花子さん、ありがとう
澄み渡る青空の下、心地よい秋風にコスモスが揺れる姿に
安らぎを感じる季節になりました。
季節の移ろいに、慌てることなく身を任せ
ゆったりと過ごすことができたらいいなあ。
いつかそんな日々を迎えることができるでしょうか。
ブログはなかなか更新できませんが、
フェイスブックに近況写真を載せています。
どうぞ、時々ご覧になってください。
ブログに書きたいこと、大切に思うことや考えが
いつも胸にいっぱい詰まっています。
庭仕事が落ち着く季節にゆっくり時間をとれたらと願いながら
相変わらず目の前の課題をこなすのに精いっぱいです(~_~;)
さて、9月初旬にスタッフH子ちゃんと上京し
オータム&ウインターシーズンに向けての仕入れをしてきました。
徐々に注文した新商品が入荷してきました。
折々お知らせしていきたいと思います。
ハロウィンは大好きですが、日本の生活には浸透していなくて
残念ながら商品としてはあまり動きません。
えむでは近年、秋のディスプレイに使用する程度です。
秋色のオレンジやパープルのお花や木の実のアレンジを
心がけて制作しているこの頃です。
夏にダメージを受けていた花壇の植物はようやく元気を取り戻しました。
初夏に直巻きしたキバナコスモスのオレンジ色と
早咲きの濃紺色のメドウセージは反対色でお互いを引き立て合い
えむの花壇で共演ならぬ競演中です。
コルチカムも咲きだしました。
昨年もお話しましたが、オーナーは毎年この花を見るたびに
こう言います。 「ウーパールーパーみたいだ!」
冬越し後、鉢から花壇に植え変えてずっと大事にしているネメシアも
二番花が咲きだしました。 可愛い桃色に心がなごみます。
穏やかな日和が続くせいか、定休日にも来客があります。
朝からうっかりノーメイクでずっと花壇にいると
訪れるお客さまに出会ってしまい・・・
いろんなエピソードが絶えません。 そのひとコマ・・・
ご立派な紳士がお二人、奥さま抜きでコーヒータイムにと。
「申し訳ございません、今日はお休みなんです」
「パウンドケーキだけ売ってくれる?家内へお土産に」
「ここはきれいな奥さんがやっているんだよね?」
あれあれ 「それは何かの間違い!勘違いだと思います」
今日もノーメイクでお墓参りに。
出勤前で正装?の主人と、ジャージ姿の私。
ばったり主人の同級生にお墓前で再会
私は大きな墓石の後ろに隠れてうつむいて草むしりに没頭。
公私の姿のギャップ・・・まずいですね。
話題がそれてしまいました。
農婦姿で花壇にばかりいると、お客さまにがっかりされます。
H子ちゃんがしっかりしているのでつい接客は任せっぱなし。
取り繕えるかぎり(範囲)の小綺麗な姿を心がけ、
店内カウンターで皆さまをお迎えすることも
私の大事な仕事だと、再認するこの頃です。
えむは、素晴らしいロケーションに囲まれた、夢のある空間です。
イメージを壊さないようにしなければ ^_^;
さて、毎日感動を与えてくれていた「花子とアン」が
とうとう最終週をむかえました。
期間中、枕元の「アンのゆりかご」を手にしながら
ココはアソコだ・・・と、実話とは異なる演出にあれこれぼやきながら、
また、涙々で一人声をあげて観てみたり・・・。
お友達のご主人さまが毎日感動でご覧になっていることを
7月初めに聞いた時には、「そんな場面あるかしら」なんて
暴言を吐いて失礼してしまいました。
あれからずっと涙の日も多く、友人のご主人さまが
どんなにロマンティストな方かと羨ましくも思ったものです。
花子さんが訳了してから7年後にやっと刊行された「赤毛のアン」
その出版社の社長役に、脳科学者の茂木健一郎氏が扮します。
役者ではない茂木さんがなぜ?
茂木さんは誰よりも「赤毛のアン」の愛読者なんです。
私と同じ!同年で同時期に出逢ってアンと共に生きてきた茂木氏。
この役を演じさせていただけてどんなに嬉しかったことでしょう。
実際「赤毛のアン」と名づける勧めをするのがあの若い編集者と
茂木さん演じる社長なのですから。
そして、その「赤毛のアン」がいい!と強く訴えるのが、
「アンのゆりかご」の作者、村岡恵理さんの母・みどりさん。
(花子さんの養女・「花子とアン」では美里ちゃん)
この方々あっての本題名 「赤毛のアン」でした。
あ~ アンの話を始めると止まらなくなります。
続きは忘れ去られたシーズンオフにでもお付き合いください。
アンがいたから私は30数年前この地に嫁いだ、
アンに出逢えたから、えむを始められたと思っています。
すべては導き・縁・・・だと思います。
思いがけない出逢いから、人や物と新たな縁を持ち
それを継続していくのはとてもパワーのいることです。
継続の力は、毎日の努力と、夢や希望から与えられます。
好奇心が強く、想像力に溢れ、感受性が豊かで、
諦めず挑戦し続ける行動力を持ち、苦境や逆境に遭いながらも
プライドを持ち自分の道を歩いていく。
・・・そんなアンから、作者モンゴメリ、訳者村岡花子さんから
「曲がり角の先にある今よりいいもの」を信じる勇気と希望を
与えられて、毎日をがんばれます。
半年間楽しませてくれてありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。
コメント
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Chako2014/09/23 09:23私も「赤毛のアン」を初めて読んだ頃を思い出しました。
曲がり角の向こうにあるいいものを忘れているような毎日
を過ごしています。教えられました。ありがとう!
「アンのゆりかご」は母や姉妹が愛読していた本ですが
事実とは違うことも多くさすが演出と思うことが多いですね
尊敬していた片山廣子さん(松村みね子)のことには全然
触れられませんでしたね。(白蓮のことばかりで)
茂木健一郎さんがでるなんて!男性にも愛読者が多いですね
秋の花壇想像しています。家もコルチカムがいっぱいです。
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