ササユリの育て方教えます!
本日、希少植物のササユリが育つ環境、方法を伝授して頂きました!!
庭中に咲き誇っているササユリと一緒に映っている方、「中島さん」
は、ササユリについて独学で研究され10年前3株入手して植えた
ユリが今では200本まで増え73輪の花をさかせいます。
弊社近くにお住まいの中島さんは、南信州新聞6月24日記事にも紹介
され、長年培った栽培方法を気軽に教えておられます。
その他新聞2社にも記事が載ったことから昨日より本業の農業が手に付
かない程、来客があり「大変なことになっとる」と嬉しそうに話していただき
ました。 私もしっかり栽培方法について聞いてきました!!
一般的にササユリは盗掘されことが減少の原因と言われますが、
中島さんは「育たなくなる条件が重なっているから」と語ります。
ササユリは種子より開花するまで5~6年かかるといわれています。
結論から言いますと、「連作に弱いから毎年植え替えて移動する」
のが重要です。
上の写真は発芽後1年目のササユリです。ユリは葉の付け根に「むかご」
という種子がたくさん入った玉ができます。その種子が地中で1~2年は
休眠状態となり何も芽がでません。つまり、発芽しているユリは既に3年
経っている計算となります。なんとも時間がかかる発芽でしょうか!
セミが7年かけて地上に出てくる様に、2年目で芽が出始めます。
上の写真は発芽してから2年目のササユリ(播種後3~4年)
まだ花は咲きません。
ようやく発芽後3年目にして1花咲きます!!
4年目は2花咲き、5年目は3花咲くそうです。
誠に気の遠くなる過程です。
「3年目からは秋に球根を堀り移動して植える、そうするとユリが消えず
その後も咲いてくれる」と中島さんは説明してくれました。
先程、「連作に弱いから毎年植え替える」と言いましたが、発芽後
3年目の球根から毎年の秋に堀り横へ10~15㎝移動して
いくことが秘訣だそうです。
中島さんは、自分ひとりで増やし楽しむより多くの人に教えて
野にササユリが咲くのを願いこれからも伝授していくと話されておりました。
実際に訪れて聞かれるかたが多く、興味のある方は栽培方法を
直接聞いてみてはいかがですか。