喫茶ひまわり本日閉店です
弊社のご近所、喫茶ひまわり。地元では有名なお店ですが、
30年前に開店した「ひまわり」
本日9月30日をもってお店を閉められるそうです。
今でも大変繁盛されているお店で、地元の会社員はじめ、おばあちゃん、
おじいちゃん、主婦等客層が幅広く惜しまれての閉店になります。
本日もいつも通り大変大勢のお客が入っていました。
お店の周りの植木は弊社で植えたそうでうす。(入社以前)
私も伍福園へ入社して13年になりますが、当時よりお弁当が無い日など
は、本当にお世話になりました。このお店のランチは、650円でボリューム
満点でしかも、野菜が多く入って健康にとても気を使って作れれています。
本日は最終日なので、必ず食べに行こうと決めていました。
通常ひまわりのランチメニューは2通りですが、数週間前より最終日の
ランチは何がだされるのだろう?と考えていました。
最終日は1品のランチで、一番お店の顔となっていたメニュー
が出されるのではと思って今日のお昼を迎えました。
予想は的中!入り口の黒板には
今日ランチメニュー
手作りハンバーク定食
といつもより太い字で書いてありました。
やはり、手作りハンバーグがお店の顔でした!
記念に写真を撮りました。。
隣に座ったおばあちゃん方も「最後の晩餐」ですねー。」
と話されていました。
女性の方はごはんは、すくなめに盛ってくれますが、
いつ食べてもお腹いっぱいになります。
またひまわりのいいところは、注文してすぐに暖かいランチが出てきます。
お店の店長こと「ママ」が厨房で一人段取りよく調理をこなしていきます。
お店はママ含め女性2名で切り盛りされていますが、ご主人も最近お手伝
いされていました。
常連のみなさんは、気さくに「ママ」と呼んでいますが、私は最後まで
さすがに「ママ」とは呼べませんでした。
帰り際、外で偶然「ママ」とすれちがい、最後のメニューボードの横で
記念写真を撮らしていただきました。
最後だから、この際と思い
「いくつの時からお店を開かれたのです?」と失礼承知で
聞きましたら、
「28歳からなのー」と気さくに答えていただきました。
お店を始めた当初は、仲の良い友人とはじめて現在に至ったそうです。
どうして、大変繁盛されているのにお店を閉めるのか尋ねると、
「体力がなくてね」と答えて頂きました。
繁盛しているお店を閉められる姿に何か潔さを感じました。
夏の終わりに、ぽつんと咲き残った畑の明るいひまわりの様でした。
本当ありがとうございました。
(明日からお弁当作ってくれない日は、どこへ食べに行けばいいのやら
地元の皆さんも同じ事考えているでしょう)
本当ありがとうございました。
金木犀が香る
キンモクセイが香り出しました!
今日は、天気も良く苗畑へ行くと秋の香りがしました。
このところ雨が多く、畑へ出ていなかったせいか、
キンモクセイが咲いている様子は本日、
今年初めて見ました!
「秋きぬと 目にはさやかに
見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
平安時代の歌人 藤原敏行 作
「秋が来たと目にはっきりと見えないけれど
風の音ではっと気づいた」という意味ですが
私は金木犀の香りで、季節の変化に
はっと気づきました!!
日々忙しく仕事をしていると季節の変化に
気づかないこともあますが、こうして外に出て
季節の変化に気づき幸せな気分になりました。
本日の現場
9月後半にさしかかり移植を伴う植栽工事が多くなってきました。
こちらでもお庭リフォームの現場です。もともとある丸い石を上手に
使って石組します。滝口から循環ポンプで水が出る仕掛けをします。
ベテラン滝沢親方が石組をしております。
ポンプノーチラス70ローボルト(タカショーさん)
このポンプはなんと月の電気代が¥43で済む優れたポンプです。
電気代が魅力で使用することに決めました!
早川さんが水量の調整をしています。ローボルトなのに意外とパワーが
あり驚きました。
後日完成しましたら、ブログに載せますのでお楽しみに。
こちらは、昨日より着手した現場です。お庭のリフォームで、移植から
始めております。
道路と庭を塀で仕切り、メンテナンスが楽なお庭にします。
本日はタッキーこと滝沢君が応援に来てくれました。こっそり覗くと
一所懸命に土のすきとりをしてくれていました。彼は草抑えシート張り
の名人と呼ばれており、貴重な人材なのです!!
別の現場では、久保田君がブロック積みをした上へフェンスを取り付けて
います。こちらのお宅は、2期工事目となり大変ありがたく感謝して仕事を
させてもらっております。お孫さんが、よちよち歩きが出来るようになった
ので危険防止のためフェンスをご依頼いただきました。もうすぐ完成します
ので、お孫さんと安心して遊べますね。
弊社建設中のフラワーパークも良い風が吹いており撮影しながら
とても良い気分になりました。信州は今ドライブに出かけると最高です。
夏場の暑さで木々も疲れていましたが、このところの雨で潤いある
葉をしています。秋の紅葉もいいですが、この時期の信州は良いですよ!!
仕事も大事ですが休日にはドライブに出かけて、大自然の良い気をいただ
きましょう!
カシノナガキクイムシについて考える
今年の夏は、カシやナラの木の枯死被害が大変多い様です。
「カシノナガキクイムシ」・・・書くだけで長い名前です。
今朝のNHKで「カシノナガキクイムシの被害」について放送さ
ていましたのでここで少しこの話題についてとりあげたいと思
います。
私がこの被害について、深刻だと感じたのは盆休みに妻の
実家(愛知県)へ訪れた時でした。
愛知県瀬戸市を愛知環状線(高速道路)で通過した時、
茶色の点が無数にあることに驚きました。
運転中の私でも、山のカシが枯れている様子がよくわかるほど、
多くのナラ、クヌギが枯れていました。その様子を妻の父に話すくと、
「カシノナガキクイムシ」について詳しく教えてくれました。
愛知万博跡地の「森コロパーク」でもカシノナガキクイムシの対策
として幹の部分をビニールシートで被覆してあるコナラを見かけました。
このように、ビニールシートで被覆することによって、
カシノナガキクイムシが幹へ穴をあける侵入(穿入)を防いでいます。
カシノナガキクイムシによって枯死したナラの写真です。(愛知県)
妻の実家裏山にも被害が出ており驚きました。
信州飯田ではあまり見かけない風景です。
キクイムシが穴をあけると、このようにおが粉が出ます。
皆さんの周囲のナラ、カシも注意して観察してください。
どうして近年大きな被害がでているかよく分からないと,
NHKでも解説されていました。
弊社の資料で詳しい論文がありましたので、ここに紹介します。
2003年 森林防疫 FOREST PESTS(VOL52 No,7)別刷
京都府林業試験場の小林正秀・萩田 実 両氏の論文では、
燃料革命以降、樹(ナラ、カシ)の老齢過熟と風倒木、伐倒木、
巻枯らし木の放置によりカシノナガキクイムシが繁殖する要因
と述べてありました。
老齢大径化した広葉樹林において小径木を伐採する施業は
見直す必要があり、老齢木を積極的に利用することが防除に
つながると最後に書いてありました。
私たちは、森林を保護するのではなく、もっと利用しなければと
考えさせられる論文でした。
アメリカシロヒトリにご注意ください。
あなたのお庭の樹!大丈夫ですか?
注意(ケムシの嫌いな方は、最後まで読まないようにしてください。)
今年は、アメシロ(アメリカシロヒトリ)が平年より多く見られます。
アメシロは年2回発生し、1回目は6~7月、2回目は8月中旬~9月中旬
に発生します。今年は、特に2回目に発生したアメシロが大繁殖している様です。
(飯田市近郊では)
写真は、市内の桜です。既に、成熟幼虫となったアメシロ
が木々に分散して葉を食べてています。こうなってしまうと、
殺虫剤を散布して抑えるか、放置しておくかのいづれかに
なってしまいます。発生初期の幼虫が集団で群をなしている
うちに枝ごと切り取り、踏み潰す方法が最も効果的といわれています。
上の写真は、集団生活から個々に分散して葉を食べている
成熟幼虫です。まさにアメリカシロ一人!?
今年の大発生は、私なりに推測してみると2つの理由がある
と思います。一つは連日の高温、乾燥。2つ目に、
農薬散布の使用低減。
2つ目の事は、実際環境省の公園・街路樹管理マニュアルや
農薬の講習会(緑の安全管理士会)でも言われている通り、
発生予防的な農薬散布をやめて、発生した後に必要最小限に
農薬を使用する方針があります。確かに、農薬を少なく使うことは
大切な事です。ただ、アメシロの様に群れから分散した幼虫は
農薬を使うか、そのままアメシロがお腹いっぱいになるまで見過ごすしか
ないのです。群れから分散する前に発見し処分して、なるべく農薬は使い
たくないものです。
偉そうに語る私の庭にも、先日アメシロがイロハモミジの樹に発生
していました。既に樹全体に分散してしまったので、農薬を使いました。
小学1年の虫好きな息子に、「キリギリスもころさないで!!」と言われ、
慎重に散布しました。こうなる前に、もっと観察していればと反省しました。
アメシロも同じ虫ですがキリギリスとは対応が異なります。
夜、庭の奥から聞こえてくるキリギリスや鈴虫の鳴き声を絶やさないように
なるべく農薬を使うことなく早めにアメシロを発見たいと思います。