Let It Go ~ありのままで~

テーマ:暮らし

4月20日は穀雨、そしてイースターサンデーでした。

秋保の桜が満開になり、春爛漫の週末になりました。

                  桜の木

穀雨は二十四節気のひとつで、

作物の成長を助けるために春雨が降り始める時期。

「春に三日の晴れなし」というくらい、4月は雨が多いはずなのに

今年は特別に雨が少なくて参っています。

これからは暦通り、適度な雨が大地を潤してくれますようにと

祈りながら過ごすこの頃です。

             

イースターはキリスト教の復活祭。 

クリスマスと違って

日本人にはほとんどなじみがないイースターは、

「春分の日の後に訪れる最初の満月の次の日曜日」。

そんなわけでイースターサンデーは毎年変わります。

 

みなさん、イースターエッグ(生命の誕生・復活)とか、

イースターラビット(子孫繁栄)なら、聞いたことありますか。

イースターにまつわる、子どもたちも喜ぶ飾りでもあります。

 

この時期、欧米の多くのフラワーショップに並ぶのは

イースターリリー(テッポウユリ)を使ったアレンジメント。

テッポウユリの白(清らか)をメインに、イースターカラーである

緑(希望)、太陽をイメージした黄色、黄色と反対色の紫・青。

芽吹きの季節にふさわしい色合いのアレンジメントです。

プルモナリア
ドラマ、風のガーデンで初めて出逢ったプルモナリア
冬の北海道の極寒にも耐える強さ。
えむでも毎年元気に春を迎え、力強く咲き誇っています。
さびしい早春の花壇の盛り立て役になるように
毎年、株分けをしながら増やしています。

えむでは今、水仙の黄色と、ムスカリやプルモナリアの紫が

お互いにひき立て合い、まだ少しさびしい春の花壇は、

復活の色、イースターカラーで彩られています。

石畳の隙間のムスカリ
ムスカリは球根なのに、毎年こんな狭い石畳の隙間からも
出てきて不思議クエッションマーク
花壇のムスカリの種が飛んでくるようです。
こぼれ種でも増えるっていうこと、
ポール・スミザーさんが言っていました。

 

道路と石畳の隙間の冬知らずとハコベ
鮮やかな黄色のカレンデュラ(冬知らず)
石畳の間にこぼれた(蒔いたりもしています)種から、
太陽に向かって元気に開花して、
私たちを毎朝出勤時に出迎えてくれます。
小さなハコベ(えむでは雑草汗(女の子)ゴメンネ)のブルーが
引き立て役、
中央にカモミールの葉がニョキッと。

  

双葉ライン 

こんな春爛漫の日々なのに、一ヵ月以上前に書きかけて

保存中だったブログの内容を、ちょっと蒸し返させてください。

花壇の花のケアには、無理をしてでも極力タイムリーを

心がけているのですが、ブログはいつも後回しで・・・(~_~;)

双葉ライン

 

皆さん、もうご覧になったことでしょう 「アナと雪の女王」。

日本での興行収益が最速での100億円越えと、

19日、NHKのニュースで流れたこともあり・・・・・

遅ればせながらの話題ですが、お付き合い下さい。

双葉ライン

 

1~3月はイベントが多く、個人的なアニバーサリーもあり、

その企画の一つで、2月最終定休日に東京日帰り旅をしました。

     ( 以前のブログで写真、載せさせていただきました )

開催中の国立西洋美術館モネ展観賞はラッキー&タイムリー。

そして、実家が東京ながら、行く機会がなかったスカイツリー。

ナチュラルパステルカラーに彩られたやわらかな印象派絵画と

圧倒的な高さから一望の東京の街並みに出逢えて、

仕入れもできた、公私ともに充実の一日になりました。

双葉ライン

3月のイベント、アニバーサリーには・・・

3月11日三年目の震災の日に、やっと叶ったバラの冬季剪定。

寒い一日でしたが14時46分には花壇で黙祷の時を持てました。

剪定を済ませたバラに最後の石灰硫黄合剤散布ができたのは

冬季だけの金曜定休日の14日ホワイトデーの午前中。

薬剤散布を終えてから、甘いプレゼントはいらないけれど、

何もないのはさびしいから映画観賞に行きましょうと、

公開初日の「アナと雪の女王」へ。 仙台の映画館は

滅多に混まないのですが、前列席しか空いていませんでした。

双葉ライン

日本での公開は世界で最後で、もうすでに数々の賞を受賞。

外国映画は字幕でと決めているのですが、話題になっていた

神田沙也加ちゃんと松たか子さんの吹き替えを選びました。

それがナイスチョイス。大感動。 松さんの歌声ハート2

Let It Go~ありのままで~ は、本当に素晴らしかったアップ

英語が堪能な方でも日本語吹き替え版がお勧めです。

 

氷を解かすのは男女の愛でも姉妹の愛でもなく、

私は、もっと大きな愛、大いなる愛の力・・・と感じました。

 

Let It Go ~ありのままで~ 

エンディングに流れる歌の上手なMay.Jさんより、

劇中の松たか子さんの歌声に誰もが感動したことでしょう。

 

双葉ライン

そんな話題もあって、ありのままで生きていくことに

ちょっと心を留められている昨今。

我慢せず気にせず飾らず・・・ありのままでいることは大切です。

でも、我がまま、身勝手、自己中心のままではいけません。

優しく、柔らかく、寛容で、思いやりを持って、謙虚で・・・

私には全くできていないそんなことを、少しでもひとつでも

できるようになりたいと思いつつ、鍛えられながらの日々。

 

私の未熟、今のありのままの姿を承知し理解しつつ、

きっと、共に成長していきたいと願いながら接してくれている

心の通じるスタッフと、

今えむで過ごせていることは、何よりの幸せですクローバー

 

そして、いつも大きな心で私たちを思い、見守り、

えむを支えてくれているオーナーにも感謝 ウインク(女の子)

 

未来と自分は変えられる。過去と人は変えられない。

でも、変えられない過去の“持つ意味”は変えることができる

自分がこれからどう生きるかによって・・・。

今までの出来事が、これからの自分に生かせたら・・・。

                       つくし

 しばらく使えなかったえむのデッキが、今日新しくなりました。

澄んだ青空と爽やかな空気、草原を駆け抜ける風が

えむを訪れてくださるみなさんに、

やさしい思いを届けてくださいますようにと願いながら

私は花壇で、H子ちゃんはお店で

   ( たまにはチェンジしながら(笑) )

そして、時々カモシカも(大笑)

皆さんをお待ちしています♡

4月11日のカモシカ

         4月16日のえむのカモシカ

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芽吹きの季節

テーマ:暮らし

            桜ライン2

宮城県にも次々に桜の便りが届き、

今週末は各地お花見で賑わうことでしょう。

桜ライン

秋保の桜はまだ蕾みです。

 

花壇のスプリング・エフェメラルたちの隣りに

春らしい可愛い花々を添えたいのですが

朝夕の冷え込みが強く、連日霜注意報が出ていてまだ心配。

室内で越冬したたくさんの宿根草等を花壇に戻すのも

もう少し先、もうしばらくの我慢です。

ミニアイリス1

      4月1日 ミニアイリスと色づき始めた草地 

 

4月に入り、いつになく来客が少なくてアンラッキー??

店内での母の日に向けたアレンジの制作と、

花壇整備仕事に集中できるのは、かえってラッキー!!

こんな日々は「静かで暇ですね~」とよく言われますが、

むしろ、来客中が息抜きになるくらい。

髪振り乱して作業に没頭してしまい・・・

気が付くと歩けなくなっていたり(~_~;)^_^;

今年は昨年のようにならないように気を付けながら

心身共に穏やかに仕事に向き合えることに感謝しつつ

無理を重ねないように取り組んでいます。

 

 

プスキニア

          淡いブルーのプスキニア 

シラー・シベリカ

        鮮やかブルーのシラー・シベリカ

 

芽吹き始めたクレマチスが連日の強風・暴風にあおられ

旧枝咲きのモンタナや新旧両枝咲き種の華奢な細枝が

危険にさらされ、助けを求めていたので、

麻ひもとハサミ、脚立を抱え、乾燥した土埃の中奮闘し

数十株のクレマチスの誘引、今日やっと終えました。

気温の上昇と共に、これから新枝咲き種も伸び出します。

まだまだ芽吹きが始まったばかりですが、

今季の成長を、楽しみにしていたいと思います。

 

桂華1

       桂華 4月1日の草地をバックに 

一月末、夢メッセで購入の桂華は切り戻しを経て再び開花。

少し花色が薄くなってしまいましたが元気です。

花壇に地植えできるのはGW明け頃になるでしょうか。

 

母の日アレンジ制作も進めています。

鏡のアレンジ

      こんな鏡が玄関やお部屋にあったら・・・

         ちょっとおしゃれな気分ハート&ハート

     えむの店内、リボンとか映っちゃってます

鏡のアレンジ2

        60㎝x30㎝の大きめサイズです

          縦にも横にもできる鏡です

鏡のアレンジ1

  鏡としてより、インテリアとして楽しんでいただけると

          いいかもしれません。

 

アーティフィシャルフラワーのお手頃ピックも多種あって

さりげなくお部屋に飾るもの素敵です。

アーティフィシャル・ピック

フレッシュフラワーが一番! 私も本物が大好きですが

本物みたいによくできたこんな花々を、

上手に暮らしに取り入れると、生活に潤いが与えられ、

明るく華やぎ、おしゃれな雰囲気になります。

                        幸せの四葉

 

 

仙台の市民センターから「赤毛のアンの世界」をテーマにとの

講習の依頼をいただき(6月予定)

見本に、グリーンゲイブルスのアプローチをイメージして

青リンゴやベリー、楓の葉を使ったアレンジを作ってみました。

リンゴの香りのカモミールティーとえむのバラを使ったクッキーの

ティータイムには、どんなお話をしようかと思案中です。

 

甲州弁と厳しい英語の行き交う「花子とアン」

「赤毛のアン」のエピソードや原案の「アンのゆりかご」からの

脚本・脚色や、キャスティングからついつい笑ってしまう場面も。

 

私の母も、亡き祖母(父方の)も、花子さんと同窓生。

祖母は花子さんより10歳ほど下で、

あんな風に、同じように、寄宿生として学んだようです。

母は寄宿舎には入らず、校舎近くの麻布の自宅から通い、

晩年の村岡花子さんから英語などの授業を受けたそうです。

母が習った花子先生は、今出演の小さい花ちゃんが

そのまま大人になった雰囲気でいつもお着物姿だったそうです。

母は父と結婚するときに、夫の母が同窓生で

愛読書は「赤毛のアン」と聞き、どんなにかうれしかったと。

ところがアン好きの雰囲気とは程遠い(苦笑)厳格な姑でエーン(女の子)

以前お話した母方の祖母・みやこおばあちゃんは

2009年春、最後の病床で、

発刊されて間もない「アンのゆりかご」を手にしていました。

「アンの世界」には、いろんな人が惹かれてしまうのですね。

 

今えむでは、壊れてしまったデッキの改装工事中です。

GWには、新しいデッキで、かつてのように

草原を眺めながらのティータイムを

楽しんでいただけるようになると思います。

そして、良いご縁に導かれ、サイロの屋根の修理にも

取り掛かれることになりました。

痛んだ部分の修理を済ませ、リニューアルしたえむで

皆さまに過ごしていただける日を待ち遠しく思っています。

 

世の中はいろんな職業の人たちがいて成り立ち、それぞれが

できることをしながら、お互いに助け合って生きています。

そのことを心にとめ、いつも感謝をしながら、

私も自分の仕事に向き合っていきたいと思うこの頃です。

自分の働きが、自分のため、自己中心なことではなく

少しでも何かの役に立てますように、そんな思いを胸に

これからも細々、えむを続けていきたいと思っています。

2014・4・4えむ

               4月2日のえむ

アンからつながる心豊かな世界

テーマ:暮らし

・・・春に三日の晴れなし・・・

ひと雨毎に、芽吹く木々や若草の薫りが

えむの風景に広がり、まだ肌寒い空気の中にも

待ちに待った春の訪れを感じるこの頃です。

クリスマスローズ

         えむの春色クリスマスローズ

 

約一週間かけての400本余のブルーベリーの剪定、

なんとか終えることができました。

ブルーベリー新芽
ブルーベリーの新芽・花芽

ツツジ科のブルーベリーは、春の芽吹きがいち早く

まだ空気が冷たい3月でも、どんどん新芽が膨らんできます。

花芽を落とさないように気をつけながら

剪定バサミで収穫しやすい高さにバッサリカット。

旧枝・古枝はのこぎりで根元から処分します。

(この作業は主に私の担当)

剪定枝はブルーシート上に集めて随時杉林内に移動

(これはかなりの重労働、オーナー担当の一番きつい作業です)

ブルーべリー剪定前
剪定前

ちょっとわかりにくいですが、剪定前後の写真撮ってみました。

ブルーベリー剪定後
剪定後

これだけしっかりカットしても、摘み取り時にはワサワサ茂り

枝葉をかき分けながらの収穫になるのです。

昨年も、お客さまの摘み取りに加え、H子ちゃんやWさん、

えむスタッフ総勢?で汗だくでの収穫作業に明け暮れました。

 

28年前天国に旅立った私の父が勧めてくれたブルーベリー栽培。

酸性土の牧草地に、酸性土を好むツツジ科のブルーベリーは

うってつけ。さほど手もかからず収穫も楽しめる・・・と。

30年前、父と共に訪ねた信州の知人のブルーベリー農園から

15本ほど譲り受けての栽培は順調でした。

そして18年前、えむを始める前に再び信州を訪ね、400本購入。

えむをご利用くださる方々の摘み取り畑としても定着しました。

 

寒い時期の剪定と、暑さの中での収穫、下草刈り。

一時的とはいえ、正直言って大変な作業です。

時々、大空に向かって「やめた~い!」 ・・・でも、

仕事に大変さはつきもの。楽な仕事なんてありませんよね。

きっと空から見守ってくれているだろう父にも

「身体が動くうちはなんとか頑張ります!」 と。

ブルーベリー

 

今日からNHK連続テレビ小説が、杏ちゃんからアンに。

仕事がら朝は無理なので、BSプレミアムでの夜11時からの再放送で

杏ちゃんの「ごちそうさん」、時々拝見していました。

何度泣かされたことか・・・。

9年越しの結婚式のシーンは感動的でした。そして最終回も。 

脚本がすばらしい・・・ それと、杏ちゃんをはじめ、東出君や

げんちゃんの和田正人くん。俳優陣も良かったのかもしれません。

いつでもどこでも人柄は大いに影響を与えるものなのでしょう。

 

「花子とアン」はどうでしょう???

美輪明宏さんの語り??? 吉高由里子ちゃんの花子???

村岡花子さんの半生を描く作品ですが、「赤毛のアン」からの

連想をして、ついつい期待をしてしまいます(~_~;)

主題歌(絢香)「にじいろ」の調べと、プリンスエドワード島や

山梨県の映像に、えむの景色を重ねながらパニック(女の子)・・・

初回はその情景に単純に感動汗(女の子)

 

「赤毛のアン」シリーズは幼いころからの私の愛読書のひとつ。

この地に導かれての人生は、アンの影響が大きいと思います。

かつてオーナーは、5年間の東京での学生生活を終え、

家業を継ぐべくマスコミへの就職を断念して帰郷しました。

就労の前、カナダ・オンタリオ州の大農場ブラッドリーファームに

半年間寄留しました。 そして日本への帰国の前に、

プリンスエドワード島へ。 アンの世界を訪ねています。

まだ私たちが出逢う前のことでした。

私もいつか一生を終える前に、旅してみたい地です。

 

今年「花子とアン」の放送にちなみ、

2008年の出版100周年の時のように

またアンにまつわる催しが各地であるようです。

5月の西武ドームでの国際バラとガーデニングショウでも

ガーデナー有福創さんによる「アンの庭」が作られます。

アンから想像するのは「リンゴの木」「メイフラワー」・・・

どんなイメージを持たれ、再現されるのか楽しみです。

昨年の15周年のバラ展では、「ターシャテューダーの庭」が。

毎年上京し、楽しみに観ていたガーデニングショウですが、

昨年は腰痛がピークの時期に重なり、叶いませんでした。

今年はぜひ再び・・・。

赤毛のアン・四季の贈り物

アンについてはまだまだたくさんのエピソードがあります。

なかなか語りつくせないので、また折々、お付き合いください。

 

 

今週からはいよいよ花壇整備に取りかかります。

少し遅いスタートになってしまいましたが、足腰に気をつけながら

えむにとって大きなウエイトを占める大切な花壇に

向き合う日々を過ごしていきたいと思います。

 

店内は春の準備が整いつつあります。

たくさん制作した春のアレンジメントは、

木の家「手しごと館」や錦が丘の「オリオン」に

納品してしまい、ちょっと寂しくなってしまいましたが、

H子ちゃんがまた日々がんばって制作に励んでくれますチョキ

母の日に向けた素敵なアレンジも、制作中です。

後日ご紹介します。

 

消費税増税でたくさんの買い置きをされ、

皆さん3月は出費が多かったことでしょう。

しばらくは節約を・・・かもしれませんね。

えむでは、「以前と変わらない」と感じられるように

がんばっています。むしろ安い!と感じられるかも・・・。

どうぞ安心していらしてください。

そして萌え出る春の息吹を感じ、リフレッシュされ

元気になっていただければと願っています。

フキノトウ