山下保博と土の家ドリームハウスについて

テーマ:山下保博|評判

建築家の山下保博



建築家に山下保博さんと言う人がいます。山下さんはアトリエ天工人を主催していて、ドリームハウスである土の家の制作に全力を注いできた人です。

日本の住宅事情



日本の住宅にはコンクリートが多く利用されています。遮音性や静粛性に優れ、地震などに対しての強度や耐震性が有る事は人が住む住宅には確かに向いています。しかし、どことなく無機質で人工的な感じが出過ぎている印象が有ります。外国の街並みは自然と調和出来る街並みを意識して造られている事が多く景観を最優先にしています。元々人間は土と共に生活を歩んできていて、畑の農作物など自然の恩恵を一杯に貰って生きてきました。

土プロジェクト



山下さんは、土は地球のインフラであると言う考えに辿り着きました。土の家ドリームハウスは、テレビ番組でも取り上げられて一時期話題になりました。千葉県のある場所に30代の施主となる夫婦が言った芸術作品の様な家に住みたいと言う願望を叶える為に、建築家の山下保博氏が土の家を造る事を提案して建築が始まりました。土のブロックは最も地球に優しい建築資材である、それは廃棄処分してもすぐに土に戻るからと言った含蓄のある言葉は強烈なインパクトを与えました。土には未来が有ると言う山下氏の言葉には正直な所、施主の夫婦は困惑気味でしたが、2010年7月に着工を開始して、まず2400個の土のブロックを作る為に成田市の砂採取場から土砂を運ぶ事から始まって2011年9月に完成しました。掛かった費用は土地代が1900万円で建築費が2900万円の合計3900万円でした。

本当で土で出来てるのか?と驚き



完成した土の家ドリームハウスは、とても土で出来ているとは思えない程おしゃれな外観に仕上がっています。まるでキノコの様な外観で、夜になると照明が輝いて幻想的な空間を演出します。中は仕切りが無いワンルーム仕様となっていて、空間の魅力を最大限に引き出して広く見せる工夫をしています。寝室はログハウスに有る様なロフトスペースで寝るのが特徴です。
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