大切な季節
新年を迎え、早や20日。
新年のご挨拶遅くなり申し訳ございませんでした。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
フェイスブックにはいつも温かいコメントや「いいね!」を
ありがとうございます。とても嬉しく、励まされております。
今冬 1,2月の営業を、土・日・祝日に限定させていただき
開店以来、初めての感覚での冬季を過ごしております。
よく「身体を休められていいわね」と、お声掛けいただきます。
さてさて、本当に身体を休めている時間はあるのでしょうか?
天候が定まらず、足元もよくないこの時期に、
お客さまのご来店を待ちながら、お店に張り付いて過ごすことは
シーズン中あくせく動いているのですから
「身体にとっては骨休め」になるかもしれません。
でも、私の心身にはとても不健康!
そういう過ごし方は実際、もったいないったらありません。
シーズン中に屋内外の仕事に追われて過ごし、
出来ないでいる公私の仕事に取り組みながら過ごしたいと切望し
思い切って決心させていただいた今年、冬季の営業時間です。
散らかった店内の整理整頓、整備等の日々の仕事は、
昨シーズンまで、大雨の中も雨合羽を着て戸外の仕事をしていた
時間を、今春から充てていきたいと思っています。
そんなわけで、いわゆる「自由に使える時間」を確保したこの冬
1月4日愛娘の帰京を見送り後、まず取り掛かったのは
プライベートゾーン&スペースの片づけ、整理整頓。
たまりにたまったこの雑事をこなすのは
精神力、忍耐力が不可欠です。長くかかりそうなこの仕事、
冬期間、焦らずコツコツ取り組みたいと思っています。
うかうかしていられないのは、冬季限定の植物のメンテナンス。
天候を見ながら、チャンスを逃さず着手。
まずは休眠中の樹木の剪定です。
シーズン中には見えない枝ぶりが露呈する落葉樹は、
今が樹形を整える絶好のタイミングです。
花芽が形成されている紫陽花やオオデマリなどは不要枝のみを、
アナベルや紫式部はバッサリと根元からカット。
寒風の吹きすさぶ中、春の芽吹きを信じながら取り組みました。
年末に積もってしまった雪は、年を明けてすっかりとけたので
刈り残したミント類や白蝶草なども地際で刈込みました。
そして先日、少し暖かさを感じたオーナーと共通の金曜定休日、
かねてから望んでいた「黄木香バラの誘引」に着手しました。
えむが最初に出逢ったバラは、初心者でも大丈夫な黄木香バラ。
デッキのコーナーに植え、誘引してステキに咲く姿を夢見ました。
ところが、生育旺盛で手を付けられないほど暴れる枝に、
誘引もままならず、休眠期に掘り上げてダメ元で花壇内に移植。
アーチにならいいかなと思ったのはとんでもない素人考え。
花壇内は土質も良く、根張りのスペースも有り、更に伸長。
アーチには重すぎる黄木香。でも、処分なんてできなくて
今度こそと、機械置き場のトタン壁の前に3度目の移植。
移植を反対したオーナーの心配も吹き飛ばし、年々元気に生長。
そしていよいよ伸びた枝の誘引場所の確保が必要に。
この倉庫の屋根の上に伸ばしたら素敵な風景が広がるのでは・・・
と、シーズン中からその姿を思い描いていました。
寒さにあたり硬くこわばった枝、既に膨らむ芽。
芽吹きが早いツルバラの誘引は、12月中に済ませるべき仕事。
オーナーより軽い?私が屋根に上がって、芽を傷つけないように
しだれた枝をまとめて、屋根の留め金の何か所にもわたり、
麻ひもやワイヤーを使って、しっかり留めつけました。
強風にあおられて外れませんように祈りながら春を待ちます。
えむの良さは何よりも自然のロケーション。自然だからと言って
何もしないで座っていては、荒野になってしまいます。
人目に触れないわからない部分での積み重ねや努力が、
自然の美しさの維持につながります。
それをしていくことが、ここに住む者が与えられた使命、宿命。
世の中に何の貢献もできないで生きている自分を、時々
とても苦しく感じてしまうのですが、人それぞれの生き方があって
私にはここでのこの生き方が与えられているのだと、信じ、
いたらない自分の気持ちを上げながら、日々を重ねています。
冬季は少しマメにブログを更新していきたいとは思うのですが
またフェイスブックが優先してしまいそうです。
遅ればせながらのスマートフォンデビューで、アドレスも変わり
まだお知らせしていない方々が多くてごめんなさい。
連絡取れない!という方は、ショートメールください(笑)
クローバー柄ケースのグリーンのスマホをポケットに入れて
春を待つこの季節を、一日一日大切に過ごしたいと思います。