木の見方 松 其の1

テーマ:植物管理全般

庭木の鑑賞の壺について少しお話を。

 

庭木の中で、代表的な存在と言えば、

まず思いつくのが「松」。

この「松」についての見方を私なりに・・・

 

「松」を観る時、真っ先に気になるのが、これダウン

写真は、奈良公園で撮影したもの

同じ木のアップ

 

私の場合なんといっても、「」。「松は幹モノ!」

この幹が、鑑賞の壺。

 

特に、クロマツは「男松」とも呼ばれ、その雄壮さの

象徴が、幹に現れる亀の甲状のひび割れ模様。

 

この亀甲模様は、

どの松の木にも見られるわけではない。

松の木は、年を重ねるに連れ、幹(樹皮)が、

だんだんと分厚くなっていく。

そして、100年を超えるような老大木になって

その模様がはっきりと現れる。

つまり、亀甲状に割れた幹の模様は、厳しい

環境の中で、わが身を守るために進化し、

100年もの月日を生き抜いてきた証である。

 

それでは、他の幹の写真を何枚か見比べてみてください

 

そこそこの太さはあるが、まだまだ。

 

庭木では、これくらいが多いかな?

 

今後に期待を持てそうな感じ・・・

 

この斜幹も期待できそうな感じ

 

だんだんと近ずきつつあるが、まだまだ・・・

 

 やっぱりこれぐらいになると、見応えも出てくる。

 

庭木としては、中々お目にかかれないレベルですが、

たまに出くわす場面もあります。

そんな松は、決まって威風堂々としていて、

すごい存在感を放っています。

ここに、根上りの面白いのや、幹のうねり等々・・・

が、さらに加わっていくと、

じっくり見上げて観て

その内うっとりと、見惚れてしまいます。

私の場合。

 

松に限らず、幹モノと呼ばれる木は他にも

あるが、それらの美しい幹にも魅了される

ことを思えば、根本的に幹が好きなんだと思う。

(あんまりゴチャゴチャと手の込み過ぎた木は

どうも好きにはなれない)

趣味嗜好の問題であって、個人差がある。

 

木の見方については・・・

 

また、別の機会に、他の角度

(樹形・枝ぶり・葉ぶりなど)で、もう少しお話を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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プロフィール

スキットマン

日桂造園
(にっけいぞうえん)

杉岡 靖元

1971年4月 
奈良県生まれ

これからの暮らしに
スタンダードとなっていく
ような、1つの流れを
造り出していきたいという
大きな夢を持った
小さな植木屋です。


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