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究極のエコハウス|土の家

テーマ:エコロジー

何故エコなのか



古来から日本の家は木と土と紙で作られています。 家を建てることを決意した時にどのような家を建てるかは、誰もが考えます。 私どもの家はいわゆる在来工法というやり方で、建築することにしたのです。 素材が、木と土と紙であるということは、住む人がいなくなり家が朽ちたとしても、そのまま時間が経てば自然に還っていくことができるのです。 これは究極のエコハウスとも言えます。 

土の家と日本



土の家は、世界中を探せばいくらでもあります。 しかし、それは木があっても使えない事情があったり土が、他の材料よりもずっと安価な素材だったりするからです。 地震が少ない土地ならば、土の家は住みやすく環境にも優しい良い住居となります。 しかし、地震大国と呼ばれる日本では土の家は難しいものがあります。 でも、もしもそれに木と紙が加われば、強度が補強できる在来工法になるのです。 古来から地震があった日本で在来工法が、長く用いられてきたのは、特有の粘り強さがあったからです。

園芸



環境問題に強い感心を持つ家の庭では園芸は、欠かせない趣味でもあります。 緑を増やすためにも、庭を持って園芸に励んでみます。
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建築家山下保博「土の家」の評判と未来への思い

テーマ:山下保博|土の家

ドリームハウスの反響



施主が建築家、山下保博さんの大ファンで「度肝を抜かれるような外観で、芸術作品のような家に住みたい」と山下保博さんにお願いして造ってもらった土の家が「ドリームハウス」という番組で取り上げられ反響を呼んでいるようです。

土プロジェクトの構想



それはどのように造られ、どのようなものになったのでしょうか。酸化マグネシウムを混ぜた土をブロックの形にして日干ししたレンガを2400個も手作りするところから始まりました。そして57坪の土地に勾玉型の基礎を造り、そこにレンガを積んでいくのです。約2ヶ月半をかけて27段のレンガが積み終わりました。窓はないのですが代わりにガラスブロックを使って光が入るように施されています。そして大工さんによって4mもの鉄骨の棟木に36本の垂木がかけられました。キッチンや床は昔ながらの人研ぎという研ぎ出しの技術を使って仕上げられました。個性的で、機能的なキッチンで収納場所もたくさん造り施主の希望通りのキッチンができました。バスルームは80本もの細長い板と大きな丸い板で作られた空間にあります。バスルームの上にはロフトを造り寝室となっています。ロフトの周りにはアクリルの棒を並べて柵を作っていて、ロフトからは家全体が見渡せます。

今ではなく将来をみている山下保博氏



最近は鉄筋コンクリートでできたマンションが立ち並んでいます。遮音性や断熱性に優れていますが、庭もなく人工的に作られた素材のマンションで育った子供たちは土や石などの自然と触れ合う機会が少なくなってきています。木でできた家は自然の素材で造ったものです。そして畳も自然素材なので水分を吸収したり、乾燥している時には水分を出してくれるなど、自然の変化に柔軟です。山下保博さんは、それと同じように自然素材である土をプロジェクトのテーマにし家を造ったのです。それがドリームハウス「土の家」なのです。生きた自然の素材でできた土の家ならアレルギーの心配もなく、ぬくもりがあります。次に家を建てるなら土を素材にするというのが新鮮味のある着眼点であると言えます。

世界的評価



建築家山下保博氏の受賞歴を見ていると、海外からの評価がより高いことが分かります。海外は、誰も手掛けなかったものへチャレンジする姿勢を評価するという傾向があります。新しい取り組み、文化の促進、技術の発展に寄与した人には惜しみない賛辞を送り、謙虚に尊敬します。

しかし、残念なことに、日本はその逆で、何か新しいものに対して抵抗感が強く、受け入れない部分があります。よって、日本全体の活力が損なわれ、より活躍できる場所を求めて、優秀な人材が次々と海外に流出してしまうのは残念で仕方ありません。既得権や規制によって、天才的な能力が伸びるのを時として妨げられてしまうのは残念でありません。

新技術や新しい発想、未来を予測した取り組みやチャレンジ精神に対して、敬意を払いつつ、今の自分が何ができるのか?ということを考える時にきているのだと考えさせられました。

山下保博と土の家ドリームハウスについて

テーマ:山下保博|評判

建築家の山下保博



建築家に山下保博さんと言う人がいます。山下さんはアトリエ天工人を主催していて、ドリームハウスである土の家の制作に全力を注いできた人です。

日本の住宅事情



日本の住宅にはコンクリートが多く利用されています。遮音性や静粛性に優れ、地震などに対しての強度や耐震性が有る事は人が住む住宅には確かに向いています。しかし、どことなく無機質で人工的な感じが出過ぎている印象が有ります。外国の街並みは自然と調和出来る街並みを意識して造られている事が多く景観を最優先にしています。元々人間は土と共に生活を歩んできていて、畑の農作物など自然の恩恵を一杯に貰って生きてきました。

土プロジェクト



山下さんは、土は地球のインフラであると言う考えに辿り着きました。土の家ドリームハウスは、テレビ番組でも取り上げられて一時期話題になりました。千葉県のある場所に30代の施主となる夫婦が言った芸術作品の様な家に住みたいと言う願望を叶える為に、建築家の山下保博氏が土の家を造る事を提案して建築が始まりました。土のブロックは最も地球に優しい建築資材である、それは廃棄処分してもすぐに土に戻るからと言った含蓄のある言葉は強烈なインパクトを与えました。土には未来が有ると言う山下氏の言葉には正直な所、施主の夫婦は困惑気味でしたが、2010年7月に着工を開始して、まず2400個の土のブロックを作る為に成田市の砂採取場から土砂を運ぶ事から始まって2011年9月に完成しました。掛かった費用は土地代が1900万円で建築費が2900万円の合計3900万円でした。

本当で土で出来てるのか?と驚き



完成した土の家ドリームハウスは、とても土で出来ているとは思えない程おしゃれな外観に仕上がっています。まるでキノコの様な外観で、夜になると照明が輝いて幻想的な空間を演出します。中は仕切りが無いワンルーム仕様となっていて、空間の魅力を最大限に引き出して広く見せる工夫をしています。寝室はログハウスに有る様なロフトスペースで寝るのが特徴です。

山下保博のドリームハウス|土プロジェクトの効果!

テーマ:山下保博|ドリームハウス

近年のマンションの特徴

近年では、人工資材を使ったコンクリート製法の家屋が多くなっています。一戸建てからマンションまで、機能的でデザイン性に優れた住宅が人気です。日本の風土や気候を考えると、湿度や台風、地震などの自然災害に強い家づくりを要望する声が多いのも現実です。

現代建築の弊害

シックハウス症候群やアトピー症などは、人工資材の影響が考えられています。壁紙やフローリング資材などの人工資材や塗料・接着剤などは年月を経て、人の体に影響を及ぼすといわれています。壁紙の代わりに火山灰からできた粘土質の土で壁を塗り替えると、アトピー症や喘息の症状が軽くなったという報告もあります。

土プロジェクトの効果

建築家の山下保博氏は、自然の土にある深呼吸パワーに着目して、呼吸する土の家づくりプロジェクトを開始しました。土の家のネーミングをドリームハウスと名づけて、土の持つ癒しパワーを取り込んだ家を紹介しています。土は、植物や森林と深い関係があります。あらゆる植物をはぐくんでいる土は、長い年月を経た植物が堆積してできています。土自体も呼吸するので、たくさんの酸素を含んでいるのでいます。森林欲が体に良い効果を発揮するのは、植物だけでなく、足もとの土からも酸素を吸収することができるからです。山下保博氏は、呼吸をして酸素をたっぷり含んでいる土の家を実現させました。人工資材や木材よりもコストを抑えることができるので、コストパフォーマンスを考えた場合、かなりお得になります。

ドリームハウスとは

土の家は、単に家づくりのコンセプトを土にするだけではなく、狭いスペースの家に広々としたリビングや屋根裏部屋を作って間取りを広くしたり、コストパフォーマンスを考えて、住宅の形考えたり、部屋数を少なくするアイデアも取り入れています。現在、使用しない部屋は、後から増築できるので、初期の段階では省くこともできます。土で作るドリームハウスプロジェクトは、住んでいる人が、自然に呼吸できる家づくりを目標にしています。

山下保博氏がドリームハウスで建てた土の家

テーマ:山下保博|ドリームハウス

アトリエ天工人と山下保博氏


日本の建築家である山下保博氏はアトリエ天工人の主催者であり、多数の住宅を創作しています。ドリームハウスで放送された土の家が多くの人々から注目を集めています。山下保博氏はアルミやガラス、鉄などを使用する等、新しい工法を計画立てる事によって個性的な住空間の設計を得意としています。

土のブロックで家を作る


ドリームハウスで山下保博氏は土を構造体とする為、手作業で日干しブロックを積み上げるプランを提案します。床は人研ぎによって全面が仕上げられます。土の日干しブロックは酸化マグネシウムと土を混ぜる事によって手作業で作ります。基礎は勾玉型でありインパクトがあります。壁には窓が少ない為、土ブロックの上に明かり採りの為のガラスブロックによる層を作ります。

まるで美術館のよう


完成したドリームハウスは美術館の様なコンセプトです。玄関に足を踏み入れるとトップライトの光が室内を満たした明るい空間が出迎えます。玄関の横にある窓はスリット状である為、靴箱を兼ねています。人研ぎによる真っ白な床とのコントラストはナチュラルな雰囲気の演出に一役買っています。キッチンは施主の要望に合わせ個性的でありつつ機能性を両立しています。バスルームは白く清潔感があります。ロフト風の寝室からは住居全体を見渡す事が出来る為、構造や素材の風合いなどを堪能する事が出来ます。子供達が地に足のつかない生活を送っている場合、心の平穏や落ち着きに大きな影響を与える事があります。

手作業にこだわる建築家の愛と夢


自然の素材である土を住居作りプロジェクトのメインに据える事によって、土だけではなく芝生や石等を意識するライフスタイルを送る事に繋がります。制作過程では、あえて人の手作業にこだわる事は時代の最先端であり非常に贅沢な事です。山下保博氏の土の家は一人一人が自信のライフスタイルを見直すきっかけになるのです。ドリームハウスの名前通り夢のある住居を手に入れる事は、人生の充実に繋がります。山下保博氏はさまざまな個性的建築物を作っています。その裏に流れる山下氏の深い愛を感じます。ぜひ目にする機会を得る事をお勧めします。
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