梅雨の山野草たち
今晩は、塚本です。
最近は梅雨の割にはあまり雨が降りませんが、湿度はしっかりあって蒸しますね
そろそろ、お花もいいけど涼しげなグリーンが恋しくなる季節ですね。
オカモトガーデンの展示場横にある植栽スペース、車輪の間にセダムの花が咲いていい感じになってきました
セダムは風景のつなぎ役として大活躍します
夏は涼しげに斑入り品種がおすすめです
お気に入りのポイントをもう一つ…
地植えのクレマチスのプリンセスダイアナが、今年はさらに大きくなって彫像にたどり着いてくれました
寄り添うように咲く姿が素敵です
ほかのクレマチスたちはというと・・・
ロマンティカ
ちょっと色薄めに映ってしまいましたが・・・
バラと合わせるのにも人気の育てやすいクレマチスです
メロディーもバッサリ切っていいヴィチセラ系なのでお手入れ楽々。
透き通るようなようなピンクがどんな花ともよく合います
初夏咲きの山野草もいろいろ咲き始めました!
草原・湿原の花としても有名なニッコウキスゲ。
日当たり好きですが半日陰でも十分咲きます
地植えで群生させると見事です
ヤグルマサワギクも開花!
日当たり好きです。
6~7月咲きでこれも毎年咲いてくれますよ
こちらはシュウカイドウの芽吹き
晩秋に茎にできたむかごをとってまいておいたらたくさん出てきました!
ちなみに親株はこの子・・・
かなりの日陰でもちゃんと咲いてくれるので、重宝される山野草です
秋咲きなので開花はまだまだ先ですが、ちっさい芽が育っていくのを楽しみに観察しようと思います
それでは今週はこの辺で…また来週。
梅雨の草花たち
こんばんは、塚本です。
雨が多くなって、いよいよ梅雨の幕開けですね
早春に芽吹いてから、機嫌よくきれいに育っていた草花たちにとっての第一の試練です。
ここで弱らせて、梅雨明けの暑さでとどめを刺されないために…
まず蒸れに注意です!
上から見る分には問題なさそうでも、株元をのぞいてみると茎の間に下葉や落ちた花がらが腐って、ナメクジの心地いい住まいになっていることもしばしば…
ほおっておくと株全体が痛んでしまいます!
蒸れやすい植物は適宜枯葉を取り除き、風通しを確保してあげましょう。
マーガレットなどある程度咲き終わったら、刈り込んだり、少し込み合ったところを透いてあげましょう
それから過湿に注意です!
雨が続く日は、多肉植物は雨の当たらない軒下などに避難させましょう。
多肉の中では、セダムはある程度水を好むので雨に当てても構いません。
が、細葉万年草など葉の細かいセダムは蒸れやすいので、ぎゅうぎゅうに生えているなら少し間引いてやりましょう
今日は梅雨カラー?の寄せ植えを…
青バスケットに青・白の小花ですが、ピンクのアジュガでアクセント。社長作です
小花を合わせた寄せ植えはナチュラル感が魅力
今からの寄せ植えは、梅雨の蒸れ・夏の成長幅を考えて秋~春よりも間隔をあけて植えましょう
アンゲロニアや千日紅など、今は小さい苗でも後々大きくなるので前面には植えないように…
今週も入荷しました、クレマチス。
人気のエミリア・プラター!
咲き進むと反り返ってくる花びらが可愛い
アルバ・ラグジュラリアンス。
写真では見えてませんが…花びらの先端に黄緑色が入るのが個性的
アーティッククイーン・エビドゥ。
雪おこしをもう少しシャープで大輪にした感じです
千の風などこの系統の白の八重はいくつかありますが、どれも少しずつ個性があるのが面白いです!
ずらっと並べて見比べてみたい!
パープレア・プレナ・エレガンスも咲き始めました!
2年目にしてものすごい伸び!
赤紫の小輪八重咲きです
綺麗なチューリップ咲きのミーネ・ベル。
プリンセスダイアナと同じくテキセンシス系です
ハーグレイ・ハイブリッドは花芯の褐色が引き締め役。
小中輪クレマチスは雨が降っても割と散りにくいので、長く楽しめるのがいいところ!
他にもいろいろ写真は撮りたかったですが、雨が降ってきてしまいました。
それでは今週はこの辺で…また来週。
初夏はサルビア!
こんばんは、塚本です。
6月に入り、いよいよ梅雨の季節ですね!
植物の蒸れには注意ですが、うまく管理すれば真夏に成長がストップする前に、気温は高いけれど雨はたっぷりで非常に成長が期待できる時ではあります。
そして湿度・気温共に挿し木の適期でもあります!
日照不足になりがちですが、気象の変化と植物の様子をよく観察して梅雨をうまく利用しましょう!
だんだん蒸し暑くなってきた季節にぴったりなのがサルビア!
ハーブ名のセージでもおなじみですね
葉に爽やかな香りがあるものが多いのも魅力です
一口にサルビアと言ってもいろいろな色・形があります
写真はチェリーセージです
その中でも赤・青・クリーム色など色数が豊富です
斑入り品種もあり。
赤と白の2色咲き‶いちごみるく”
チェリーセージの中でも立派な大株に成長しやすく秋まで咲き続ける姿は見事です
気温によって赤と白の比率が変わるのも面白い性質です
ブルーノートの鮮やかな青は夏にぴったり!
テレビで紹介もされたサルビア・ネモローサ”カラドンナ”
写真はちょっと散りかけてますが…鮮やかな濃い紫は風景を引き締めます
メド―セージのように花の大きな大味のサルビアは、地植えにすると活きます
どのサルビアもひと穂が大体咲き終わったら穂の付け根、次の芽の上で切りましょう
サルビアは晩秋に刈り込むと、翌春に揃って綺麗な芽が出ます。
冬の寒さに弱い1年草扱いのサルビアもありますので、品種を選ぶ時には確認しましょう
クレマチスも開花中~
ジャックマニー系のタイダイはサイケデリックな色合い!
タイの絞染の名にふさわしい個性です
ポンパドールピンクはコロンとして可愛い
生育旺盛な新枝咲き、ヴィオルナ系です
ホーゲルビーホワイトはふわふわとしたベル咲きが魅力
飛ぶような花に葉っぱも細かく実に繊細そうな姿ですが、生育旺盛なヴィチセラ系の中でも勢いと枝数のすごい子です
4㎝程の小さな花は脇役っぽく見えますが、単体でも良く茂って1面に花をつけると幻想的な雰囲気で素敵です
リスボアは、形も大きさもホーゲルビーホワイトの色違いといったところ。
内側の方が色が濃いので、下から見上げ気味に誘引するとより映えるかも
今年はバラと小中輪クレマチスのタイミングがうまく合いませんでしたが、バラが終わった後で葉っぱだけのところを彩ってくれてます
踊場とベティコーニング、ベル咲きの共演です
どちらも強健で育てやすい
ヴィチセラ系などの小中輪クレマチスは、四季咲き性で何度も楽しめるのも魅力です。
今雨が降りだして、あー6月だなー・・・という感じです
梅雨入りはまだですが。
それでは今週はこの辺で…また来週。
小・中輪クレマチス
我が家のユキノシタ開花
よくある植物の上に割れた鉢ですが、1番お気に入りの一鉢です
こんばんは、塚本です。
先週末は天気予報が外れてさっぱり雨が降りませんでしたが、おかげでたくさんのお客様に来ていただけました
オカモトガーデンはただいまバラ真っ盛り!
散ってしまう前に今週中にはぜひぜひ!見に来てくださいませ~
最近あまりお花を載せていなかったですね。
春のお花もぼちぼち花数が減ってきて、寄せ植えもペチュニアなどの夏の花の時期です。
右奥の黄色い花は今人気のクリソセファラム
手前の水色の花はプラティアです
キキョウ科の多年草で、匍匐して育ちます
真夏は休みますが、秋まで咲くのが魅力です
日当たりが好きですが、半日日が当たるところなら十分育ちます
他のキキョウ科と同じく真夏の直射日光がちと苦手なので、夏は半日陰のほうがいいでしょう。
ふわっとした感じが出したい時におすすめです
そして今週は中輪・小輪のクレマチスたちも続々開花!&入荷!
地植えのプリンセスダイアナは今年もすごい勢いです
バラと合わせるため人気がありますが、生育旺盛なのでバラを覆ってしまわないように誘引・透かし剪定で調節を。
5号鉢の開花株は今年も人気で売り切れ間近ですのでお早めに
ルーシーも開花しました
藤色で優しい雰囲気です
宮崎さん一押しのクレマチス、テンテルです
縁がピンクの覆輪花で、フリルのような波うちが甘い雰囲気を醸し出します
花芯と花弁の中央に黄緑色が入るので、シックで上品な色合いです
薄ピンク系のバラと素晴らしく合う、中輪のクレマチスです
コンテス・ド・ブショウもバラに合う名花
昔からの人気品種です
微妙な色合いもさることながら花形が美しいです
こちらはベノーサ・バイオラシア
刷毛ではいたように鮮やかな紫が入る個性的な花です
人気の篭口の開花株もお手頃サイズで入荷しました!
和洋どちらにも合う魅力的なベル咲きです
ラタンのオベリスクに誘引してナチュラルな雰囲気に・・・
インテグリフォリア系は自ら絡みついていかないので、時々誘引してあげてください
こちらもインテグリフォリア系のリトル・ボーイ
写真よりももう少し濃い色です
半つるですが大きく育ちたくさん花を咲かせてくれます
長尺仕立てのシリーズも入荷しました
行灯仕立ては買って帰ってからほどくのが大変ですが、これならすぐに誘引できて便利です
写真はマダム・ジュリアコレボン
生育旺盛で四季咲き性、アクセントカラーで汎用性の高い品種です
まだ咲いてませんがロマンティカ・踊場もあり 。
たくさんつぼみ付きですぐ楽しめます
今週末には庭木の講習会もありますので、剪定方法が知りたい方はぜひぜひ!ご参加ください
それでは今週はこの辺で…また来週。
クレマチスの剪定
こんばんは、塚本です
最近は台風やらでお天気が不安定ですね…
週末も崩れるようで…せっかくバラが咲き乱れているので、たくさんのお客さんに見てほしいのですが…
早咲き大輪系のクレマチスが散ったのと入れ替わりに、ベル咲きのクレマチスが開花開始!
整ったベル型とつややかな赤紫が魅力のバックランド・ビューティー。
原種クレマチスのテキセンシスは色と形がタコさんウィンナーみたい??
こちらは木立クレマチスのパステル・ピンク
30㎝位の高さなのでクレマチスというより宿根草感覚です
今週入荷したダッチェス・オブ・アルバニーは超大株!
すごいボリュームですが…新枝咲きなので咲き終わったらバッサリ!切ってしまいます
クレマチスは大きく分けて新枝咲き、新旧枝咲き、旧枝咲きに分かれますが…ベル咲きのクレマチスなら今年新しく伸びた枝に花が咲く新枝咲きです
1番ポピュラーなタイプのお馴染みの形のクレマチス、大輪系は一部は旧枝咲き傾向が強いものの、ほとんどは去年伸びた枝にも今年の枝にも花が咲く新旧両枝咲きです
華炎は赤地に緑の模様が入った個性的な花!
注目の品種です
早咲きの大輪系はもう散ってしまったところも多いと思いますが…散りきる前に満開で色あせてしまったら剪定してしまったほうが株が消耗しません
写真は美佐代です
新旧枝咲きはどこで切っても咲くので、花から1~2節下を切るだけでも構わないですが、それを繰り返していると花がどんどん上の方に上がっていってしまいますし、下の方から新しいきれいな枝も出にくいです
まずほどきます
今年伸びた枝の真ん中くらいを切ります
全部同じ長さで切ると2番花が同じ高さに密集して咲いてしまうので、枝によって長短を付けて切ると、上から下までまんべんなく花が咲きます
枝を誘引しなおしました
短い枝、中程度の枝、長い枝と強弱が付けてあります
枝が多すぎたのでついでに間引いてあります
枝が多いとそれぞれの枝に養分がかかってしまいますし、通気も悪くなるので鉢植えなら大きい鉢でも10本くらいに絞ったほうがいいです
株の大きさに見合った枝数にすれば負担が少ないです
・・・とはいえ、ほどいて誘引しなおすのが面倒なら、最低限早めに花がらを切って種に養分がいかないようにしてあげましょう
切った時には施肥も忘れずに
それでは今週はこの辺で…また来週。