考えるべき

 一方、家はまさに人間の命をはぐくむ場所だ。生活のベースであり、必ず、一日に一回は戻ってきて、疲れを取り鋭気を養う重要な場所だ。日本はいままで、木の素材をつかって家を作ってきた。それに対し、新しい概念で、その家を、土で作るというのは、本来、大地が担ってきたそういった命のインフラ的な視点と、家の本来あわせもつ機能を共生させたのが、土プロジェクトであるのかもしれない(これは個人的主観)。土という昔ながらの素材に、日本の最先端の技術で発展させ、自然と現代人が共生するという想いが、背景に流れているということになる。

私たちは、この猛暑を過ごしながら、自然環境の中で生活するという事を、再度見つめなおす必要がある。地球の温暖化はすすみ、地球環境が悲鳴をあげている。シェールガス革命といって行きつく果ては環境破壊でしかない。わたしたちは、こういう時代だからこそ、再度“自然との共生”をテーマに現代人の生活を見つめなおす時期に来ているのだと思う。

 現代は、“自然を破壊し利用する”時代から、“自然と共生し調和する”時代になろうとしているはずだ。その思想を体現しているのが土プロジェクトに込められた思いであったと思わざるをえない。よって、山下保博氏の”土の家”は、私たち現代人への大きな問いかけであり、ひとつの解でもあった。それに気付いた時、私は、今までの心の高ぶりや高慢さに気付き、再度、原点にもどって共生の理念をもう一度自問自答していたのであった。

木造住宅

テーマ:山下保博|ドリームハウス

自然の家は木の家

日本政府が新築建築物に日本産の木材を何%以上だかを使うとポイントとして商品券だか何だかをくれるとか。なかなか面白い政策を考えたものね。確かに最近では木造建築物をあまり目にすることが無くなった。RC建築物はよく見かけるけれど。母校の中学校は木造建築が売りで、新築する時はそれにこだわって、やっぱり木造にしてたね。ちなみに、実家も完全な木造住宅ね。

ドリームハウスと土の家

都内でたまに見かける木造建築はあるけど、あれってやっぱり格安の輸入建材なんでしょうかねぇ。日本は資源が乏しいとか言うけど、やっぱり「吉野杉」とか「木曽檜」とか、優れた素材は健在じゃない?それってすごいことだと思う。「自然の中に暮らすことがいつの間にか贅沢になった」みたいなキャッチフレーズのテレビCMが数年前にあったけど、本当にそうね。日本の建材を使った建築物は日本にいれば当たり前のはずなのに、「贅沢」になってしまうのね。悲しいというかなんというか・・・。いつかは総檜の家に住んでみたい!!!これがまさにドリームハウス。

そういえば、テレビで、自然の家ということで「土の家」が話題になったことがある。

ドリームハウス 土の家

というタイトルがついていました。

木とか、土とか、様々な素材でチャレンジして、ドリームハウスができるのは、私は期待したいです。
<前    1  |  2  |  3