夏の山野草たち
こんばんは、塚本です。
梅雨が明け、学校は夏休み。
楽しくてつらい夏がやってきましたね!
夏らしい話題を・・・と思いましたが、撮った写真はほとんど湿度高めの木陰の写真だったので、しっとりいこうと思います
クレマチスの白万重の2番花が咲き出した・・・はずが
先祖返りでテッセンのような花が咲き始めました
ちょいちょいこういう変異があるようです
これはこれできれいですが、元に戻るのでしょうか・・・
夏の山野草も咲き出しております。
茶花にも使われるカリガネ草の斑入り青花は、花も葉も夏にぴったりの爽やかさです
花茎を切り戻せば、初秋まで何度も咲きます
少し独特の香りがします
日当たりが良すぎると、斑の部分だけ葉やけすることも・・・
逆に日当たりが悪いと花は咲きにくくなりますが、葉っぱはきれいに育つのでカラーリーフとしても楽しめます
葉っぱも花も楽しむなら、真夏は西日が当たらないようなところがベストです。
耐寒性のある宿根草なので、毎年楽しめますよ
カリガネ草はピンク色の斑無しも置いてます
ダボエシアも四季咲きなのでよく咲いてます!
ツツジ科の耐寒性常緑低木で、山野草として出回っています
ころころとした花がかわいいです
オカモトガーデンはお山の上なので、山野草は販売しているだけでなく自生もしてますよ~
オカモトガーデンの最深部、奥の温室のそのまた裏は、ひんやりとした日陰とちょろちょろ流れる水のおかげで高湿度。
特に右側のような急角度の斜面は、水辺でありながら水はけがいいのでポイント高いです
ここには白花のホタルブクロが点々と自生しています
高いところなので下からのアングル。
暗い中に浮き上がる白が美しいです
町中の家できれいに仕立てられた鉢物もいいですが、やっぱり山野草は自然の中で自生している姿を眺めるのが1番だなあ・・・と思います
でもきれいに咲いてるのを見つけても、「とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ」
とは山歩きの師匠の言です
自宅で山野草楽しむならお店で購入しましょう
しかしときには自ら鉢に生えてくる子も・・・
ハランの鉢に出てきたのは・・・
野生ランのネジバナです
螺旋を描いて咲く姿が個性的ですね
もう本体より雑草の方が貴重な気も・・・
野生ランにとってちょうどいい季候の場所らしく、ほったらかしにされていた風蘭も開花
表に出して見てもらいたいけど、きっとここにいたいんだろうなあ。とは思います
それでは今週はこの辺で・・・また来週。
プミラの実!?
こんばんは、塚本です。
毎日蒸し暑いですね・・・
早くも雨が恋しくなってます
しかし今週は台風がやってくるそうで・・・
ほどほどに、降ってくれると嬉しいですね。
さて今週の他のブログでもすでに紹介されてますが・・・
箱庭にぴったりな小物いろいろ入荷しました
ちっさい寄せ植えに煉瓦と巣箱、鋤をプラスしてみると・・・
ナチュラルカラーの箱庭のできあがり!
煉瓦が本物のテラコッタの本格派です
ミニサイズの箱庭はプレゼントにもおすすめ
お好きな多肉でお作りしますので、お気軽に声をおかけくださいね!
オカモトガーデンで陶器鉢売り場付近を歩いていると、たまーにこの実が落ちていることがあります
先週もいきなり頭上から落ちてきて、お客さんがびっくりされてました・・・(けっこう固いのです)
これは実は・・・フィカス・プミラの実なのです。
プミラといえば、観葉植物としてよくポット苗で販売されてますね。
斑入りの方がメジャーでしょうか。
斑入り品種はやや耐寒性が弱いですが、緑の方は強くオカモトガーデンのようなお山の上でもばっちり冬越ししてくれます。
生育旺盛で地植えにすると、近くの木や壁をぐんぐん上っていきます
日陰でも元気に育つのでシェードガーデンにもOKです
木の壁に這わすと、細かい葉がおしゃれですね!
たいていはこんな感じで広がっていくのですが、条件が合って年数がたつと・・・
ちょうど私の背丈ぐらいまで上ったところで、壁から離れ始めました
そしてちょっとずつ葉が大きくなっていき・・・
どんどん大きくなって・・・
もはや別人になったところに・・・
実がなります
壁に這っている細かい葉と、屋根の茂みが別の植物みたいですね・・・
下と上とが同一人物だと知ったときは本当に驚きました
たまに落ちた実が、下に植わっているユッカの鋭い葉に串刺しにされています
プミラ・・・よくある植物のようでいて不思議な生態を持つ子です・・・
身近な植物にも、きっといろいろなドラマが詰まっているんでしょうね。
それでは今週はこの辺で・・・また来週。
梅雨のあれこれ
月下美人が開花しました
ひと晩だけなんてもったいない・・・
こんばんは、塚本です。
7月にはなりましたがまだまだ梅雨は明けていませんよ~
夏前にやり残したことはありませんか??
切り戻しや常緑樹の剪定、植え替え、などなど、暑くなってから植物に負担をかけることは梅雨中に済ませてしまいましょう
私の畑にも夏らしいものができつつあります・・・
初挑戦のスイカ!
まだこぶし大ですが立派に育ってほしいです!
レタスバジルも調子良さそうです!
花が咲いたら葉が堅くなり成長も止まるので、つぼみが出たらすぐに摘んでいます。
落花生の黄色い花もちらほら・・・
収穫が楽しみです!
隣のハーブ畑はバックが雑草ですが
枯れかけていたのを植えたラベンダー、3年目にして完全復活です。
仕事も休みも土いじりですね
ショップの入り口横には大きな睡蓮鉢が登場です。
中を泳ぐメダカが涼しげ
斑入りのホテイアオイも入って涼しさ倍増です
その周りもちょっと模様替えしまして、ショップ前は梅雨~夏使用です
夏らしいビビットな寄せ植えあり、涼しげなグリーンあり。
棚には小鉢や雑貨を置いてます
どっちもジニアメインですが、ちょっと雰囲気を変えて・・・
ジニアは秋まで長いこと咲きますし、ペチュニアほど花がら摘みが大変じゃないのがいいですね
それでは今週はこの辺で・・・また来週。
支柱に芽が出た!?
こんばんは、塚本です。
去年の梅雨はもっと暑かったと思うのですが、今年は涼しくて過ごしやすいですね!!
人間としてはありがたいですが、これが植物の成長に後々どのような影響を及ぼしてくるのか??気になっているところです。
先週のお休みには去年植えた冬野菜と、夏野菜の収穫始めで、ジャガイモ、ニンニク、ミニトマト、バジル等々・・・
ニンニクがうまく太って嬉しい限り
レタスバジルは一般的なスイートバジルよりも少し香りが弱い気もしますが、1,5倍くらい幅広で柔らかくて食べるためのバジル!という感じ。
細かく刻んでソースにするより、大きさを生かしてカプレーゼやパスタでむしゃむしゃ食べたいところです
今から夏野菜の収穫が楽しみな季節ですね~!
最近入った一押し植物をご紹介
リグラリア ”ブリットマリークロフォード”
艶やかでシックな色の銅葉が美しいリグラリアです
ツワブキの仲間なので日陰OK!
初夏から夏にかけて咲く黄色い花と銅葉とのコントラストがきれいな多年草です
お庭のアクセントにぴったりのカラーリーフですよ
クレマチスのほとんどは、切り戻して養生中・・・
フロリダ系の5号鉢、ナチュラルな枝の支柱にクレマチスが誘引された状態で入荷していたものです
しかし!よく見てみると、伸びているのはクレマチスだけでなく・・・
なんと支柱の枝からブドウの葉が伸びています
きっと枝を切って間なしに挿したので、挿し木状態になって根付いてしまったのでしょう
すごい生命力ですね!
しかし狭い鉢でクレマチスと共存させるわけにもいかず、せっかくなので植え替えることに・・・
抜いてみると確かに発根しています!
他のはもうぼうぼうに根が出始めているものも・・・
品種はさっぱりわからないですが、うまく根付いてくれるとおもしろいですね~
それから今週はちょこちょこと小鉢の寄せ植えを作ったりも・・・
ペチュニア"ビビニ”とセダム"リトルミッシー”
ミニアイアンバスケットにジュートを敷いて植え込み。
メカルドニアは、伸びすぎる前に適宜不自然にならない程度にカットするときれいに楽しめます
手前のカリブラコアが咲き出すのが待ち遠しい
ハンギングは乾きやすいので特に夏は水切れに注意!
箱庭を長くきれいに保つコツは、適宜乱れ始めた枝をカットすること!
今は成長が早く、すぐにぼうぼうに茂って雑貨や小道が埋もれてしまうので、伸びすぎる前にこまめに切りましょう!
伸びすぎた後に切ると、きれいに元通りになるのにだいぶ時間がかかってしまいます
1度にいっぺんに切ると不自然に見えてしまうので、伸びた枝だけ間引くように切ります
切ったセダムは土にまいておきましょう
それでは今週はこの辺で・・・また来週。
梅雨のつれづれ
こんばんは、塚本です。
今年の梅雨は本当に涼しいですね!
雨が降ると寒いくらいです
そのせいか、今年はうどんこ病が例年よりも蔓延しています・・・
うどん粉病はこのくらいの涼しい気候で、特に窒素過多だとなりやすいです。
見つけたら早めに消毒、&窒素分の多い肥料は取り除きましょう!
ペチュニアやバーベナなど、秋まで咲く花期の長い花ももちろんいいですが、その時期にしか咲かない、という花も季節感が楽しめるので是非取り入れてほしいです
今週のおすすめはネコノヒゲ
その名の通り、猫のひげのようなお花を咲かせる多年草です
初夏にぴったりな涼しげなシルエットです!
こちらは初夏から秋にかけて繰り返し咲くアガスターシェ。
カラフルですが淡めの色彩なので、うるさすぎずに涼しげな印象ですね!
花の色・形も様々ですが、"ボレロ”など銅葉の品種もあります。
茎や葉の質は少々柔らかくもろい感じですが、傷んでしまっても切り戻せば何度も出てくる回復力があるので、姿が暴れてきたら刈り込んで整えてあげましょう
爽やかな香りが魅力のハーブでもあります
宿根草なので毎年楽しめますよ~
「苔みたい!」と人気のサギナも開花中です。
去年の寄せ植えに花が咲き出したので、写真を撮ろうとしたら・・・
夕方なので閉じてしまいました・・・
最近は箱庭で、芝生を表現するためにフェイクのモスを使っている例もよく見かけますが、やっぱりどうせなら生きている植物を使いたいところですし、一面に小花が咲いた様子がお花畑みたいでおすすめです!
昼間のサギナちゃん
敷地内の植栽スペースもいろいろ咲き乱れております。
白い花はペチュニア"おゆきちゃん”
サントリーの"ボンザマーガレット”はちょっと高いだけあってさすがの花持ちです
他のマーガレットが咲いて、咲ききって1回刈り込んで、また咲いてもう一度刈り込んで、としている期間中どんどん成長しながらずっと咲き続けていました
チェリーセージもぐんぐん成長中!
今は白よりも赤の比率が多めです
セージ類は水を切らしたり根詰まりすると、すぐに黄葉が出てしまうので注意しましょう
一方こちらはしっとり半日陰の面です
オダマキちゃん、まだ頑張っております
オダマキは種でも増えますので、取りまきに挑戦してみましょう
それでは今週はこの辺で・・・また来週。