伍福園の庭ブログ

南信州の飯田市にある造園会社です。
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金木犀が香る

テーマ:樹木のこと

キンモクセイが香り出しました!

今日は、天気も良く苗畑へ行くと秋の香りがしました。

このところ雨が多く、畑へ出ていなかったせいか、

キンモクセイが咲いている様子は本日、

今年初めて見ました!

 

「秋きぬと 目にはさやかに

 見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」

 平安時代の歌人 藤原敏行 作

 

「秋が来たと目にはっきりと見えないけれど

風の音ではっと気づいた」という意味ですが

私は金木犀の香りで、季節の変化に

はっと気づきました!!

日々忙しく仕事をしていると季節の変化に

気づかないこともあますが、こうして外に出て

季節の変化に気づき幸せな気分になりました。

庭ブロ+(プラス)はこちら

本日の現場

テーマ:本日の現場

 9月後半にさしかかり移植を伴う植栽工事が多くなってきました。

こちらでもお庭リフォームの現場です。もともとある丸い石を上手に

使って石組します。滝口から循環ポンプで水が出る仕掛けをします。

ベテラン滝沢親方が石組をしております。

ポンプノーチラス70ローボルト(タカショーさん)

このポンプはなんと月の電気代が¥43で済む優れたポンプです。

電気代が魅力で使用することに決めました!

早川さんが水量の調整をしています。ローボルトなのに意外とパワーが

あり驚きました。

後日完成しましたら、ブログに載せますのでお楽しみに。

 こちらは、昨日より着手した現場です。お庭のリフォームで、移植から

始めております。

道路と庭を塀で仕切り、メンテナンスが楽なお庭にします。

本日はタッキーこと滝沢君が応援に来てくれました。こっそり覗くと

一所懸命に土のすきとりをしてくれていました。彼は草抑えシート張り

の名人と呼ばれており、貴重な人材なのです!!

別の現場では、久保田君がブロック積みをした上へフェンスを取り付けて

います。こちらのお宅は、2期工事目となり大変ありがたく感謝して仕事を

させてもらっております。お孫さんが、よちよち歩きが出来るようになった

ので危険防止のためフェンスをご依頼いただきました。もうすぐ完成します

ので、お孫さんと安心して遊べますね。

 

  弊社建設中のフラワーパークも良い風が吹いており撮影しながら

とても良い気分になりました。信州は今ドライブに出かけると最高です。

夏場の暑さで木々も疲れていましたが、このところの雨で潤いある

葉をしています。秋の紅葉もいいですが、この時期の信州は良いですよ!!

仕事も大事ですが休日にはドライブに出かけて、大自然の良い気をいただ

きましょう!

カシノナガキクイムシについて考える

テーマ:樹木のこと

今年の夏は、カシやナラの木の枯死被害が大変多い様です。

「カシノナガキクイムシ」・・・書くだけで長い名前です。

今朝のNHKで「カシノナガキクイムシの被害」について放送さ

ていましたのでここで少しこの話題についてとりあげたいと思

います。

私がこの被害について、深刻だと感じたのは盆休みに妻の

実家(愛知県)へ訪れた時でした。

愛知県瀬戸市を愛知環状線(高速道路)で通過した時、

茶色の点が無数にあることに驚きました。

運転中の私でも、山のカシが枯れている様子がよくわかるほど、

多くのナラ、クヌギが枯れていました。その様子を妻の父に話すくと、

「カシノナガキクイムシ」について詳しく教えてくれました。

 愛知万博跡地の「森コロパーク」でもカシノナガキクイムシの対策

として幹の部分をビニールシートで被覆してあるコナラを見かけました。

このように、ビニールシートで被覆することによって、

カシノナガキクイムシが幹へ穴をあける侵入(穿入)を防いでいます。

カシノナガキクイムシによって枯死したナラの写真です。(愛知県)

妻の実家裏山にも被害が出ており驚きました。

信州飯田ではあまり見かけない風景です。

キクイムシが穴をあけると、このようにおが粉が出ます。

皆さんの周囲のナラ、カシも注意して観察してください。

 どうして近年大きな被害がでているかよく分からないと,

NHKでも解説されていました。

弊社の資料で詳しい論文がありましたので、ここに紹介します。

2003年 森林防疫 FOREST PESTS(VOL52 No,7)別刷

京都府林業試験場の小林正秀・萩田 実 両氏の論文では、

燃料革命以降、樹(ナラ、カシ)の老齢過熟と風倒木、伐倒木、

巻枯らし木の放置によりカシノナガキクイムシが繁殖する要因

と述べてありました。

老齢大径化した広葉樹林において小径木を伐採する施業は

見直す必要があり、老齢木を積極的に利用することが防除に

つながると最後に書いてありました。

私たちは、森林を保護するのではなく、もっと利用しなければと

考えさせられる論文でした。

アメリカシロヒトリにご注意ください。

テーマ:樹木のこと

あなたのお庭の樹!大丈夫ですか?

注意(ケムシの嫌いな方は、最後まで読まないようにしてください。)

 

今年は、アメシロ(アメリカシロヒトリ)が平年より多く見られます。

アメシロは年2回発生し、1回目は6~7月、2回目は8月中旬~9月中旬

に発生します。今年は、特に2回目に発生したアメシロが大繁殖している様です。

(飯田市近郊では)

写真は、市内の桜です。既に、成熟幼虫となったアメシロ

が木々に分散して葉を食べてています。こうなってしまうと、

殺虫剤を散布して抑えるか、放置しておくかのいづれかに

なってしまいます。発生初期の幼虫が集団で群をなしている

うちに枝ごと切り取り、踏み潰す方法が最も効果的といわれています。

上の写真は、集団生活から個々に分散して葉を食べている

成熟幼虫です。まさにアメリカシロ一人!?

今年の大発生は、私なりに推測してみると2つの理由がある

と思います。一つは連日の高温、乾燥。2つ目に、

農薬散布の使用低減。

2つ目の事は、実際環境省の公園・街路樹管理マニュアルや

農薬の講習会(緑の安全管理士会)でも言われている通り、

発生予防的な農薬散布をやめて、発生した後に必要最小限に

農薬を使用する方針があります。確かに、農薬を少なく使うことは

大切な事です。ただ、アメシロの様に群れから分散した幼虫は

農薬を使うか、そのままアメシロがお腹いっぱいになるまで見過ごすしか

ないのです。群れから分散する前に発見し処分して、なるべく農薬は使い

たくないものです。

偉そうに語る私の庭にも、先日アメシロがイロハモミジの樹に発生

していました。既に樹全体に分散してしまったので、農薬を使いました。

小学1年の虫好きな息子に、「キリギリスもころさないで!!」と言われ、

慎重に散布しました。こうなる前に、もっと観察していればと反省しました。

アメシロも同じ虫ですがキリギリスとは対応が異なります。

夜、庭の奥から聞こえてくるキリギリスや鈴虫の鳴き声を絶やさないように

なるべく農薬を使うことなく早めにアメシロを発見たいと思います。

 

 

 

ガーデンリフォーム

テーマ:本日の現場

デッキまわりのお庭リフォームです。

出会いは5年前、その間も弊社の事を忘れることなく

前回6月のお庭相談会にお越し頂きました。

そして今回この様にお庭リフォームを任せて

頂いております。本当に感謝、感謝です。

 外壁が白くとても素敵なお宅です。今回は、コニファー

を移植してフェンスを立て空間を仕切り、使えなかった

デッキスペースを利用できるようにご提案しました。

柱が立ちそして・・・

久保田君がフェンスを取り付けております!

よーく見ると靴を脱いでの作業でした。

植栽工事が残っておりますが、リフォーム前と比べ

間が広くなった感じがします。仕切ることにより空間

は広く感じます。縦のスクリーンは、正面では透けて

見えますが、少し視点が変わると塀の様に周囲から

中が見えにくく安心感があります。

素材はダークブロンズ色のアルミ材で、メンテ

も楽です。今の、ブロンズ色は昔と違って植栽にも良く

合います。すっきりとした、お庭になってきました。

今後の仕上がりが楽しみです。

Before

お知らせ

  昨日、「ガーデンルームキャンペーン」のポスターを頂きました!

TOEX秋のガーデンルームキャンペーン!

9月15日~12月20日まで

こちらのタイトルも同じく、

眺める庭から使える庭へ。

笑顔が増えるお庭をこれからもご提案できる様

がんばります!!

 

 

 

 

 

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