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笑顔

テーマ:怖い話・怖い体験・不思議な経験
こんばんは^^

最近、怖い話を書いてないなぁ~(´・ω・`)
って思いログを見てみたら、
もう2年も書いてなかったんですね。

時が経つのは早いものだ…

なので、久しぶりに書きます。
ネタはたんまりとありますからね。



慢性的な運動不足解消と軽いダイエットを兼ねて
昨年の5月から定期的にウォーキングと筋トレをしているんですが、
その時にあった話。

仕事を納めてから運動を開始するんで、
どうしても始める時間が夜の11時とか12時とか
遅い時間になってしまう。

どっからどう見ても運動している格好とは言え、
あまり薄暗い所を歩いていて怪しまれても面白くないから、
近所の大通りとそれと平行に走っている旧道を
グルグルグルグルひたすらに周回するコースを歩く様にしている。

コースは1周約4分。
大通りは駅に向かうメインの道。
沿道にはビジネスホテルや商店が立ち並んでいる。

旧道の方は、住宅が立ち並んでいるので
大通りに比べるとやはり薄暗いが真っ暗という訳ではないし
自分には慣れた道なので、どうという事はない。

時間にして1時間。
歩きとは言ってもかなりのハイペースだから、
30分もすれば身体は汗で覆われる。

その日も同じコースを同じ様に歩いていた。
スタートは夜の12時半頃。

最寄り駅の終電も終わりになる時間だから、
仕事帰りの人も少なくなり、悪戯に明るい街路灯と
時々行き交うタクシーくらいしか視界には入って来なくなる時間だ。

開始から30分が経過した午前1時。
直前に携帯で時間を確認したからよく覚えている。

それは突然起きた。

取引先の信用金庫を曲がり大通りに出て、
リネンの独特な香りを感じながらビジネスホテルの前を通過。
30m程で大きい交差点に出る。それを左折。

すると直ぐに旧道の入り口が見えてくるので、それも左折。

旧道に入って直ぐの住宅を通過しようとした時、
左の建物の脇から、笑顔の女の子が顔を屈めて突然覗き込んできた。

まさかそんな所から人が突然出てくるとは思っていなかったから、
思わず、「うおぁっ!」と声に出してしまった。

変に警戒もしていないし、時間も時間だ。
それにまさか人が、よりにもよって子供が出てくるとは思わないし、
自分との距離も1mも無かった。

誰だって驚く…

驚いた瞬間、ほんの一瞬は身体を仰け反らせながら目を逸したんだが、
直ぐに対象の方に振り向いた。

そこで一気に嫌な鳥肌が立つのを感じた。
振り向いた先には、誰も居ない・・・

それどころか、見間違える様な物すら無いし、隠れる場所もない。
でも確かに僕は顔を見た。ニタァっと笑っている子供の顔を。

状況が状況でもあったし、目の前で見た「それ」が、
生きている人間じゃないという事は、
自分の今までの経験にも基いて直ぐに実感できた。

姿が消えた事も実感した要因ではあるんだが、
何よりも、たった今見た「それ」の顔が
こちらを覗き込んできたにも関わらず、

ニタァ…っと、はにかんだ口元以外が見えなかったんだから…


余談ですが、その場所ではその時にしか
こういう出来事はありませんでした。今に至ってもね。

それに、悪意なんかは感じなかったし、
驚いた事以外は特別に嫌な感情も沸き起こらなかったから
今も同じコースを歩いています(笑)。


寧ろ、同じ運動中に起きた話でも、
今日書いたこの話とは全くリンクしていませんが、
別の日にもっと衝撃の大きい出来事があったんですよ。

そっちの方がよっぽど不思議だったし、
怖いと言うよりは、何とも言えない気持ちになりましたからね(ーー;)

そのエピソードも、機会があれば今度改めて書きますね。
ただ、かなりリアルなんでどこまで書けるか分からないけども・・・


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おじいさん/物音/宮ケ瀬

テーマ:怖い話・怖い体験・不思議な経験
こんばんは^^

今日は、お見積書を作ったり何だりと事務仕事に精を出す傍らで、
ホームページ(以下、「HP」という)の改修工事も同時進行で行っていました。

HPは、トップ画面に社名が入っていないことに気がついたんで、
早速ロゴを入れたんだけど、何故だか文字がカクカクしてて、
海外にある日本人向けレストランの看板みたいな感じになってしまった…

インパクトあるし、面白いからそのままにしてあるけど('A`)y-~


とまぁ、そんなこんなでほぼ一日中、液晶画面と睨めっこをしていた事もあり、
脳内を程良くリフレッシュしたくなってしまったので、
今回は久しぶりに鳥肌が立つ かも知れない お話です。

ラインナップは以下の通り。

おじいさん/物音/宮ヶ瀬 の、3本です!ンガッンンッ


1本目:

そんなに小さくもなく大きくもなかった子供の頃のこと。
友達に誘われたので、その子の家に遊びに行きました。

友達の家は一般的な普通の戸建てで、何の変哲もありません。
僕からしたら、自分の家よりも大きかったので、羨ましかったですけどね。

遊びに行った時、門扉と玄関の間におじいさんが立っていました。

これでも僕は、挨拶とかはしっかりと出来る子供だったんで、
元気よく「こんにちは!!」と、言いました。

ですが、おじいさんは僕に背を向けたまま、下を向いて何かをやっているまま。
挨拶に対する返事はありません。
きっと耳が遠いんだと思ったので、あまり気にすることもなくインターホンを押して、
友達に出てきてもらい、お家に上がりました。

違う日に、またその子と遊ぶことになったので、今度はお家に迎えに行きました。
外で遊ぶ約束をしていたんです。

彼の家に到着すると、以前の時と同じようにおじいさんが、同じ場所に居ました。

前回の時のことを思い出した僕は、前よりも少し大きめの声で挨拶することを決意し、
実際に敢行しました。 「こんにちは!!!」

おじいさんの反応はありません。前回同様に無反応です。
と言うよりは、無視に近い感じ。やはり、下を向いて何かをやっている。

(何だよ…)と、思いつつも、インターホンを押して友達登場。
友達が出てきた時には、いつの間にかおじいさんはそこに居なくて、
目線をずらしたら、家の裏に回っていくのが見えました。

また日が変わり、今度はその子のお家で遊ぶことになりました。
ちなみにですが、その子とは僕の家の近所で遊んだりもしていました。
僕が伺っていたばかりではありません。

話を戻しますが、この時もおじいさんは同じ場所で同じように立っていました。
挨拶をする→無視される→(ーー;) という部分までは、前回までと同じでした。

ただ、この時今までと違う事が起こりました。
彼のお部屋に入った時に、友達から言われたのです。

「そう言えばさ、さっき玄関とこで何でお辞儀していたの?」 と。

友達は部屋の窓から見ていたそうなんです。
その時に、こうも言われました。

「いつもさ、でかい声で挨拶するよね。ピンポン押すんだから良いのにさwww」って。

ここで僕は、「おじいさんがね」と、言いかけたんですが、言葉が出るのを止めました。
どう考えても彼のさっきの話っぷりから、彼にはおじいさんが見えていないのが
分かったからです。

それによく思い出してみると、今までお互いの家族の話になった時に、
おじいさんが住んでいるという話を聞いたことがないんです。

あまりにハッキリと見えていたんで、疑っていなかったんですが、
どうやらあのおじいさんは、そういう存在だったみたいです。

それ以降、何だか怖くなってしまったので、その子のお家に行くことはありませんでした。


2本目:

建物の中に一人で居るのは、結構寂しいです。
自分が住んでいる家なら、そんな事は考えませんが、
空き家などに一人で居るのは、なかなか複雑な感覚になります。

まだ勤めていた時に、建売等のオープンハウスをやっていた時のこと。
その日も10:00からオープンハウスを行っていました。

天気も悪かったせいか、お客さんの入りは皆無で
読書が捗りまくっていました。成績に響くので心の余裕は無かったですけどね。

お昼過ぎになった頃、用を足したくなったので、飲み物の調達がてら
近所のコンビニまで出かける事にしました。

その時です。
廊下の方から足音と、ボソボソした話し声が聞こえてきました。

「...sう...よね...」「.......だけ....」 と、小さい声でこんな感じです。

何を言っているのかは詳しく聞き取れませんでしたが、
2人居るのは分かりました。

なので、すぐに営業モードのスイッチを入れて、笑顔いっぱいで
声のする方に向かっていったんです。

僕はリビングに居たので、玄関に向かう事になります。
その物件は3LDKだったので、リビングの先にあるのは玄関と階段のみ。

「こんにちは~^^」 ・・・・? 誰もいない。

おまけに開けておいたはずの玄関が閉まっている始末。
玄関先の冷やかしさん?と、思ったので、まだ外に居るだろうと思い
すぐに声をかけようと玄関を開けたら、そこは土砂降りの駐車場でした。

表に出て通りを見ても誰もいない。
両隣は更地なので、隠れる場所もない。

状況が全然理解出来なかったんですが、玄関の正面が階段だったので、
ひょっとしたら2階に上がっていったのかも! と、考えてすぐさま2階に上がりました。

2階は3部屋です。階段を上がって一番手前にトイレがあって、
廊下を挟んで左右に一部屋ずつ。廊下の奥にもう一部屋。

トイレ以外は扉を開けておきましたが、一部屋ずつチェック…誰もいない。


マジかよ…と、思いつつ、念の為に1階に下りてLDKもチェック。気配なし。
バスルームその他もクリア。
この時にはもう鳥肌が立ちまくっていたんですが、どうすることも出来ないですし、
気のせいだと思うことにして、戸締まりをしてコンビニに行きました。

オープンハウスをやっていた時や、賃貸の空き部屋のチェックをしに行った時などは、
こういう物音や気配などはよく経験しました。

誰も居ないはずの2階で、子供の足音が聞こえた時なんかは本当にビビリましたよ… 
真っ暗になるのが嫌だから、そん時だけは暗くになる前に
シャッターを閉めたりしていました。


3本目:

僕の住んでいる街の隣に、宮ケ瀬湖という人造湖があります。
場所は清川村です。
クリスマスイルミネーションで、神奈川県では有名な場所です。

ここの湖には、虹の大橋という橋があり、今はどうか知りませんが、
ちょいと前には心霊スポット化していました。
実際に自殺があったりしたので橋の欄干にフェンスが設けられていて、
異様な雰囲気ではありますが、僕はここでは一度も“何か”を見たことはありません。

どちらかと言えば、その反対側にあるトンネルの方が怖いです…


仕事で愛川方面に出向く時のこと。
伊勢原からだと、宮ヶ瀬を突っ切って行くのが一番近い場所だったもので、
当たり前の様に、伊勢原→七沢→飯山→宮ケ瀬という順番で走って行きました。

伊勢原方面から清川村に入って暫く走ると宮ヶ瀬湖に出ます。
信号が一つあり、左に行くと先ほど書いた虹の大橋方面(津久井への近道)。
直進すると愛川方面です。

信号から愛川方面に向かうとトンネルが幾つかあります。
一つ一つは然程距離がある訳ではないので、どうというものでは無いのですが、
日中でも結構暗いトンネルです。

その内のどのトンネルかは書きませんが、トンネルを抜けた時に、
ふとサイドミラーを見たら、トンネル脇の山肌に白っぽい服を着た人が立っていたんです。

結構な勾配の山肌なので、危ないなぁとは思いつつも、
その時は現場に急いでいたので、さして気を配っていませんでした。

予定の仕事を終えて今度は帰りです。

暗くはなっていませんでしたが、時刻は15:00を回っていました。
これと言って急いで帰る必要も無いので、音楽を聴きながらのんびりと
運転をしていたんですが、宮ケ瀬の道に入った時に
行きに見た人影の事を思い出しました。

しばらく走って、(確かこのトンネルだったよな…)と思った矢先、
正面の山肌に白っぽい服を着た人が目に入ってきました。

行きに見た時からもう既に3時間は経過しています。

山菜採りにしては足場が危ない場所だし、服装もちょっと変。
トレッキングの人ならあんな所には入らないし、何だべ?と思いつつ
車を走らせているので、距離はドンドン近づいていきます。

ある程度の距離になった時に、その人が女性だという事が分かりました。
と、同時にものすごく嫌な予感が僕の身体を突き抜けていきました。

その女性の動き方があまりに不自然だったんです。
というよりも、どう見ても地面から浮いている感じでした。

この時は、(うわっ!まさか首吊り?…)と思って軽くブレーキを踏んだんですが、
次の瞬間、アクセルを踏みました。窓もしっかりと閉めました。

その女が山肌と平行に、スゥーッと移動したんです。
そのまま、透明になって消えていきました。

Uターンも出来ず、止まることも出来ないので、前に進むしか無い。
つまり、その女に向かって進む事になるんです。

以前に、似たようなパターン(ブログに書いてあります)でえらい目にあったので、
本当に怖くて仕方がありませんでした。

この時は、これと言って実害があった訳では無いのですが、
あれからというものの、僕にとっては橋よりもこっちの道を通る方が怖いですし、
今もって通る時に、窓を開けることはありません。


以上、実体験3本立てでした。
駄文にお付き合い下さりありがとうございましたm(__)m



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典型的な鴨ネギ体験(今回は現地の写真付です)

テーマ:怖い話・怖い体験・不思議な経験
こんばんは^^

お鍋が美味しい季節になって参りました!
皆さんは何鍋が好きですか?
おじさんは、寄せ鍋・ちゃんこ・湯豆腐なんかが好きです。
お出汁は昆布出汁ベースで作っています。

最近は、ニンニクと韮をたっぷり入れたモツ鍋や
あっさり醤油味の牡蠣鍋なんかも作ってみました。
美味しかったよ~(*^_^*)

今シーズンは、軍鶏鍋にもチャレンジしてみたいと思っています( ・`ω・´)


さて、今夜はおじさんが以前に体験した怖い話です。
苦手な人は、耳を塞ぎながら見て下さい。きっと効果はありませんけど。


もう何年か前の初冬の話です。

その日は建売住宅の販売で、朝からオープンハウスをしていました。
勤めていた会社からはそこそこ離れていた物件だったので、
現場の近くまでは自動車専用道路を使います。

午後18:00

定刻になりオープンハウスを終えたので、僕は帰途に就くことにしました。
戸締まりをして、車に乗り込み一路会社を目指します。

最寄りのインターチェンジまでは、おおよそ10分といった所です。

朝から一日オープンハウスをやっていると正直言って疲れます。
来客者が無かったり成果が上がらなかった時は、特に顕著です。

その日も来客者はゼロでした。
おまけに暖房の効いていない場所での待機ですからね。
それはもうかなり疲れていたんです。

体も心もグッタリだった上に、高速を使わなければいけない。
無駄に焦って事故っても面白く無いので、その日はのんびり帰ることにしました。

現地を出て車を走らせ、インターチェンジに近付いた時、
入口手前の信号が赤に変わりました。

インターチェンジと言っても、山の中にあって、
おまけに日曜日の夜という事もあり、僕の他に車は一台もいません。

停止線に止まると、右側にある公衆電話が、ふと気になりました。
公衆電話の中には男の人が立っています。
顔は見えませんが、50~60代くらいの黒のスーツっぽい服を着た男の人です。

「へぇ、珍しいな…」

僕の頭を過ったのはその言葉でした。
山の中とは言えインターチェンジなので、真っ暗ではないですが、
近くの人家でも300mは離れていますし、徒歩で人が通る場所でもないですから、
そこに人がいるというだけで珍しかったんです。

ただ、ちょっと気になったのは、その男の人が電話をしているのではなく、
こちらに向かって項垂れているんです。

公衆電話は道路に向かってドアが有り、奥に電話機があります。
つまり、電話をしているのであれば、こちらには背中が向いているか、
体が横を向いていなければおかしい。
それなのに、この人はこちらを向いている訳ですからね。

「なんだべ?」

その時の僕は、その程度にしか感じませんでした。
疲れていたのもありますが、今とは比べ物にならない程に鈍感だったんです。

そうこうしている内に、大事なことを思い出しました。
現地の旗を片付けてくるのを忘れたことに気が付いたんです。

高速に乗ってしまうと戻るのが大変ですし、時間もかなり掛かりますから、
面倒は面倒でしたが、その場で戻ることにしました。

青信号になったので、車をUターンさせて元きた道を戻ります。

現地に戻ったら案の定、旗がヒラヒラと揺らめいていました。
車から降りたら外水栓に付けてあるキーボックスから鍵を取出し、
建物の玄関を空けて、旗のポールを縮めて邪魔にならない所へ仕舞いました。
この間、大体10分程度です。

指差し呼称をしたりして、何故か戸締まりチェックを大袈裟に行ったのを覚えています。
こういう時のテンションって、不思議ですよね。
傍から見ればかなりの間抜けです。

唯でさえ疲れているのに、無駄に30分も時間をロスしてしまった自分のボケさ加減に
半分嫌気が指しましたが、イライラするのも馬鹿らしいので
普段以上に安全運転を心掛けつつ、再度インターチェンジを目指しました。

向かう途中、住宅街にはまだ何台か車が走っていましたが、
高速方向に曲がる交差点まで来たら、僕の車以外は走っていませんでした。

煙草を吹かしながら走っていると、さっきの事を思い出しました。
「そういやさっきの男の人は何をやっていたんだろう…」

今度は先程とは違い、信号に掛かる前から意識をしているので、
自然と公衆電話に目が向いていました。

男の人はもういませんでした。

信号はまたも赤信号です。
公衆電話には誰も居ないんですが、何だか妙に気になりました。
意識がどうしても公衆電話に向いてしまうんです。

何故だか落ち着かない僕は、もうすぐ青信号に変わるかという時になって、
ちょっと確かめてみようという気持ちになりました。

ちょうど青信号に変わったので、車を前進させて交差点を直進し、
邪魔にならない場所へ停車して、公衆電話に向かいました。


インターチェンジの電話ボックス問題の公衆電話。

最近、久しぶりに通ったので
この体験を思い出しました。

当時、男の人を見た角度とは
微妙にズレています。

何故なら、この時僕の前には
原付きがいたので、
停止線よりも数m後ろに
居たからです。



インターチェンジの電話ボックスほらね。停止線と原付きが
写ってるでしょ?

本来はこの信号を左折しなきゃ
ダメなんだけど、これを
直進した先で停めました。

この時は16:00くらいですが、
当時は18:30過ぎだから、
もうかなり暗かったです。

まぁ、大体想像つくでしょ?



公衆電話に徒歩で向かっている時に、
今考えても変な気持ちだったのを覚えています。

「急がなきゃ」って、感覚だったんです。
別に急ぐ必要なんて、これっぽっちもありゃしないのに…

交差点を渡って、いざ公衆電話の前に立つと少し緊張しましたが、
あまり時間を掛けずに、扉の取っ手を引いて中に入りました。

電話ボックスの中はとても冷んやりしていました。
外も寒かったのですが、何て言うか、冷蔵庫の中の様な感じです。

当時はよく理解していませんでしたが、今ならハッキリと分かります。
あの独特の冷え方は、確実に 【 そこに居た 】 証拠です。

中に入った僕は、一度だけ受話器を持ち上げましたがすぐに下ろして、
さっきの男の人と同じ様にやってみることにしました。

電話機に背を向けて、道路の方を振り向き、項垂れる。

3秒ほどそのまま目を閉じていたんですが、妙な冷気を感じたので、
目を開けて頭を上げた時…

「おぅああ!!!」

僕は驚いて、思わず声を上げました。
電話ボックスの扉を挟んだ僕の真正面で10cmも離れていない所に、
男の人が項垂れて立っていたんです。

車から見た時と同じ男の人だというのは、すぐに分かりました。
僕は声を上げた瞬間、咄嗟に一歩だけ下がりましたが、
そこから動くことが出来ませんでした。というよりも体が動けなかったんです。

あまりに驚いたんで、今にも腰が抜けそうでしたが、
体は動きませんし、目線も逸らすことが出来ない状態なので、
嫌でも男の人を真正面から至近距離で見るより手段がありませんでした。

この時になって僕はようやくこの男の人が、
生きている人間じゃないと悟りました。

僕が恐怖し始めてから時間にしたら、たぶん10秒も経っていなかったと思いますが、
とんでもなく長い時間固まっていた様に感じました。

目線を逸らせられないので、男の人を見ていると、
それまで全く動いていなかったその人の頭がゆっくりと持ち上がってきました。

何というか、その時に思ったのは、

(顔を見たらいけない!見ちゃまずい!)

そんな事を無意識に認識したのを覚えています。

ですが、僕の意識とは裏腹に男の人の頭は上がっていきます。

土汚れが付いた顎が見えて・・・
右側の皮膚が切れているドス黒い唇が見えて…
黒く腫れぼったくなっている鼻が見えてきて…

もう目が見えてくる!

と、感じたのと同時に、男の人の体がスゥーッと透けていって…

目の前から消えました。

その瞬間、僕は体が動かせる様になったので、すぐに飛び出して
公衆電話から5~6歩離れた所まで行き振り返りました。

そこには誰も居ませんでした。

この時に気が付いたんですが、どうやら息をするのを忘れていたらしく、
軽い呼吸困難の様な状態になっていました。

本当に驚いたし恐ろしかったので、呼吸を戻すのに多少時間がかかりましたが、
何とか落ち着かせて、急ぎ足で車に戻りました。

車に戻ってからも変な興奮状態でしたが、そこまで時間を掛けずに
その時はもう帰途につきました。

帰り道を運転しながら、どうしてあんな事をしたのかを考えてましたが、
当時は結局分からず仕舞いでしたし、疲れが一気に出てしまって、
もう考える気力も無かったんです。


ですが、今ならば分かります。
おそらく僕はあの男の人に呼ばれてしまったんでしょう。
簡単に言えば、波動が合ったってところです。鴨ネギです。

もし、あの時に敏感だったら絶対にあんな真似はしなかったでしょうからね。

【怖い体験をする時は、鈍感な方が恐ろしい】という、いい例だったんだと
あの体験を思い出しながら、ここ最近しばらく考えていました。



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おはようございます^^

今日も、お客様のお宅でプレゼンを行って参りました。
いくつか再構築する箇所はあるのですが、
お仕事のご依頼を頂くことができましたー!

ありがとうございます(*^_^*)

それと、先日の木曜日になりますが、
4月よりお打合せを重ねてきましたお客様からも
正式にご依頼を頂くことができましたーー!!

(*^_^*)本当にありがとうございます(*^_^*)


いずれのお仕事もガーデンリフォームです。
また、時期が時期ですので、雑草絡みのお悩み事で御座います。



さて、いよいよと言いいますか、最近はだいぶ気温が高くなってきましたね。
さすがに朝晩は冷えますが、日中は半袖で充分なくらいです。

こう暑くなってくると、怖い話でも書こうかなぁ(・ω・`)
って、気分になってきます。
しばらく書いていないし。。。

とは言え、僕の書く怖い話なんか全く怖くないだろうけどさ。
(基本的に実体験だから、オチの無い話ばっかだもんね。)

そんな中、自分の経験した中で、一番怖いなぁって思えるエピソードは
何だろう(´ε`;)ウーン… と、考えることがあります。

どれも少なからず、ビックリしたりヒヤッとしたりする訳だから、
甲乙を付ける方がどうかしているんだけども…

ただ、怖いと言っても書けるものはまだ良いのかなって思うのね。
だってさ、まだ『書きたいなぁ(*^_^*)』って、思えるんだから。

それ以前に、『これは書いちゃまずいかもな・・・』
ってエピソードがあるのも事実なのよ。 

書けない理由は簡単で、人が亡くなっているからなの。
生きてない人間が出てくる話じゃなくて、人が亡くなっちゃう話になるからなのよ。

っても、それだけならまだ書けるんだけど、
問題はその亡くなっちゃう原因となる部分にあって、そこがね…

人ではないモノからの祟りというか、恨みというか、怨念というか…
完全に精霊とかそういう類のモノが関わっているからなの。

馬鹿らしいと思うだろうけど、全く繋がりがないご家庭で、
全く似たような状況が起こって、実際に亡くなってしまったのを鑑みると、
そうとしか言えないんだわ(-_-;)

ただ、皆が普通にすることに関わっている話でもあるから悩んでる。
神社にお参りをしたり、家を建てたり何かを直したりする時にお祓いをする理由や、
相手が人でなくても、一方的な殺生はしちゃいけないよ。

一寸の虫にも五分の魂だよ。ってのが、よく分かる話でもあるからさ。


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つめたい手

テーマ:怖い話・怖い体験・不思議な経験
こんばんは^^

今週に入ってからも、2つ目のホームページのコーナーを作り終えて、
ついさっき更新が終えました。

あと最低でも、6コーナーは作らないといけません。

っても、全く以て苦痛ではないし、むしろ出来なかったことが出来るから、
楽しんでいるのが本音でもありますけどね。

強いて言えば、アプリケーションのリロードがやたらと遅いので、
イライラするくらいでしょうか…(#゚Д゚)y-~~イライラ。(#゚Д゚)y-~~イライラ。


さて、今回は久しぶりに不思議な話です。

今まで、色んな人から不思議な話を聞いたりしてきましたが、
案外多いのが、眠りに入る時や寝ている時など、
夢と現実の境目で何かが起きることです。

僕も例外無く、その手のことは結構体験しています。
そんな中でも特にビックリするのが、触れられることです。

触れられたような感覚がある って、書いたほうが正しいでしょうね。
きっと錯覚だろうし(;´∀`)ハ,ハハ...

自分が、あぁもうすぐ眠りに入るな~zzz って時の感覚って分かります?
意識が遠のいていくアレです。

僕の場合は、その時に起こりやすい。
そして、何かが起こる時は、決まって「ある現象」に気が付きます。

耳鳴りです。

耳鳴りと言っても、起きている時のそれとは比べ物にならないほど、
大きい音の耳鳴りです。音量で言うと22くらいです

ピーーーー と キーーーーン の間のような音が鳴っている事に気が付くと、
そうそう時間が経たない内に、大抵何かが起こります。

一番ゾッとしたのは、手を握られたこと。

普通に横になっていて、その時は目を覚まして起き上がる直前でした。
昼寝だったので、よく覚えています。

仰向けになって、左手は腰の上辺りに掌を身体に向けて添えている状態。
つまり、お腹に乗っけている感じ。

右手は身体の脇で、だらんと掌を上に向けている状態。

さぁ起きようかな...と、思った時、とても大きな耳鳴りに気が付いた。
それも、あまり良い感じのしない耳鳴り。

この音がすると何かがあるから、自然と身体が強張ってしまうんです。
ほんの数秒ですが、目を開けるタイミングを逃してしまった。

ただ、意識はハッキリしているから、その証拠として左手の指を動かしてました。
数を数えるようにね。

その時、ふとある事が気になった。
右手を握られている…

不思議だったのは、握られているという認識と同時に、
全くの無意識で、あぁ誰かが一緒にいるんだ… と、思っていたこと。

軽く握られている僕の右手は、何者かの手の感触まで理解していた。
細身の指で、とても冷たくて、まるで型取った冷気を握っているような感じだった。

僕は何の疑いもなく無意識のまま、手を握り返したんです。
そしたら、握っていた手の感触がスゥーッと消えました。
まるで、空気に溶けていくような感覚で…

次の瞬間、自分以外に誰も居るはずがないのを再認識した。
というよりも、どうして誰かが居ると思っていたのか? という事に
疑問を抱いたと言った方が正しいかも知れない。

そして、直後に物凄い鳥肌と寒気に襲われたんです。
不可思議な事を体験する時に感じる、あの嫌な寒気と鳥肌に…

自分の中で、今起きたことを整理しながら、ゆっくりと目を開けると、
見慣れた部屋が広がっていました。もちろん、そこには何の姿もなければ形もない。

ただ残ったのは、冷たくて冷気のような感触だけ。


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実はかなり疑い深い件

テーマ:怖い話・怖い体験・不思議な経験
こんばんは^^

さっきYouTubeを見ていたら、普段からよく通っている市内のトンネルが
心霊スポットになってて驚きました。
まぁ、旧道の方は分からなくもないです。僕も窓を開けて通らないし。

けども、そのトンネルじゃなくて坂を降りていった所から入る山道の方が
ガチだったりするんだけどもね...


さて、今回はふしぎ発見ですが、怖い話とかそういうのではないです。
僕の考えについて書いてみようかと思います。

今まで、散々っぱら怖い話などを書いてきましたけど、
実のところ、僕はこういう現象とかに関しては、かなり否定的な目線で見ています。

っても、実際に体験しているんで、生きていない人間の存在に関しては肯定的です。

だからこそ、まず否定から入るようにしています。
自分で体験しちゃった時もそうだし、人から話を聞いたりする時もそうです。

この手の現象や体験は、元々裏付けがある訳じゃないし、
ましてや科学的にどうちゃらって内容でしょ?

自分に起きたことだから!って、全てを鵜呑みにしていたらキリがないし、
人間の脳は凄いから、簡単に錯覚だって起こすでしょ?

けれど、その存在を真っ向から信じないってのも、何か違う気がするので、
まずは否定から入って自分自身で裏付けを取るようにしています。

だから、よく画面に出てくる様な霊能者(笑)とか、
その道の有名人とかが話しているからといって、無条件で信じる事はまず無いです。
そんなにハードルを下げれるほど、気軽なもんじゃないですからね。

たぶん、お化け否定派の人達と同じくらいに、僕は否定的です。
その上で、肯定しているので悪しからず(´・ω・`)


ってか、信じているとは言え、そこまで否定的な考えなのに、
どうしてこの手の話(とりわけ体験談ですけども)を、書き始めたのかというと、
ただの興味本位ではなくて、残したいと思ったからです。

こういう事をすると、怖い思いをするんだよ。とか、その逆とか、
昔の人が、童謡や言い伝えで残してきたのと、似たような考えです。

最近はそういうのが無くなったでしょ?

怖い話も、何だかスプラッター映画みたいなものばかりだし、
ただ怖がらせるだけなら、人間模様でも伝えれば充分だと思うのね。
そっちの方がよっぽど怖いし。。。

そうじゃなくて、何かこう聞いた後に考えちゃったり、
無意識でも気をつけようって、思えるようなものを伝える事ができたら
嬉しいかも。って、考えたんですよ。

夜に口笛を吹くと蛇が出るよ!

みたいな感じって言えば、分かりやすいですかね?

このフレーズって、凄いですよね!
本当の意味を知ってる知らない関係無しにして、フレーズ自体は皆知っているでしょ?
ちなみに、これの蛇ってのは、へびじゃなくて本来は「じゃ=邪」だと言われています。
邪気=お化け?って、意味で、要は怖い思いをするよ!って意味ですね。


なので、僕としてはただ不思議な話を書くだけじゃなくて、
なるべく考察も書いていきたいと思っているんです。

でもって、いずれは語りが出来れば嬉しいなって思っています。
特に子供に伝えていける様なものが出来ればなぁ、と考えています。

つまりは、その第一段階をここで書いているって訳ですよ(・ω<)

ま、至極個人的な愉しみである事には変わりないですね。


あ、ちなみにですけど、僕の中でのポリシーとして、
【霊】って言葉はなるべく使わない様にしています。
霊って言葉は決して悪いものじゃないんだけど、どうしても皆良い方には考えないでしょ?

なので、生きていないだけで僕らと同じ人間なんだし、
敬意を払う意味を込めてる感じです。

例えば、亡くなった自分の身内に対して、【霊】って言ったり言われたりしたら、
何だかとっても切ない感じがしませんか?だからですよ^^

(もっとも、悪い奴に対しては別ですけどね。)

とまぁ、僕としては、あくまで自分の価値観と世界観を大切にしています。



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怖いばかりが不思議じゃないのよ(・ω<)

テーマ:怖い話・怖い体験・不思議な経験
こんばんは^^

つい先日ですが、カレーが食べたくなったので作りました。
その名も・・・

ヘイブン流チキンカレー~ヘイブン流チキンカレー~

必要な具材は、玉ねぎ・トマト
鶏もも肉・マッシュルーム
白ワイン・バター・水菜です。

さらさらなスープカレーですが
水は殆ど使いません!
白ワインと野菜の水分だけで
作ります。
あと、お肉は焼きません。
酸味があって美味しいです☆

レシピは評判が良かったら今度書きます(´・ω・`)


さて、今回は不思議な体験の回です。
とは言っても、今日のは怖い話じゃありません。
僕が体験した、ほんわか優しいお話です。


       ~ ま ー ち ゃ ん … ~

僕が15歳の暮れに、大好きだったおじいちゃんが亡くなりました。

おじいちゃんからは、小さい頃から本当に色んな事を教わった。
怒られた事もたくさんあったが、そこには愛情がたっぷりと感じられたので、
何の疑いもなく僕も心から大好きだった。

そんなおじいちゃんが病に倒れ、それでも数年間頑張ったのだが、
決定打となった癌が、もうどうにもならない状態にまでなってしまい、
病院に再入院する事になる。

数年間も痛みと闘ってきたのを、目の前で見ていた事もあり、
変な話だが、苦しんでいる姿には慣れたつもりでいた。

だが、この時の苦しみ方は、本当に壮絶だったのを覚えている。



入院してから数日後、いよいよかも知れないと、医者からの通知があったようで、
その日は親戚が駆けつけた。

狭い病室に集まる親族達。
代わる代わる、おじいちゃんの手を捕って声を掛けたり、励ましたり。

そんな最中、夜もいい時間になってきたので、
飲み物でも買ってくるようにと、両親から言われた僕は、
従姉妹と一緒に近所のコンビニに出かけた。

この間ほんの20分程度だった。

大きな袋に入った飲み物やお菓子なんかを両手にぶら下げて、
世間話をしながら病室に戻ってくると、出かけた時と様子が違う。
みんなが泣いている。まさかとは思ったが、案の定

おじいちゃんは78年の人生に幕を降ろしていた。


僕は”その時”に立ち会うことが出来なかった。

(どうしてさ!!!)

と、心の中で叫んだ。
何か、爪弾きにされた様な気になったからだ。

けれど、そんな事を考えても何をしても、
おじいちゃんはもう亡くなってしまったのだから、どうしようもない。

だが、不思議と悲しみは浮かんでこなかった。
涙すら流れなかった。

そんな事よりも、

(苦しみからやっと楽になれたね)

と、思いながら病室の天井、亡骸の頭の上あたりを
”笑顔” と、言ったら可怪しく聞こえるかも知れないが、
僕は微笑んだ表情でしばらく見ていた。



通夜と葬儀は自宅で行われた。

以前に母方の祖父の逝去を経験したが、その頃はまだ小学生だったし、
祖父の記憶もほとんど無いので、この時が初めての身近な人の葬儀だった。

なので、受付をしたり何だりと、忙しかった記憶しかない。



葬儀も終わって親戚も帰路に就き、妙に静かな正月を迎えた。
そんな中、初七日が終わろうかという時に、事は起こった。

その日も僕は、夜中までゲームに勤しんでいた。
おじいちゃんが亡くなり忙しかったとは言え、冬休み真っ最中なのだから、
当然と言えば当然だろう。

時計を見ると、時間は2時を回っていた。
用を足したくなったので、手を休めてトイレに向かおうと立ち上がった。

トイレは部屋のすぐ隣。寒いので、サッと駆け込んだ。
ちょうど、用を足している時だった。
自分の左斜め上のあたりから声が聞こえた。

「 ま ー ち ゃ ん …」

それは紛れも無く、おじいちゃんが僕を呼ぶ時の声だった。

(あぁなんだ、おじいちゃんまだ起きてたんだ。)

余りにも明瞭に聞こえたので、僕は素でそう思った。
そして、用を足し終えてトイレから出る時に、もう一度聞こえた。

「 ま ー ち ゃ ん … 」

今度は僕も声を出して答えた。

「おじいちゃん、どうしたの?」 と。

だが、自分で言葉を出した時に気が付いた。

( おじいちゃん?)

おじいちゃんは既にこの世にはいない事を認識した瞬間、
トイレのドアノブを握りしめたまま固まってしまった。
背筋には冷たいものが伝わっているのを感じる。

それまでも、こういった現象に出くわした事はあったが、
所謂”怖いこと”が大の苦手で、面と向かって対峙しないように心掛けてきたので、
なんとも言えない恐怖を感じてしまったのだ。

正直なところ、パニックになりかけたが、そんな恐怖はほんの一瞬で終わり、
すぐに冷静さを取り戻した。
そして、次の瞬間には声のする方を向いて、

「おじいちゃん!なぁに?」 と、笑顔で言っていた。

声が聞けたのが本当に嬉しかったからだ。
振り向いた時に、おじいちゃんの姿が見えれば一番良かったのだが、
残念ながらそこには、真っ白なクロス張りの天井と茶色の廻り縁しかなかった。



身内とはいえ、死者の声を聞いてしまったという、妙な興奮も手伝って
その晩はなかなか眠りに就くことは出来なかったが、

何だかとても暖かいものを感じる事ができた夜だった。

                                     ~おしまい~


如何でしたか?
僕がおじいちゃんの声を起きている時に聞いたのは、未だにこの時だけですが、
この後、約10年に渡って、おじいちゃんとは数回ほど夢で再会しています。

それも現実と間違える程にリアルな夢です。

どれも印象的な夢ばかりでしたが、
その中でも最後に見た夢は今もハッキリと覚えています。なにせ、

”生きている内には決して見ることが出来ないもの” を、見せてくれたんですから。

ま、その時の話は、いずれまた…


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金曜日はポスティングの日(≧▽≦)// それと不思議な話を少々(・_・;)

テーマ:怖い話・怖い体験・不思議な経験
こんばんは^^

今日は金曜日なのでポスティングを行ってきました。

ヘイブン通信第5号

ヘイブン通信第5号です。

第4号から結構時間が
経ってしまいましたが、
無事に完成しました☆

今回はミッキーさん宅のこととか、
カーポートについての事とか、
石張りについての事とか、
お庭のお手入れの事について
書いてあります(^^)





ヘイブン通信も何気に第5号です!
自分達で決めてやり始めた事だとは言え、ちゃんと続ける事が出来て
おじさんは嬉しく思っています^^

作るのもだいぶ慣れてきました。
(ネタの選別とか、結構大変なんですよ(・_・;))

ま、大変といってもさ、作るのも配るのも楽しいのが事実だから、
続けられるのかも知れませんけどね☆

いずれにしろ、今後も頑張って作り続けていきます(`・ω・´)
自分達の為でもあるけどさ、外構工事って業界をもっと盛り上げたいしね!


さて、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、
今回の記事カテゴリーは、“ふしぎ発見” です。

皆さんが大好きなアレ系の話です。
今回はうちのスタッフさんが実際に体験した話だよ。

是非、おじさんに文章化してほしいと頼まれましたんで、やってみました。

いつ頃?どんなで状況で、どういう事が起こったのかを、
かなり事細かに聞いたんですが、本人も話している内に、
記憶が曖昧になってしまった部分を、明確に思い出し始めたみたいで、
話している最中は、総毛立っていました。

おじさんも話を聞いてる時は、ずっとチキン肌だったよ(´;ω;`)

さぁ、はじまりはじまり~((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル



~ お と こ の こ … ~

もう、何年か前の冬のこと。

サーフィンに入れ込んでいた彼は、週末になると海に出かけていた。

その日も仕事を終えたら足早に帰宅して、食事と入浴を早々に済ませていた。
翌日に丸一日波乗りを楽しむためだ。

当時の彼は、サーフィンそのものが生き甲斐の様な生活で、
毎週末に波と一緒になるのが楽しみで仕方なかった。

海に行くのではなく、“海に帰る"という表現の方が正しいくらい、
真面目に波と向き合う生活を送っていた。


入浴までを済ませた彼は、2~3時間の仮眠をとり、
予定通り午前2時半過ぎに家を出た。

当時、彼が住んでいた東京の都内の自宅から、通い慣れた道を通り、
この日のポイントである、茨城県にほど近い場所に位置する、
千葉県の某市に着いたのは、ちょうど午前4時前くらいだった。


辺りはまだ暗い。


そこの海岸は、よく見かける海水浴場とは違い、
浜にそのまま車を乗り入れられる海岸になっている。
どうやら砂浜自体が硬いらしい。

なので、ここの海岸に来る人達はみんな、浜に車を停めていたそうだ。

当然の事だが、夜の海には入れない。
冬場なので、波乗りを始めるのは夜が明けきった午前6時過ぎといったところだろう。

午前4時前に着いてしまっているので、彼はそのまま仮眠をとる事にした。
“事にした”とは言っても、いつもこんな感じなので、
彼にしてみれば普段と何ら変わらない。

(早く海に帰りたい・・・)

その週に起きた嫌なこと全てを、洗い流してくれる海と一体になって、
一心不乱に自分だけの世界にさせてくれる海へと帰るのが
楽しみだったのだから、早め早めと身体が動いてしまうのは、
当然と言えば、当然のことだった。

誰もいない浜辺。寒いから外には一度も出ていない。

車のドアにきちっと鍵を掛け、ゆっくりとシートを倒して横になった。
周りには車どころか人もいない。聞こえてくるのは波の音だけ。

ザザーッ っと、聞こえる冬場の波音は、夏場のそれとはどこか違い
何となく重たい感じで繰り返されている。

波音に耳を傾けつつ静かに目を閉じていたら、
そこまで時間も掛からずに彼は眠ってしまった。


浜に打ち付ける白波が、時折ぼんやりと青白く見えるのが幻想的でもあり、
夜の海の不気味さを醸し出している。

どのくらいの時間がたったのだろう。
車の窓を叩かれた気がしたので、彼は起きてしまった。

この日は新月で、月明かりすら無い漆黒の闇夜。

窓を叩いたのが何なのかが気になったので、すぐに音のする方に振り向こうとしたが、
怪しい奴だと困るので、気取られぬように薄目にして、
寝返りを装って車の外に目を向けた。

すると、ドアの隣に人影がある。
一瞬、身体がビクンとなったが、よく見たら小学生くらいの男の子だった。


時計を見たわけではないが、まだ空も白んでいないのだから、
午前5時にもなっていないだろう。

(こんな時間に子供がどうして?)

そう思いながらも、音の主が子供だと知った彼は、まだ眠いので
ここは無視して眠ろうとした。 色々と面倒になる気もしたからだ。

目を閉じて助手席側に身体を向け、再び眠ろうとした時、
男の子が声をかけてきた。

「お兄ちゃん・・・海に行こうよ・・・」


さっぱり意味が分からない。
どうしてお前と一緒に行かなきゃならないのだと、思った彼は
無視を決め込むことにした。

少しの間、波音だけが耳に飛び込んできたが、
まだ男の子の気配はある。

(早く諦めないかな…)

そう思いながら、どこと無く膠着した状態が続いていると、
男の子は、また同じように、

「お兄ちゃん…海に行こうよ…」

そう声を掛けてくる。
彼もやはり同じように、目を閉じてそっぽを向いたまま
無視を決め込んでいる。要は寝たふりだ。

だが、男の子は尚も誘い続けてくる。

「海に行こうよ…」

何度か言われ続けたのと、あまりのしつこさに彼は少々苛ついて、

「行かないよ」

と、口を開いて言葉に出し、苛ついた顔をして窓の方を向き、目を開いた。

男の子は窓の外にいる。
こんな時間にしつこく海へとせがんで来る奴の顔を見てやろうと思い、
目線を上げてみると、細面でどこかぼんやりとしている男の子の顔があった。

辺りを包む暗闇のせいなのか、口元から上の表情がよく見えない。
ただ、ほくそ笑んだ感じの男の子の口元だけが、うす気味悪く視界へと入ってくる。

と、同時に彼は何か妙な感覚を覚えた。


(服装がおかしい…)


季節は冬真っ盛りだというのに、その子は記事の薄そうな半ズボンと
胸に継接ぎの様な跡があるランニングを着ている。

しかも、ランニングはかなり長い間着ているからなのか、
それとも、水に濡れてそうなったのか分からないが、とにかく伸びきっている。

どう見ても冬場に着る服ではないし、それに一昔前の服装の様に感じた。

(この子、今の時代の子じゃない?)

そう思うと、嫌な鳥肌が彼の全身を覆い始めた。


男の子はまだ続けてくる。

「いい波がきてるよ…海に行こうよ…」

彼は目線を男の子に向けながらも、先ほどのように答えなかった。
いや、妙な寒気を感じ始めたからか、答えられなかったのだ。

すると男の子は、

「海に行こうよ!」と、言いながら今度はドアを開けようとしてきた。

ガチャガチャガチャ

「海に行こうよ!」

ガチャガチャガチャ

彼は益々怖くなった。

それに、男の子の声色がとても重たい声に変わってきているのと、
耳で聞こえているのではなく、頭の内部、ちょうど蟀谷の内側あたりで
直接に響いていることに気が付いてしまった。


その瞬間、この男の子は生きている人間ではないと意識した。


一瞬にして、恐怖を全身で理解してしまったせいか、
声を出そうにも声が出せない。
それどころか、身体を動かすことも出来ずに固まってしまった。

眼の前に居る恐怖の原因から、目線を逸らす事すら出来ない。


その姿をあざ笑うかのように、男の子の行動はどんどん激しくなり、
声色はみるみる内に子供とは思えない程の重たい声に変わっていく。

「海に行こうよ!」
ガチャガチャガチャ

「海に行こうよ」
ガチャガチャガチャガチャ

「海に行こうよ・・・」
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

既に彼はパニック状態だった。
まるで身体が呼吸の仕方を忘れてしまったかのように、息も上手く出来ない。

眼前で起きている恐ろしい光景と、そこからくるあまりの恐怖に、
どうしたら良いのか全く分からない。

この恐怖から一刻も早く抜け出したい。
そう、意を決した彼は、一瞬の間を置いて、全身の力を振り絞るように、

「もうやめてくれーーー!!!」

と、叫んだ。

出た…声が出た。

その瞬間、身体が軽くなり意識がスゥっと遠退いていった。



次に気が付いた時は、もう夜が明けており、眩い冬の朝陽が
フロントガラスから差し込んでいた。時計は7時前。

つい2時間ほど前に起こったあの恐怖は、一体何だったのだろうと思いながら、
彼は曇った窓ガラスを、恐る恐る開けて覗いてみた。

誰もいない。
車の周りにも足跡すらない。あるのは、自分の車が付けた轍だけ。

きっと嫌な夢だったんだと、自分を納得させ、ドアを開いて外に出た。
そこには毎週末感じているのと同じ、心地良い海の姿があったので彼は安心した。

つい先程味わったこの嫌な気分も、海が綺麗に洗い流してくれるだろう。

そう思いながら、煙草に火を付け一服した。
やはり海は気持ちがいい。

さて、さっさと朝ご飯のおにぎりを食べて海へ向かおうと、
煙草を消してドアノブを掴んで中に入ろうとした。

ジャリ・・・

ドアノブの内側、ちょうど親指以外の指を引っ掛ける部分が、砂にまみれていた。
言いようのないあの嫌な鳥肌が、彼の全身をまた走った。

                                 おしまい


如何でしたか?
スタッフさんは、あれからもこの海岸には何度も行ったそうですが、
この男の子に会うことは、二度となかったそうです。

ってか、二度と会いたくなかったみたい。

もう男の子に会うことはなかったけれど、
スタッフさん曰く、この少し後に別の海岸で、またおっかない体験をしたそうです。

おじさんはもう、その話を聞きましたけど結構きつかった。。。
それと、スタッフさんがこの男の子の経験を活かしていて、凄いと思いましたよ。

そのお話はまた今度の機会に。


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ソバージュヘアの女

テーマ:怖い話・怖い体験・不思議な経験
こんばんは^^

昨日ふと思いました。
ジェイミー・オリバーさんから、オリーブオイルとレモン(特に皮の部分)、
バジルを取り上げたら、一体どうなるんだろうか(・_・;)… と。(笑

そんな冗談を思い付くくらい、毎度彼は濫用している様に思えますwww


さて、ここ最近自分に起きた不思議な事を、ちょいちょいここに書いていますが、
実のところ意味があって書いているんです。

それは何かというと、こういう体験って大なり小なり貴重な経験でしょ?
でもって、あんまし人に話すような内容でも無いじゃないですか?
かと言って、自分の頭ん中だけに留めておくと、
どうしても忘れていっちゃうんですよねぇ。

不思議な事だから、どうしても怖い系の話が多くなっちゃうけれど、
ほんわかする様な経験も事実として結構あるんですよね。

見える人・見えない人・感じる人・感じない人が、これほどハッキリするんだから、
どっちにしても、貴重なことに変わりない。

自分の中で、こういう事に関して数年間に渡って調べ続けたり、纏めたりして、
考えがだいぶ纏まったんで、綴っていくことにしたんです。

それをね、こないだ会社で話したら、うちのスタッフさんも賛成してくれました。
(ちなみに、スタッフさんも山ちゃんも相当な経験をしています。)

そんな中、つい先日現場の休憩時間に、僕の体験談を話したんです。
そん時に、山ちゃんと面白い点で意見が一致したんです。

「どうして、夜、特に寝ていてふと起きた時に見てしまうケースの場合は、
消したはずの灯りが点いていたり、明るくなってたりするんだろうね?☆」

っていう点ね。


その日も仕事を終えて帰ってきて、夕飯も風呂も済ませてのんびりしていた。

季節は冬です。2月頃だったかなぁ。
寒いんでエアコンを点けて、横になりながら、本を読んだりして過ごしていたんですよ。

時計を見ると、もう結構いい時間。
眠気もちょうどいい具合になってきたし、次の日もあるんで電気を消して
部屋の扉を閉めて床についた。扉と言っても木製の白い引戸です。

部屋も部屋の外も真っ暗です。夏は扉を閉めることは無いけれど、
冬は流石に寒いから、部屋の扉をしっかりと閉めるんですね。

何時間経ったろうか。

特に用を足したくなった訳ではなく、寒気を感じて目が覚めた。
意識がハッキリし始めた時に、おかしな事に気が付いた。
部屋に光が差し込んでいるんですよ。

「ん?・・・朝?・・・」

一瞬、朝日だと思ったんだけど、すぐに違うと気が付いた。
部屋は東西に向いていて、東側に窓がある。西側に部屋の扉。
自分は東側の窓に足を向けて横になっている訳で、

朝日が差し込むなら、足元側から照らしていないといけないのに、
どう考えても、光は頭の方から差し込んでいる。

寝る前に、部屋の電気も外の電気も消した。仮に電気が点いていたとしても、
寒いから扉はちゃんと閉めたんだし、開いている訳がない。

ドアなら気圧とかで勝手に開くことがあるけど、引戸でそれは有り得ない。
けど、ぼんやりとした光は確かに差し込んでいる。。。

「・・・どうして?・・・」

純粋にそう思って、仰向けのまま扉の方に頭を逸らして見てみたら、
閉めたはずの扉が少し開いている。

おっかしいな? と思って、扉を閉めようと身体をうつ伏せにしてから、
起き上がろうと、ふと顔を上げた瞬間凍りついた。

顔を上げた僕と扉までは1mくらい。
扉の開いている隙間は、せいぜい30cmくらいですよ。
その隙間から、全然知らない人が四つん這いになってこっちを見てた。

「何だこいつ誰だよ!」

部屋の外の照明は昼白色の蛍光灯なんだけど、
それとは違う電球色の様な光に包まれていて、その人が逆光になっている状態。

こっちは、ただでさえ驚いている上に、身動きが全くとれない。
顔はおろか視線すら動かすことも出来ない状態で、その人の様子が見えてきて、

(こいつは生きている人間じゃない・・・)

と、直観的に感じることができたんです。

四つん這いになってたそいつは、頭から水に濡れている小柄な女で、
少し前の時代に流行ったソバージュっぽい髪を振り乱して、
人とは思えないくらいまでに目を見開いて、こっちをジーっと睨んでいる。

そして、至近距離でそいつの見開いた目と、
こっちの視線が思いっ切り重なった瞬間、意識がスーッと消えていって・・・
次に気が付いた時は朝でした。

気付いた時はうつ伏せで蹲っている状態。
酷い夢だったな…と思いました。   というよりも、そう信じたかった。
それほどに、悪意に満ち満ちた表情だったんです。

夢だと信じたい気持ちを抱きつつ、うつ伏せのまま昨夜と同じ様に
恐る恐る目線を前にずらしたら、やはり扉は開いていました。
しっかりと閉めて床についたのに。。。

夜に見た”あれ”が、夢じゃないんだと嫌でも思い知らされた瞬間でした。

と、そんな経験をしました。

あの不思議な光と、人間性が全く感じられなかった女の顔と見開ききった目は、
思い出すだけで体の芯からゾッとします。

もう結構な年月が経ちますが、あの悪意に満ちた表情は今でも忘れられません。
記憶の中にハッキリと残っています。


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たった1秒

テーマ:怖い話・怖い体験・不思議な経験
こんばんは^^

今しがた、お仕事が終わりました。
夜になってから、事務仕事をやっつけていたんですが、
何か調子が今一つ乗らなくて、こんな時間になっちゃいました。

という訳で、時間も時間ですし、ちょっと気分転換に
不思議系のお話を少々…

こないだ、ここで書きましたが、僕は自分の実体験として
今まで何回か霊(Ghost)を見たり、感じたりしたことがあります。

起きている時に見たケースとしては、幾つかのパターンがありました。

1:うっすらしていて輪郭がボヤけているのが見える時。

2:ハッキリはしているんだけども、半透明だったりボヤけている時。

3:何の違和感も無いくらい、ハッキリ見える時。

4:物(自分の顔とか)が変化して見える時。

大きく分けてこの4パターンです。
(僕が経験した回数が多い順になっています。)

時間帯としては圧倒的に夜が多いですが、真っ昼間の時もありました。
また、建物の中とか、薄暗い場所とか、どこと無く違和感を覚える場所とか、
上手く言えませんが、空気が違う場所においては、
余り時間帯は関係無い感じがしています。

これとは別に、声を聞いたり、音を聞いたり、妙な感覚に触れたり、
物が動いたりとかってのがありますが、あくまで【(起きている時に)見た】ケースだと
この4パターンが主って感じです。

今回はその中で、ケース3のパターンを経験した時の事を書きますね。


あれは、僕が24歳くらいの時の事です。

当時は、電車で職場に通っていましたから、20:30頃に仕事を終えて、
大体1時間くらいで、自宅の最寄駅に着くんです。

その日も最寄り駅に着いたのは、21:30頃でした。

最寄り駅付近は、大きくはないですがそこそこの繁華街になっていて、
町としてはベットタウンなのもあり、この時間だとまだ人が沢山歩いています。

駅に着いて南口の改札を出て、線路沿いの道を南下していくと、
当時僕が住んでいた部屋に辿り着きます。
概ね10分くらいの道のりです。

駅前の信号を過ぎると、さすがに少しは薄暗くなるんですが、
そうは言っても、数十メートル先の人が容易に認識出来るくらいに明るいです。

信号を過ぎて50mくらい進むと、右手に公園があります。
左手はずっと線路。
公園は道路沿いに土留めの石積みがなされていて、
歩道からは80cmくらい高くなっているんです。

僕が歩いている時、前の方には女の人が1人、その前に男の人が2人、
それぞれ、10mくらいずつ距離を置いていた感じでした。
僕から女の人までは、大体30mくらい離れていました。

その時に違和感というか、気になった事があって、
何かというと、男の人は普通にスーツ姿のサラリーマンって感じだったんですが、
女の人は赤いスーツ姿で白い日傘みたいなのを差していたんです。

かなり赤いスーツだったんで、珍しいなぁ~。ってのも、あったんですが、
何で傘を差しているのかが、気になったんですね。
雨も降っていないし、それに夜ですからね。

まぁ、お酒に酔っている人が居ても、何もおかしくない時間なので、
気にはなったんですが、そこまで気に留めずに歩いていました。

んで、そのまま歩いていると、その女の人に追いついたんで、
何も気にせず追い抜いたんです。

ただ、追い抜く時に妙な寒気というか冷気を感じたんですね。

何だか変な感じがしたんで、追い抜いてから
1秒くらいして振り向いたんですよ。

(ーー;)!? って感じに。

そしたら、すぐ後ろに居るはずの女の人が、居なくなっていました。

本当に一瞬の出来事だったんで、驚いたんですが、
公園に入ったのかな?と、思って、公園を見たんですが見当たらない。

派手な服でしたからね、いくら木が植わっているとは言え、
ほんの1秒程度の時間だから、居れば絶対に分かるはずなんですが、
どこにも居ない。

咄嗟に、線路側も見たんですが、やっぱり居ない。
綺麗に消えちゃったんです。

考えてみたら、公園にも入れる訳がないんです。
その女の人はタイトスカートスーツだったし、公園に入るには80cmくらいの
土留めを跨がなきゃならない。

入口はあるんですが、その時に僕が振り返った場所が、
その入口の真ん前なんで、どうやったって無理なんですよ。
身長は160cmくらいだったしね。

後ろ姿だけだったんで、顔は見えませんでしたが、
どう見たって普通の人だと思っていたんで、
最初こそ本当に、『えっ!?』って感じでしたが、
すぐに、ぞぉ~っとしたんで、そこからは早足で帰りました。

あんなにハッキリと見えるなんて、驚きましたね。。。

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