クレマチスの季節・・・
皆さん、すっかりご無沙汰してごめんなさい。
「どうしたの?大丈夫?」とたくさんお声掛けいただき
今晩こそ!・・・・・と思うのですが
毎晩リビングの床と合体してしまって(~_~;)
本当に今晩こそは・・・・・
せめて、フェイスブックの要領で
ほんの少し写真だけアップさせていただきます。
、
冬季の花壇仕事Ⅱ
24日(金)は全国的に気温が上がり、
週末は春の訪れを期待させられた日和でした。
えむではバラへの冬季の薬剤散布・第一弾ができました。
フロリバンダ ラプソディーインブルー
品種改良を重ねているバラは、とてもデリケートで
他の植物とは比べ物にならないほど病虫害が絶えません。
年間のメンテナンスに手がかかり、痛いとげにも悩まされます。
でもあのきれいな花が咲いた時は何にも代えがたい喜びがあって
・・・苦労が報われた・・・みたいな気持ちにもなり・・・
なぜか不思議にとりこになってやめられなくなる・・・。
バラはそんな特別な魅力がある誰もが認める花のクイーンです。
えむの花壇に本格的に取り組み始めて数年後、
「ターシャテューダーの言葉」シリーズを実家の母の枕元で見つけ
ターシャのさりげない日常の言葉にやたら感動しました。
絵本画家として有名なターシャテューダーですが、
私生活においては素晴らしきガーデナーで、ターシャの庭は
園芸愛好家にとって一度は訪れてみたいガーデンのひとつです。
ターシャの言葉シリーズ全5巻のうち
その3巻目「今が一番いい時よ」の89歳の時のターシャの夢に、
バラのスペシャリストになること、とありました。
当時まだバラを始めていなかった私には、
その意味、感覚がよくわからなかったのですが、
2006年にイングリッシュローズのウイリアムシェークスピアと
アイスバーグ・ブリリアントピンクを植え、
2007年には、ブルームーン、ゴールドバニー、マチルダ
マッカートニーローズ、聖火、プリンセスドゥモナコ、ニコール、
更に翌年・・・と、年々バラが増えていき、バラへのターシャの
気持ち、感覚を少~し察し・・・感じられるようになりました。
アイスバーグ・ブリリアントピンク
バラと付き合っていると、とてつもなくくたびれて、
もう辞めた~い!と叫びたくなる時もあるのですが、
「大変、大変」と言いながら、毎年新しい品種が欲しくなったり
挿し木をしてみたり・・・ 懲りないのですよね~ ^_^;
毎年試行錯誤を繰り返し、病虫害と戦っていますが
昨年のえむのバラは、芽吹き時期にたった一度サプロールを
散布しただけで、ほぼ無農薬で一年を終えました。
・・単に気力体力が無くて時間を取れなかったのでしたが・・
冬季休眠期にしか使えない病虫害予防薬剤・石灰硫黄合剤は
硫黄臭が強烈で、建造物にかかると塗装が剥げたり・・・
住宅地のお庭やベランダ園芸にはあまりお勧めできません。
えむはご近所が遠いので安心ですが、散布後数日間は
臭いが残り、お客さまには説明が必要になります。
ツルバラ・ファンタジアやクレマチス
サイロやアーチに這わせているツルバラには、
激寒期にコツコツ刷毛で塗る作業は無理!と
迷いながらも噴霧器で壁面もろとも散布です ^_^;
壁面を痛めていて、いつか大後悔する時がくることでしょう。
石灰硫黄合剤については、無農薬栽培を提唱する
梶みゆきさんも、黒点病が出る枝には冬季に刷毛で塗ることを
お勧めしていますので
いわゆる農薬、化学薬剤使用とは違った感覚なのだと思います。
例年は激寒の中、花壇に積もる雪を踏みしめながらの作業で、
噴霧した真っ黄色の液が雪面に残り不気味な様相なのですが、
今年は思いがけず穏やかな日和だったうえ、雪が全くなくて、
直接しっかり土の消毒もできた感触がありました。
午前中に散布を終え、午後にはエルパーク仙台にての
食品衛生管理責任者実務講習会に出席しました。
特に流行のノロウィルスについて「消毒消毒!」と力の入った
講義を受け、消毒三昧(笑)の一日になりました。
毎冬えむではヒマラヤ杉の杉ぼっくりがたくさん採れます。
明日はまた最高気温が1度と、寒い冬に戻るとの予報なので
今日のうちにと、しばし収穫作業をしました。
まるでバラのような形をしているので、シーダローズと名づけられています
えむを公の場、公園だと勘違い?されて、毎年お店にも寄られずに
黙って収穫に来られる方がいるのは本当に不思議なのですが
私だって(笑)アレンジに使いたいのです
実は枯葉と保護色なので、ない!と思って振り返ると見つかったり
次々にいくつも見つかる感覚が面白くてやめられなくなります。
えむでは販売はせず、よく乾燥させてから
ディスプレイ用の材料として利用しています。
冬季花壇仕事Ⅲは薬剤散布・第二弾
Ⅳはいよいよバラの剪定、Ⅴはブルーベリー剪定・・・
と、冬季の戸外作業はまだまだ続きます。
冬季の花壇仕事Ⅰ ・・寒肥散布・・
1月も半ばを過ぎ、いよいよ花壇のバラやクレマチスへの
大事な冬のケアの時期になりました。
今、えむの花壇には全く雪がなく、
金曜定休日の今日は絶好の作業日和でした。
冬の花壇仕事第一弾は、株元への寒肥の漉き込み作業です。
バラ栽培をされている方ならよ~くご存知ですよね。
休眠期の今作業することにより、春からの生長期に効果があり
その後一年の成長を決めるとても大切で欠かせない作業です。
えむの花壇に植えられたバラは、まだ未熟な挿し木バラをのぞき
約80本。大きく成長しつつあるその80本の各株回りを、
えむの場合は大体二ヵ所、深さ40㎝くらい掘り起し、そのまま
数日寒風にさらし、その後有機肥料を混ぜ込み土を戻します。
肥料とは言ってもえむの場合はほとんどが土壌改良のための
資材であるバーク堆肥、牛糞堆肥、もみ殻燻炭、苦土石灰。
鉢植えのバラでいえば休眠期の土替え作業のようなものです。
一株に付き、それらを混ぜ込んだバケツ一杯分の土壌改良材に
有機肥料である油粕・骨粉と、溶性リン肥を一握り加えます。
本来ならば、土が凍らない12月中に済ませておきたいのですが
えむでは、12月はその作業の時間が取れないので
毎年1月に入って気合いの入った頃(笑)の作業になっています。
昨年腰を痛め、再発も怖くて・・・
・・・いえ、すっかり筋力が落ちてしまい (~_~;)
今年の穴掘りは全てオーナーにお任せしました。
私は、大きなブルーシート上でしっかり混ぜ配合した寒肥を
バケツに入れて運んで穴に入れ、土と混ぜて・・・。
某スポーツメーカーの温衣タイツに例の足裏カイロを貼り
ソックスの3枚重ねに娘のおさがりのボア付きブーツ。
腰にはコルセットをし、すっかり着込んでばっちり防寒し、
決死の覚悟(大笑)での開始でしたが、30分もたたないうちに
足はポカポカ、コルセットの下にはじんわり汗を感じながら
軽快に作業は進み、ほとんど休憩もせず集中して6時間余。
土にまみれながらも無事終えることができました。
この数年の冬季の作業時に助けられた娘のおさがりブーツは
今日の作業でとうとう底がはがれ・・・
長い間ありがとう! お世話になりました。
年々体力が落ちて、この作業はいつまでできるかしら・・・と
オーナーと話しながら・・・、
いつか息子夫婦か娘夫婦が助けてくれる日がくるだろうか・・・
・・・なんて思ったり ・・・
えむでの講習に10数年いらしてくださっているA.Sさんは
センス抜群でお若いのにいろいろなことのスペシャリスト。
ご自宅の素敵な花壇はお義母さまと一緒にお世話をされ
長くオープンガーデンもされていて、講習の合間にも
ガーデナーならではの花談義が弾みます。
寒肥散布の前日、木曜日に来店されたので、
「寒肥散布もう済みですか?」 と、お聞きしたら、
お義母さまが腰を痛めて花壇仕事がができなくなり
A.Sさんもお仕事や子育てやetcいろいろと忙しくなり
以前のような情熱もなくなり・・・
今、あまりバラや花壇に手がかけられなくて・・・とのこと。
全てのこと、心身の健康があってこそ・・・です。
長年の介護や花壇仕事や当時のストレスの影響もあっての
腰痛で、昨年私も途方に暮れた時期がありました。
その後の新たな出会いなど、助けられて、今、
こうして動ける身体と気力があることをありがたく感じながら
「花壇に向かう情熱」・・・を維持していきたいと
改めて思いました。
冬期間は花壇の仕事がないから楽でしょう?
って、大概の方はおっしゃいますが・・・
以前お話しした「園芸家12か月」や、梶みゆきさんの
「12か月のガーデニングバイブル」にもあるように
ガーデナーにとっての冬季はそれなりに忙しい(笑)のです。
すっかり雪に埋もれる激寒地のガーデナーもきっと、
冬にしかできない、冬にこその大切な作業の日々を
過ごしていると思います。
今日は写真の少ないブログになってしまいました。
次回は「冬季の花壇仕事Ⅱ」になるでしょうか。
冬支度・Ⅰ
天気予報では毎日のように霜注意報が。
僅かに残っているえむの花壇の花々に
本格的な冬越しの準備が必要になってきました。
今日は糸葉春車菊の刈込みをしました。
例年なら11月下旬から12月にかけての作業ですが
今年は葉の枯れこみが早く
来週月曜には、早くも初雪か・・・との予報で
今日の決行になりました。
白蝶草は本当に長い間咲いてくれました。
株元にロゼットができ始め、刈込みどきになりました。
チェリーセージとメキシカンセージには
もう少しだけ頑張ってもらおうと思います。
真っ黄色のイソギクは
晩秋の花壇のアクセント。
フォーカルポイントにもなっています。
とても鮮やかな花色ながら
和風の花をつつましく咲かせています。
実はもうだめと思っていたえむの秋バラが
今になって少しづつ花開いています。
たくさん蕾をつけているバラたちも多いのですが
日毎に気温が低くなってきたので
もう今季は咲かせずに蕾を摘まなければなりません。
株の体力を消耗させてしまわないように。
「私はここにいるわよ」と訴えている花々も。
ベロニカ・インディゴブルー、ボルドー
ベロニカの仲間、トウテイラン
シルバーリーフがきれいなトウテイランや
その他のシルバーリーフ類も
株元がロゼット状に落ち着きはじめ
冬越し体制に入っています。
ラムズイヤー サントリナ
アンチューサ・ブルーシャワーは
春から絶え間なくえむの花壇を彩り
晩秋の今もなお、こぼれた種からの開花で
鮮やかな空色の花を魅(見)せています。
私の好きな花のひとつです。
夏に旺盛に咲いていたチコリも
刈り取った後に種がこぼれて
また咲きだしています。
耐寒性は強いので、来年もきっと大丈夫
ルリマツリも、花期が長くてうれしいです。
まもなく鉢上げし、室内での冬越しに入りますが
まだ、こんなやさしいブルーの花を
元気に次々咲かせています。
2013年のラッキーカラーだったブルーの花が
今年いつになくきれいに咲いた花壇です。
花壇や景色は、日毎に静かになっていきます。
その分、ショップ玄関前の寄せ植え鉢の花々が
徐々に育ち、少しづつ花開き始めています。
今一番賑やかなのは、店内。
華やかなクリスマスディスプレイで
今秋・今冬の皆様のご来店を歓迎し
お待ちしております
ブルー系のセージ 最盛期
空気がひんやり、秋を感じます・・・から、
次は、深まりゆく秋に・・・になるかと思いきや、
先週一週間の30度近い「戻り残暑」の日々には
参りました(~_~;)^_^;
30度越えの日々だった関西方面の方々は
どんなに大変な一週間だったことでしょう。
テレビでは、「秋バテ」という初耳の言葉が。
以下10項目に当てはまる方は・・・
全てにチェック
すっかりバテてしまいました。
花壇に出れない数日でした。
湿気のある暑さの中にもかかわらず、
笑顔でがんばってくれた心強い二人のスタッフ
H子ちゃん、Wさんの花殻カットなどのメンテナンスで
おかげさまでえむの秋の花壇では
ブルー系の各種サルビアが最盛期を迎えています。
サルビア
アズレア・レウカンサ・ガラニチカ
(ブルーセージ、メキシカンセージ、メドウセージ)
ボーダーで植えたブルーセージから望むえむの風景
サルビア・アズレア(ブルーセージ) アップ
・・・近くで見ると、高貴な蘭みたいな花形♡・・・
チェリーセージ・ホットリップス
やっと少しづつ開花です
ワンシーズンで木質化する成長ですが
えむの花壇では冬越しがままならず
初夏に、残った数株から挿し芽を繰り返し
何とか花壇のあちこちに定植し、
晩秋の花壇に赤系の彩りをのぞかせてくれます。
えむでは、天守閣自然公園「木の家」の
秋保の工房の作品を紹介している手しごと館に
アレンジをお預けしているのですが
制作ができるスタッフH子ちゃんのおかげで
今季はよりたくさんの作品を届けることができました。
天守閣自然公園の秋色アジサイはとても素敵で、
この時期、手しごと館では、ドライになったアジサイが
たくさん販売されています。
えむでは毎年、手しごと館のディスプレイ用に
大きな紫陽花リースを制作しお届けしています。
今年も更新されたリースが今日から飾られました。
手しごと館にもお出かけになり
どうぞご覧になってください
えむの樹齢250年の栗の木にかけて撮影
直径約90センチ、
一面あじさいで覆われた贅沢なリースです
H子ちゃん制作
秋バテしていても(~_~;)^_^;
店内での制作も、仕事仕事!とがんばりました。
H子ちゃんと一緒に
少しづつクリスマスの準備を。
縦型のミニスワッグを制作しました。
15㎝×40㎝の 縦型スワッグです
カラーリングしたシダーローズ(ヒマラヤ杉の実)をメインに
ミニトウヒ、エゾ松などの実と
プリザーブド加工のヒムロ杉の葉をあしらい
暖かい色合いのビロードのリボンを使いました
※ 写真はクリックすると少し大きくなります
今年はスタッフが加わり、心強い面持ちで
11月からのクリスマスディプレイに向けて
着々と準備作業を進行中です。