「庭箱」(にわこ)

テーマ:自邸外構他普請について

開店休業中だった我がブログ

約4か月ぶりとなる、今年最初の投稿

 

先日、我が家にカナリアがやってきた。

息子の10歳の誕生日プレゼントとして

近所の小鳥店にてレモンカナリアを

つがいで購入した

 

息子が、インコを飼っている友達の影響を受け、

自分も鳥を飼いたいと言い出したのがきっかけ。

何故カナリアかというと、

近所の小鳥店が、カナリアのほぼ(?)専門店で、

以前から、そこの看板の脇に書かれてある

「赤カナリアの最高峰・・・」という

キャッチフレーズに妙に惹かれるものがあり、

いつかはカナリアを・・・

と、自然と思うようになっていた。

 

「小鳥を飼ってみたい」という思いは、

他にもあった。

丁度1年ほど前のことだったか、

近所の飛鳥川の堤防沿いの道を歩いていて、

偶然「カワセミ」に遭遇したことがあった。

「カワセミ」を観たのはそれが初めてのこと

冬枯れの殺風景な川の中を、周りの光景とは

明らかに不自然なほど鮮やかな「ブルー」に

目を奪われた。

 

その時から「野鳥を観たい。しかも、

庭で(自宅のリビングから)」

そんな風に思うようになり、

バードフィーダ(餌代)や巣箱でも庭の一角に

設置してみようか?などと考えてもみたが、

「庭によべるのは、スズメかハトが、

関の山か・・・」

ならばいっそのこと飼ってみようか・・・

 

「庭箱」(にわこ)とは、小鳥達の鳥かごのこと。

鳥かごと言えば、一般的には金網かごを思い

浮かべるがカナリアを飼うには、

「庭箱」の方が主流と聞き、

ならば、自作してみようと、

それをつくることに・・・

 

まずは、小鳥店の見本となる「庭箱」を

じっくりと観察。

そして、その写真を撮らせてもらい、

見よう見まねの「庭箱」造りがスタート!

 

簡単な図面をこしらえ、必要な材料を購入。

まずは、材料の切り出しから

「まぁ あまり凝ったつくりにしないし、

2日もあれば充分できあがるだろう。」と

安易に考え作り始めたが

このところのあまりの寒さに、作業の方は

思ったより捗らず、

小鳥店で「庭箱」ができるまでの仮住まいとして

借りてある鳥かごでは、2羽のカナリアが

喧嘩をはじめハートブレイク

早く別々の「庭箱」をこしらえないといけないと

焦らされ

寒風吹きすさむ屋外で、

手を震わせ、鼻水垂らしながら

寒さに耐え、作り続けてようやくここまで。

餌置や止まり木などの配置を微調整し、

なんとかかんとか、ようやく完成

 

その後、待ちに待ったカナリアたちの引っ越し。

別々に作られた「庭箱」に、餌や水を用意し

引き出しを取り出し、きっちりのサイズで切った

新聞紙を何枚か重ねて敷き、準備万端となった

ところで、息子がそれぞれを手に取り

別々の新居へ移す。

最初は落ち着かないのか、バタバタと飛び回る

メスの「バニー」

そして、オスの「ファックス」は、

固まったまま身動きもとれず、

10~15分程経過した頃

急に「ファックス」がそれまでとは

比べようもないほどカナリアらしく、

美声を響かせ始めた。

 

仮住まいでは、喧嘩ばかりしていて

「ピヨ~ ピョ~オ~」としか鳴かず、

嫁さんには

「スズメ以下。 まるでヒヨコ・・・。プンプン(女の子)」と

バカにされていたのだが、

一端鳴き始めると、今までの「ピョ~オ」は

「なんやってん?」

と耳を疑うほど何度も何度も繰り返し

美声を響かせ始めた。

 

嫁さんとは、

「ユーチューブで観たカナリアとほぼ互角。

いやそれ以上に上手く鳴いてるよなぁ。」

と感動し、

寒さを堪えて作った「庭箱」の苦労も

一変に吹き飛び報われた

 そんな「庭箱」作りでした

今はこんな風に並んで暮らしています

こちらが、メスの「バニー」

そして、これが美声の持ち主「ファックス」

その名の由来は、

FAXと機関銃を合わせたような鳴き声から・・・

 

               完

 

今年もこんな感じでやっていきます。

まずは、昨年出しそびれてお題も含めて・・・

 

 

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ハンギング作品

テーマ:自邸外構他普請について

 

ガーデンシクラメン これはハンギングではないけど・・・

花の少ない時期でもありますので、昨年の作品など交えて・・・

 

 ハンギングバスケット作品

21年6月

作品No.1 ペチュニアのハンギング

使用した主な花たち: ペチュニア4色、ダリア、ペンタス、ロべリアほか

コメント: 満開のときです

 

 

作品No.2 初めてつくったハンギング

使用した主な花たち: 葉ボタン、ビオラ、ジュリアン、アイビー白雪姫ほか

コメント: おととしの11月のデビュー作です 

 

 

作品No.3 ナスタチュームのハンギング 

使用した主な花たち: ナスタチューム、ヘデラだけ

コメント:つるかごにハンギングしてみました

 

 

作品No.4 夏バージョンのハンギング 

使用した主な花たち: マリーゴールド、ペチュニア、ヒメツルニチニチソウ

コメント:この後、黄色と紫のコントラストがきれいでした

 

 

作品No.5 ニチニチソウのハンギング

使用した主な花たち:ニチニチソウ、ケイトウ、マリーゴールド、アゲラタム、ヘデラ

コメント: ネットで紹介されてたものをそのまま作ってみました

作品No.6 花の目立たないハンギング

使用した主な花たち:オレガノ’ケントビューティー’、ヘデラ

コメント:オレガノに一目惚れして、つくってみました

 

以上は、昨年嫁が作ったハンギング作品の一部。

最近ではこのようなハンギングは、あちこちで見かけるようになった。花壇やプランターに植えて飾るという従来のスタイルから、”吊るす”的発想が加わり、立体感も増し、ガーデニングの幅も少し広がりを感じるようになてきた。

 

これも最近の住宅事情に合わせての進化の一部か・・・

 

 私の嫁は、結構凝り性で熱中しやすいタイプなので、このようなハンギングをつくるのに夜中、パソコンの前で他のハンギング作品なんかを観てプランを練っていたのを思い出す。

 

確かに、傍らで見ていてこのハンギングの寄せ植えはなかなか難しいと思う。

 

色彩的なセンスもいるし、植えてからの成長具合も事前に把握した上で、どこにどんな植物をねじ込んでおくかイメージがつかめないとつくる手も止まってしまう。

 

私の場合、どちらかといえば単植で全方位的なハンギングの方が好みに合う。そして、それをいかに飾るのかの方に興味がある。

 

ソフトとしてのハンギングには、バリエーションも増えてきているように思えるが、”吊るす”元となるハードがまだまだかな・・・・・と

 

自邸外構安普請では、今後そのハード部分の造作も手掛けていきたいと考えています。

 

ちなみに、現在のハンギングの作品はこちらダウン

 

作品No.7 アイアンフレームのハンギング

使用した主な花たち:

      ジュリアン、アリッサム、・・・名前が思い出せないパニック(女の子)(上部フレーム)

      シクラメン、バラ咲きジュリアン、ジュリアン(下部プランター)

コメント:春先に向けて、これから楽しめそうです

 

 

作品No.8 残り物の寄せ集めハンギング

使用した主な花たち: ホヤ、ビオラ、グレープアイビー、ミスキャンタス、ヘデラ

コメント: 意外とカラフルに咲いて頑張っています

 

            以上 ややこだわり派の嫁 @日桂造園

 

 

 

 

板塀笠木の金物加工

テーマ:自邸外構他普請について

第2回目の投稿は、自宅の外構の安普請の様子です。

この家に引っ越してきたのは、3年以上前になります。

以来、外構をどのようにしたらよいか考え続け、仕事の合間、休日などに少しずつ造り続けています。(3年にもなろうというのに、未だに完成の目途がたっていません。)

・・・・・

そんな私の安普請の外構作業の中から、「板塀の笠木部分」の金物加工の様子をご覧ください。

板塀笠木加工 1

(今回用意した控柱部分の型紙と鉄板です。)

初めての作業なので、まず実寸大の型紙を作り、折り目・切り目を入れ組み立ててみました。そして、いよいよこの型紙をもとに控柱の笠木金物作りに挑戦です。

まず、鉄板を寸法に切り、折り線・切り線を墨付け。

板塀笠木加工 2

その後、切ったり、折り曲げたり、叩いてみたりを繰り返しようやく笠木1号が完成。

板塀笠木加工 4

板塀笠木加工 5

 

試しに取り付けてみて、何とか納まったものの予想通りなんだか面白味のない満足度40%くらいの出来栄え。

それでも今さら後戻りもできない状況なので、「今回はこれでいこうグー」と気を取り直し、さらに板塀笠木役物(コーナー部分・エンド(端)部分)を、上記と同様の工程を経て作成。

板塀笠木加工7

写真のような役物3点がなんとか出来上がりました。

苦労して、時間をかけて造った割には不満の残る出来上がり。それでも、こんな憤りを感じることにも慣れてきた3年。へこたれずに今後もやり続けてまいります。

今回使用した道具

今回の作業では、これらの道具を使いました。

誰にも教えてもらうことなく、自分のイメージだけで、道具も用意して取り組みましたが、予想通り鉄板は、既製品のようにきれいに折曲げることはできませんでした。しかし、「ああでもない。こうでもない。」といろいろ試していくうちに、折り台と拍子木?見たいなこの道具で鉄板を折り曲げていくコツ(ヒント)みたいなものを掴みました。

今回使用した道具2

次回作業では、作業効率アップと加工精度向上を目指し、知恵を絞ってやってみます。

 

 

 

プロフィール

スキットマン

日桂造園
(にっけいぞうえん)

杉岡 靖元

1971年4月 
奈良県生まれ

これからの暮らしに
スタンダードとなっていく
ような、1つの流れを
造り出していきたいという
大きな夢を持った
小さな植木屋です。


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