百笑おじさんの暇つぶし

4月30日快晴です。1月24日横浜港を出て101日間地球一周の船旅も残り5日間となった。
予定では最後の寄港地（台湾の基隆）を29日に出て横浜港へ5月3日到着はずでしたが、シンガポールを出て  南シナ海ベトナム沖で高圧発電機のコントロールパネルが故障し、メインエンジンの燃料供給ポンプが作動せず、26日の午前10時過ぎからおよそ40時間漂流。
船には漂流中の黒旗がたなびいていた。めったにお目にかかれない風景でした。海流によって100km程漂流した。この失った時間を取り戻す事が困難で、台湾の基隆入港が予定より2日遅れの5月1日、その上予定されていたツアー類は全てキャンセルとなった。たった8時間の滞在（スーパーバイザーによる電気系統の点検・修理）の後、遅れを最小限に留めるべく黒潮に乗り、全速力で東シナ海太平洋をクルージングして、5月4日横浜港到着を目指します。
1日遅れが確定しました。北海道の自宅には5月5日中には戻ります。

4月29日何も無く安全航行をしている様に見えます。  
日本との時差が1時間になりました。
明日4月30日に台湾の基隆入港と予想してましたが意外や？船内放送にて今後の確定情報の知らせがありました。
1.台湾の基隆入港は5月1日5時00分。出港は当日13時00分で8時間の滞在
2.ツアー類は全て中止とする
3.機関と発電機の確認と点検整備の為、5月1日停泊中にスーパーバイザーが乗船する
4.留守宅へは各自の緊急連絡先へ連絡をいれる
5.横浜港入港は5月4日

先日の39時間漂流の影響がツアー類の中止となって、乗客にも影響が出る・・皆面白くないようだ

4月29日漂流中（4月27日）に頂いたランチです。  
前夜のディナーでもお米は無く、質素でした。
正にダイエットランチ！27日に体重計に乗ったら85kgだったので、連日この様な食事ではさらにダイエットが出来そう・・・。食堂担当者（ウエイター・調理人）には食事がほとんど当たらず、人海戦術で準備してくれた。


写真はランチ皿・・・・1枚一人前です。スープも無い。お水は氷が作れなく冷えていない。

追伸
横浜港到着が一日延期の5月4日になります。北海道へは5月5日に帰宅となる。
飛行機の予約変更が必要です。事前予約している人は変更に右往左往してます。
最後のインターネットカード（100分4200円）を購入しました。横浜港迄に使い切らなくては！

4月26日午前10時15分、船内放送にて200Vの発電機の制御パネルが制御不能になり（ブレーカーが落ちる）メインのスチームやタービンエンジン用の燃料供給ポンプや船内エアコン、通信設備が動かず、再び洋上にて機関停止状態。漂流生活を強いれられる。当初は4~5時間で復旧出来るとアナウンスがあったが34時間経過しても治らない。 あまり当てにはしてないが？？願望は心底ある。早く日本に帰りたい・・・帰りたいよ。その後再三にわたり延びのアナウンスがあり、遂に4月27日23時00分が経過しても動く気配は無いようだ。修理をしている担当は蒸し風呂状態の機関室で不眠不休で修理を急いでる。
本音は早く何とかして欲しい。祈りにも似た気持ちです。
29日中には横浜港到着の変更日程も確定出来ると思います。最低でも到着が2日延期になりそう・・・。
でも機関がまともに動かなければ先が読めません・・・今日午後に今後の日程の説明があるそうです。
それにより確立の高い日程が決まるはずです。飛行機の予約変更をお願いする可能性が大です。高圧用発電機が故障の為、NET送信が出来ません！

追伸  
体重にも変化が出て来ました。  
昨年11月には92キロ。今年1月19日には90キロ。4月26日85キロでした。    
このままの状態での食事ですともう少し痩せそう？？です。
持参したジーンズ・・・ずり落ちて履けなくなった。
サスペンダーで吊るしか無いか・・・。

写真は漂流中を表す黒い丸旗を上げている。
200Vの高圧発電機の故障の為 調理器具が全て使用出来ず、お米も炊けずパンも焼けず・・・。夕の食事は一皿に盛り付けたまさにダイエット食事です。21時30分過ぎに軽食の提供（たこ焼きが4個）あり・・・若者にはお腹が空くメニューだ。このままの状態が続けば朝ご飯も期待出来ない。従業員は食事も当たらずに復旧に努めている。
4月28日01時15分頃から試験運行開始。
合計39時間の機関停止が続き、前回のソマリア沖より1時間だけ早く動き出した。早朝にはまともな朝食にありつくが、エアコンが作動して無いので船内全てが蒸風呂状態。ふう。
> 避難場所がどこにも無い

4月26日GETの卒業式の予定でしたが、午前10時10分頃に突然高圧発電機のパネルの故障の為、機関への燃料供給ポンプが動かなくなり・・・船が動かなくなり漂流開始。  
おまけにエアコンもストップ。船内は蒸風呂状態になり、そんな中での日中開催は不可能と判断し、予定が変更となった。
14時00分~15時30分10階のプールデッキ にてGET卒業式・・・酷暑の為20時30分に変更となった。
20時30分~21時30分  8階のスターライトGET卒業パーティーと卒業式がこの時間帯に変更になった。
21時45分~23時00分  8階のスターライトGETカラオケパーティー

高圧発電機が動かないので、エアコンもきかず、何処も蒸し風呂状態。
フォーマルウェア又は民族衣装を着て出席の依頼あり・・・でも、とてもとてもそんな気分にはなれない。まずは先生別に受講生へ卒業証書の授与式があり、その後先生と仲間で集合写真を写して式典は終わります。その後カラオケ大会に移り、若者と先生は盛り上がるが、我々高齢者は蒸し暑さの為・・・早々に退散することに。ここに至る迄に30回の英会話のレッスンを始め、寄港地でのチャレンジブログラム、船内での様々なワークショップやイベント、更にはスピーチフェスティバル等に参加して、英会話の能力向上に挑戦した。おかげで聞き取り能力は向上する？？
短いようで長い3ケ月に渡る学びは、楽あり苦ありでしたが、同年代のクラスメートに恵れてお互いが刺激し合い 切磋琢磨して、この日を迎える事が出来た。感無量です！

25日今日も快晴です。  
蒸し暑い一日です。のんびりと英気を養う洋上生活の日です。
12時の状況は緯度03-30N 経度105-40E 時速32kmで台湾の基隆へ向けて3日間のクルージング中です。外気温39度、海水温31度 とにかく暑い。昨日（4月24）入港が遅れ、通関手続き完了後の下船が午後2時30分過ぎで観光時間が少なく、取り敢えず仲間と地下鉄のキップ売り場へと急ぎキップの買い方が日本と違い、英語表示の為苦労した。きっぷを買う場合に運賃+供託金の合計で切符を買い、降りた時に再度券売機へ行き、清算業務を行うと供託金が戻って来る仕組み・・・ややこしい。地下鉄乗り継ぎで2~3ケ所の観光地を訪問し不慣れの為に英会話の練習も兼ねて道を尋ねる。親切な人が多く、わかりやすい場所まで同行して頂くことが再々あった。さすが観光立国だ。街並みも綺麗で超近代的だし、公共スペースにはゴミも落ちていない・・・罰則規則が厳しいのだ。
船内食堂は午後8時迄で到底戻れそうに無いので、夕食は中華料理店を探しワイワイガヤガヤとのんびりゆっくりゆったりと食事を楽しんだ。帰路も地下鉄で戻ったが、最短の路線で戻れば20分位の筈が間違って乗ってしまい、35分位掛かりタイムリミット1分前に戻れ、事なきを得た。
シンガポールの人口は500万人程度で土地も狭く、人口密度は高い。陸続きのマレーシアと比べると物価は5倍位高い。そこで多くの人がシンガポールで働き、マレーシアで暮らす。この国の収入源の第一位は石油精製産業、二位は金融、三位は観光との事。 
サプライズでしたが最初の寄港地タヒチ島では石油製品はシンガポールから輸入していると聞いた事を思いだす。今日は連日連夜蒸し暑さと観光疲れか・・・目覚めが午前8時頃、体もだるく疲れの蓄積感じる。そこで雑用処理に取り掛かる！船内医院へ出向き、提出用の風の治療の診断書（有料）をもらいに行く。昨日の蒸し暑さの為、汗をかいたので洗濯した。何とはなしに身体がだるいので15時30分頃からベットに横たわり、船内のビデオ放送を見ながら夕食の時間迄のんびりと読書を楽しんだ・・・緊張続きの（？）英会話講座が終わると気が抜けた気分！
レセプションへ行き自宅へ送る。宅配便（3個分）の費用を支払い、ぼちぼち帰り仕度を開始する。何を何処にどの様に詰めるか思案しなくては！東京で一日過ごすので手荷物は最小限に抑えたいと思う。

こ無沙汰致しております。101日間地球一周の船旅も91日間の航海をし、残り10日間になりました。
今マラッカ海峡をシンガポールへ向けてクルージング中です。14時ごろ到着します。いつも誰かに（家族や会社や地域の仲間、友人、知人）護られ助けられ、何となしにいつの間にか達成出来たり出会ったり・・・すり抜けられる有難さに感謝感謝です。
船旅へ出るにあたり自分に三つの目標を設定した。
1. 英会話の能力向上
2. 自分の仕事の新しい領域拡大の可能性の調査
3. 長年の夢である地球一周の実現
・日本の土木建築技術で作った作品を見る・・バナマ運河/スエズ運河/ボスポラス海峡橋他
・新しい知識の吸収・・今迄に出会った事の無い日本人や外国人との新しい出会い
・自分目線で物事を見て  確認し  判断して  事実の確認  ・・3 現 主義（現場・現物・現実）
特にアフリカ・中南米の実情に興味津々
1.はかなりハードワークで詰め込まれるが、年からくる物覚えの悪さと忘れる早さに悪戦苦闘の連続付帯の講座や新規取り組み（プロゼクト）寄港地で英語での交流会が4ケ所開催。更には英語でのスビーチコンテスト・・仲間と4名でエントリーするも何故か？最優秀賞に選ばれる・・・自分としては大した努力をしたつもりはなかったが、ルームメイトから寝言を英語で何度も言ってたと言われ自分でもびっくり？？？・・・聞き取り力は向上したが会話能力は今ひとつです。「自分で勝ち得たものは無くならないが与えられたものは無くなりやすい」
2.これが想像以上の収穫ありで驚きです・・・犬も（自分自身）歩けば棒に（有益な情報）当たる。キューバの有機農法。フランスのブロバンスでの農家民宿。ギリシャのオーガニックレストランとそこで働くウーファーとの出会い。最終の台湾での都市型農園等の現地訪問。先日のメールでのウーフの件もしかり・・・「発想は移動距離に比例する？？？」また環境、ECOの問題でもわが町の取り組みや私が今迄取り組んで来た事など船内新聞の記者の取材がありましたので、詳しくお話しました後日朝日新聞社の有名な記者が船内セミナーで話された事の大半を実践している事に驚かれ、船内新聞に紹介下さいましたお陰で多くの老若男女と知合いになれました。
帰国後は何らかの形で日常業務や日常生活の中で活かしたい・・・活かせると確信してます。「勝ち取った物だけが残る。与えられた物はいつか奪われる」
3.若い頃土木技術者の会社勤務あり、長年の夢が叶い感動と感謝。
4月25日の午前0時頃、次の寄港地（最後）台湾の基隆港へ向けて出航する。


シンガポール入港時の記念撮影。隣は髪を無料で切ってくれた小出さん。
沢山の乗客がお世話になっている・・・明るく元気なお爺さん？？？

4月23日今日も快晴です。
起床は5時50分、6時30分からラジオ体操に参加。その後トップデッキを5周のウオーキングし7時3０分頃水平線を見ながら朝食を頂く。その後に返信mailを4通送信。
日の出が07時13分、日の入が19時28分。12時現在、緯度05-09N　経度097-55Eの位置を時速31.5kmでマラッカ海峡をシンガポールへ向けて航行中です。外気温36度、海水温度31度　暑すぎます。  
洋上生活なので海風で涼しくなってますが、陸上生活には耐えられない？？？
シンガポール到着が明日の13時の予定です。半日も停泊せずに台湾に向けて出航します。幾つか観光コースを決定していましたが、時間短縮の影響で中止もある。


写真は今朝の7時25分頃の日の出です。  
水平線上に雲があり、太陽が出るまで時間がかかった。久々に素晴しい朝日と出会い、同時に海水面上に  小型のイルカの群れにも遭遇しました。
マラッカ海峡の初日の出。4月23日7時20分頃、日本との時差が1時間となりだんだん日本が近くなってきました。シンガポールまで行くと航海距も50000kmになります。

今日はリフレッシュデイ（主な企画の全てが休みの日）マラッカ海峡に入り、外気温も連日30度を越えて色んな行事も終盤になり、日本が恋しくなっただらけ気味の人が増加している。
日本では花見のシーズンたけなわ？船内でもお花見会となった。定番のビアーガーデン、カラオケ、屋台更にやぐらを組んで夕方からは盆踊り大会だ。今日はビデオ映画を楽しむことにした。最初の映画は「ガンジー」だ。インドのガンジーの生涯を描いたビデオです。夜はアフリカのルワンダで1994年に民族間の対立抗争で100万人が殺戮された実話を元に映画化された「ホテル　ルワンダ」・・・十数年前の実話。
いずれも自由を勝ち取り、独立国を作る理想に燃えているが・・・背後に超大国の影が見え隠れ、今回の地球一周の旅（まだ途中）は3現主義（現地  現実  現物）を自分自身の全てで体験出来た。一ヶ所に留まり、新便・雑誌・テレビ等から特定のフィルターを通した情報がすべてで無くて、自分の持ち得ている全ての能力を駆使して体感した物は自分が納得出来る真実の情報です。
今回は最初から幾つかの目標（3つ）を決めての乗船、今ではある程度の成果が見えて来ている。一つづつ積上げた成果が形となり達成感へと導いてくれるはずだ。
洋上ベンチャー大学の聴講生になり、寿命が尽きる迄にやりたい事や遣り残している事等を書面上に書き出して人様の前に恥ずかしながら公表し、これにはおおよその達成日時を入れて見た。やはり目標には日付を入れて事の大事さを痛感する。達成迄の緊張感が全然違うし、皆さん個人、家族、仲間で書いて見る事を勧めます。書いたら他人の前で公表して実行に移してみてください。今迄とは違った達成感が必ず現れます。小さい事からまずは「DO！」です。 


写真はプールデッキでのお花見会。櫓も立てて夕方から盆踊りです。外気温は30度を超えております・・・。

101日の船旅伸びるものは髭、手足の爪、頭髪です。
髭は毎日剃ります。手足の爪も定期的に爪切りで切ります。これらは自分で処理可能、頭髪も可能ですが自分でカットすると虎刈りの可能性ありと不安があった。船内の理美容室はあるが値段が異常に高く、その上予約制の為、皆行くのを躊躇する。特にじじいの少ない髪が伸び放題では貧乏臭く、みっともない。最低でも30日に1回は散髪した方が・・・。船内にリタイヤされた理容師と仲良くなり、初回は自分の船室で散髪してもらったが、その後30日が経過した。好意にばかり甘えていられないので、虎刈り覚悟で自室のシャワー室で持参した電動バリカンを使って散髪に初挑戦！

4月13日に日本の自衛艦をバックに記念撮影したので恐らくは4月10日前後です。
紅海からアラビア海へのクルージング中。連日猛暑が続き、玉のような汗が噴き出し順番を待っているのが我慢出来ず、挑戦することにした。 散髪後しばらく虎刈りを心配して、連日帽子をかぶる事にした。そのうち誰も散髪の様子をあれこれ言わないので帽子もかぶらなくなった。ただ襟元や生え際のカットはプロの技が必要と実感・・・日本に帰れば安くカット出来るので我慢する。