大切な季節
新年を迎え、早や20日。
新年のご挨拶遅くなり申し訳ございませんでした。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
フェイスブックにはいつも温かいコメントや「いいね!」を
ありがとうございます。とても嬉しく、励まされております。
今冬 1,2月の営業を、土・日・祝日に限定させていただき
開店以来、初めての感覚での冬季を過ごしております。
よく「身体を休められていいわね」と、お声掛けいただきます。
さてさて、本当に身体を休めている時間はあるのでしょうか?
天候が定まらず、足元もよくないこの時期に、
お客さまのご来店を待ちながら、お店に張り付いて過ごすことは
シーズン中あくせく動いているのですから
「身体にとっては骨休め」になるかもしれません。
でも、私の心身にはとても不健康!
そういう過ごし方は実際、もったいないったらありません。
シーズン中に屋内外の仕事に追われて過ごし、
出来ないでいる公私の仕事に取り組みながら過ごしたいと切望し
思い切って決心させていただいた今年、冬季の営業時間です。
散らかった店内の整理整頓、整備等の日々の仕事は、
昨シーズンまで、大雨の中も雨合羽を着て戸外の仕事をしていた
時間を、今春から充てていきたいと思っています。
そんなわけで、いわゆる「自由に使える時間」を確保したこの冬
1月4日愛娘の帰京を見送り後、まず取り掛かったのは
プライベートゾーン&スペースの片づけ、整理整頓。
たまりにたまったこの雑事をこなすのは
精神力、忍耐力が不可欠です。長くかかりそうなこの仕事、
冬期間、焦らずコツコツ取り組みたいと思っています。
うかうかしていられないのは、冬季限定の植物のメンテナンス。
天候を見ながら、チャンスを逃さず着手。
まずは休眠中の樹木の剪定です。
シーズン中には見えない枝ぶりが露呈する落葉樹は、
今が樹形を整える絶好のタイミングです。
花芽が形成されている紫陽花やオオデマリなどは不要枝のみを、
アナベルや紫式部はバッサリと根元からカット。
寒風の吹きすさぶ中、春の芽吹きを信じながら取り組みました。
年末に積もってしまった雪は、年を明けてすっかりとけたので
刈り残したミント類や白蝶草なども地際で刈込みました。
そして先日、少し暖かさを感じたオーナーと共通の金曜定休日、
かねてから望んでいた「黄木香バラの誘引」に着手しました。
えむが最初に出逢ったバラは、初心者でも大丈夫な黄木香バラ。
デッキのコーナーに植え、誘引してステキに咲く姿を夢見ました。
ところが、生育旺盛で手を付けられないほど暴れる枝に、
誘引もままならず、休眠期に掘り上げてダメ元で花壇内に移植。
アーチにならいいかなと思ったのはとんでもない素人考え。
花壇内は土質も良く、根張りのスペースも有り、更に伸長。
アーチには重すぎる黄木香。でも、処分なんてできなくて
今度こそと、機械置き場のトタン壁の前に3度目の移植。
移植を反対したオーナーの心配も吹き飛ばし、年々元気に生長。
そしていよいよ伸びた枝の誘引場所の確保が必要に。
この倉庫の屋根の上に伸ばしたら素敵な風景が広がるのでは・・・
と、シーズン中からその姿を思い描いていました。
寒さにあたり硬くこわばった枝、既に膨らむ芽。
芽吹きが早いツルバラの誘引は、12月中に済ませるべき仕事。
オーナーより軽い?私が屋根に上がって、芽を傷つけないように
しだれた枝をまとめて、屋根の留め金の何か所にもわたり、
麻ひもやワイヤーを使って、しっかり留めつけました。
強風にあおられて外れませんように祈りながら春を待ちます。
えむの良さは何よりも自然のロケーション。自然だからと言って
何もしないで座っていては、荒野になってしまいます。
人目に触れないわからない部分での積み重ねや努力が、
自然の美しさの維持につながります。
それをしていくことが、ここに住む者が与えられた使命、宿命。
世の中に何の貢献もできないで生きている自分を、時々
とても苦しく感じてしまうのですが、人それぞれの生き方があって
私にはここでのこの生き方が与えられているのだと、信じ、
いたらない自分の気持ちを上げながら、日々を重ねています。
冬季は少しマメにブログを更新していきたいとは思うのですが
またフェイスブックが優先してしまいそうです。
遅ればせながらのスマートフォンデビューで、アドレスも変わり
まだお知らせしていない方々が多くてごめんなさい。
連絡取れない!という方は、ショートメールください(笑)
クローバー柄ケースのグリーンのスマホをポケットに入れて
春を待つこの季節を、一日一日大切に過ごしたいと思います。
冬来たりなば春遠からじ
「一年は早い!一日は長いけど・・・」
なんて言って笑いを誘う熟年の女芸人さん。
私には一年も一日も早すぎて参ります ~_~;
いつもフェイスブックで近況をご覧くださり
ありがとうございます。
あれあれ・・・と、いつのまにか冬に突入してしまい
先週まではアレンジ講習で慌ただしい日々でした。
今年も毎日支え、励まし、慰めてくれたえむに咲く花々に
「ありがとう」「お疲れさま」の思いを込めて
「来年もよろしくね」「頼むよ(笑)」と言いながら
丁寧に冬越しの準備をしたいのに、
なかなか取り掛かれなくてむずむずうずうず。
雪が積もってしまわないうちに済ませなければ・・・
切実な時間との闘いです。
先週、なんとか、講習の合間を縫って、寒空の下、
溜まった落ち葉の除去、宿根草の枯枝葉の始末、
休眠期に突入のバラの、葉っぱのカット、
紫陽花の古葉取り等々を。
助っ人Uさんが駆け付けてくれて、
一人より二人の作業は、寒さが軽減に感じ
何倍もはかどり、あと一息で区切りをつけられそうです。
害虫に蝕まれ、枯れてしまった松の木は、
オーナーが一人で二日がかりで切り倒し、
その後日、トラクターで運び片づけ、別れを告げました。
門をくぐって右手の草地に佇んでいたあの趣のあるえむの松を
気にかけてくださっていたお客さまは多く、
本当に残念で、とても悲しいお別れになってしまいました。
一生懸命取り組んでいても、報われないこともあります。
執着をせず、前に進まなければならないことを
この地で生きながら学んできました。
忙しい時には時間を作っての気分転換も必要です。
先週土曜日、今年最後の出張での講習を終え
その後、期日前投票を済ませて、
夜、公開初日の「ホビット」3部作最終章を観てきました。
私たち兄妹は、幼い頃はいつも母の本の読み聞かせで
眠りにつき、育ち、青年期に至るまで、
たくさんの良き本との出逢いを与えられてきました。
J・R・Rトールキンの指輪物語は壮大なファンタジーで
少し大人向けと感じるとても長~い物語。
厚い文庫本数冊にもおよび
完読するのにどれほどかかったことでしょう。
物語の背景は、暗い情景が浮かび、想像力をかきたてても
なかなか夢の世界は広がりませんでした。
映画化で、素晴らしい物語だったことを改めて認識しました。
指輪物語前章「ホビットの冒険」はとても読む気持ちになれず
今回の映画化が初対面 ^_^; でした。
両親から勧められたたくさんの本が、
映像化され、公開される度に、懐かしさが溢れ
改めて親への敬意と、感謝の気持ちが湧いてきます。
本は、読み手によって感じ方が異なるものですが
やはり素晴らしいものは、多くの人に感動を与えるのですね。
メジャーな「赤毛のアン」等の名作の数々はもとより
ちょっとマニアックなCSルイスの「ナルニア国物語」
メアリーノートンの「床下の小人たち」
(借り暮らしのアリエッティー)
翻訳家の中村妙子さんとは特別に親しかったので
素晴らしい訳書の数々をたくさんご紹介いただきました。
愛娘は「風立ちぬ」の堀辰雄さんの年の離れた奥さまと
同じ名前にさせていただきました。
いぬいとみこさんの「木かげの家の小人たち」は
信州に疎開した家族と小人のお話。
まだまだいっぱい・・・
この数々のファンタジーが、私の、えむの原点です。
夢や希望を持つことは、前に進むためにとても大事なことです。
夢や希望は、決して現実離れしたメルヘンチックなことではなく
物語の主人公も、皆、辛い苦しみを経験しながら希望を持ち続け
乗り越えて夢を実現していきます。
冬来たりなば春遠からじ
季節もいよいよ厳しい冬を迎えていますが
必ず春は来る!
春はじっとしていても来るかもしれませんが
より良い春を迎えられるように、ちょっと努力も必要です。
努力は大変かもしれませんが、ちょっとの努力でも
努力あればこその未来があると、私はいつも思っています。
自分にできることを、精いっぱいしながら
この時期を過ごしていきたいと思います。
・・・・・いたらないことだらけではありますが (~_~;)
またまた支離滅裂で長~くなってごめんなさい。
花子さん、ありがとう
澄み渡る青空の下、心地よい秋風にコスモスが揺れる姿に
安らぎを感じる季節になりました。
季節の移ろいに、慌てることなく身を任せ
ゆったりと過ごすことができたらいいなあ。
いつかそんな日々を迎えることができるでしょうか。
ブログはなかなか更新できませんが、
フェイスブックに近況写真を載せています。
どうぞ、時々ご覧になってください。
ブログに書きたいこと、大切に思うことや考えが
いつも胸にいっぱい詰まっています。
庭仕事が落ち着く季節にゆっくり時間をとれたらと願いながら
相変わらず目の前の課題をこなすのに精いっぱいです(~_~;)
さて、9月初旬にスタッフH子ちゃんと上京し
オータム&ウインターシーズンに向けての仕入れをしてきました。
徐々に注文した新商品が入荷してきました。
折々お知らせしていきたいと思います。
ハロウィンは大好きですが、日本の生活には浸透していなくて
残念ながら商品としてはあまり動きません。
えむでは近年、秋のディスプレイに使用する程度です。
秋色のオレンジやパープルのお花や木の実のアレンジを
心がけて制作しているこの頃です。
夏にダメージを受けていた花壇の植物はようやく元気を取り戻しました。
初夏に直巻きしたキバナコスモスのオレンジ色と
早咲きの濃紺色のメドウセージは反対色でお互いを引き立て合い
えむの花壇で共演ならぬ競演中です。
コルチカムも咲きだしました。
昨年もお話しましたが、オーナーは毎年この花を見るたびに
こう言います。 「ウーパールーパーみたいだ!」
冬越し後、鉢から花壇に植え変えてずっと大事にしているネメシアも
二番花が咲きだしました。 可愛い桃色に心がなごみます。
穏やかな日和が続くせいか、定休日にも来客があります。
朝からうっかりノーメイクでずっと花壇にいると
訪れるお客さまに出会ってしまい・・・
いろんなエピソードが絶えません。 そのひとコマ・・・
ご立派な紳士がお二人、奥さま抜きでコーヒータイムにと。
「申し訳ございません、今日はお休みなんです」
「パウンドケーキだけ売ってくれる?家内へお土産に」
「ここはきれいな奥さんがやっているんだよね?」
あれあれ 「それは何かの間違い!勘違いだと思います」
今日もノーメイクでお墓参りに。
出勤前で正装?の主人と、ジャージ姿の私。
ばったり主人の同級生にお墓前で再会
私は大きな墓石の後ろに隠れてうつむいて草むしりに没頭。
公私の姿のギャップ・・・まずいですね。
話題がそれてしまいました。
農婦姿で花壇にばかりいると、お客さまにがっかりされます。
H子ちゃんがしっかりしているのでつい接客は任せっぱなし。
取り繕えるかぎり(範囲)の小綺麗な姿を心がけ、
店内カウンターで皆さまをお迎えすることも
私の大事な仕事だと、再認するこの頃です。
えむは、素晴らしいロケーションに囲まれた、夢のある空間です。
イメージを壊さないようにしなければ ^_^;
さて、毎日感動を与えてくれていた「花子とアン」が
とうとう最終週をむかえました。
期間中、枕元の「アンのゆりかご」を手にしながら
ココはアソコだ・・・と、実話とは異なる演出にあれこれぼやきながら、
また、涙々で一人声をあげて観てみたり・・・。
お友達のご主人さまが毎日感動でご覧になっていることを
7月初めに聞いた時には、「そんな場面あるかしら」なんて
暴言を吐いて失礼してしまいました。
あれからずっと涙の日も多く、友人のご主人さまが
どんなにロマンティストな方かと羨ましくも思ったものです。
花子さんが訳了してから7年後にやっと刊行された「赤毛のアン」
その出版社の社長役に、脳科学者の茂木健一郎氏が扮します。
役者ではない茂木さんがなぜ?
茂木さんは誰よりも「赤毛のアン」の愛読者なんです。
私と同じ!同年で同時期に出逢ってアンと共に生きてきた茂木氏。
この役を演じさせていただけてどんなに嬉しかったことでしょう。
実際「赤毛のアン」と名づける勧めをするのがあの若い編集者と
茂木さん演じる社長なのですから。
そして、その「赤毛のアン」がいい!と強く訴えるのが、
「アンのゆりかご」の作者、村岡恵理さんの母・みどりさん。
(花子さんの養女・「花子とアン」では美里ちゃん)
この方々あっての本題名 「赤毛のアン」でした。
あ~ アンの話を始めると止まらなくなります。
続きは忘れ去られたシーズンオフにでもお付き合いください。
アンがいたから私は30数年前この地に嫁いだ、
アンに出逢えたから、えむを始められたと思っています。
すべては導き・縁・・・だと思います。
思いがけない出逢いから、人や物と新たな縁を持ち
それを継続していくのはとてもパワーのいることです。
継続の力は、毎日の努力と、夢や希望から与えられます。
好奇心が強く、想像力に溢れ、感受性が豊かで、
諦めず挑戦し続ける行動力を持ち、苦境や逆境に遭いながらも
プライドを持ち自分の道を歩いていく。
・・・そんなアンから、作者モンゴメリ、訳者村岡花子さんから
「曲がり角の先にある今よりいいもの」を信じる勇気と希望を
与えられて、毎日をがんばれます。
半年間楽しませてくれてありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。
夏休み V(◎o◎)V
「暑いですねぇ~」
・・・は、8月の 合言葉 ^_^;
フェイスブックで近況写真をご覧いただいていることと
ちょっと安心してしまい、ブログは一か月半ぶりです。
ご無沙汰してしまいました。
近年の夏の猛暑・酷暑は相変わらず厳しいですね。
一時期、今夏は冷夏かと心配したのに、
エルニーニョはどこに行ってしまったのでしょう。
えむもすっかり夏景色。
夏と言えば元気なビタミンカラーのイメージですが
少しでも避暑の色合いをと
この数年、この時期の花壇には空色涼花を心がけています。
今朝は雲一つない真っ青な夏空にルリマツリが映えていました。
薄いブルーのチコリは、朝開いて夕方閉じる一日花。
毎日次々新しく開花しています。
こぼれ種で芽吹いたギザギザ・トゲトゲの葉っぱがあちこちに。
お花や葉っぱをサラダに入れてもおいしいのですよ。
ボリジやナスタチウムと同じエディブルフラワーでもあります。
何度も紹介している西洋ニンジンボク。
・・・この花木の風情、私なんだかとても好きなんです・・・
英名は「チェストツリー」または「チェストベリー」。
シソ科の灌木で、女性に嬉しい効能のあるハーブでもあります。
冬季はすっかり葉を落とし、毎年大丈夫かなぁ?って思うのですが
ちゃんと初夏に芽吹き始め、
あっという間にこうして夏の花壇を彩ってくれる丈夫な木です。
一般的な?紫陽花はすっかり終わりましたが
アメリカアジサイのアナベルが再びグリーンに色づき
ドライフラワーとして利用できる候になりました。
すっかり乾いてしまうとポロポロこぼれて使いにくいので、
カットしてしっとりしている段階でリースに接着。
出来上がったリースごとの乾燥がいいかとチャレンジ中です。
H子ちゃん、お店番をしながら制作の力作です。
きれいなドライアレンジに仕上がりますように
少し前のアレンジなのですが・・・
東京からご来店のお客さまが、えむのアレンジを
気に入ってくださり、帰京後何度かお電話でご注文くださり
制作してお送りしました。
小花がお好きとのことで、品のある陶器をベースに
隙間なくびっしりグリーン(葉)を敷き詰めてから
一本一本丁寧にワイヤーリングテーピングした小花を挿す
根気のいるアレンジでした。
ブルー系がお好きな方で、涼しげな仕上がりだったので
避暑の気持ちで、今になってのご紹介です。
えむを開店して丸18年。
いろいろなお客さまをお迎えし、様々なエピソードも絶えません。
昨年は腰を痛めて思うようにならなかった身体でしたが
今季は何とかできるかも・・・と、店内をH子ちゃんに任せて、
講習の時間以外は花壇整備に明け暮れる日々。
H子ちゃんがお休みの日は、店内でお客さまとの時間を過ごします。
先日「15年ぶりですぅ~♡」と、ご来店の方が二組続きました。
「まだやっていてくれて(~_~;) 嬉しい!」
「主人と週末よく訪ねたんです。」当時は生まれてなかった
小学生のお子さま二人と転勤先からの家族旅行でご来店。
今日は、「お友達に私のお気に入りの場所を紹介したくて。」
と、喫茶にいらしてくださったお客さまも。
整備の行き届かない花壇に、追い打ちをかける心無い言葉に
凹んで花壇をやめようかと思っている時に
「私にとってここは大事な癒しの場所です」と、
声をかけてくださった方も。
先日は、「いつも花壇、一生懸命やっていらっしゃいますが、
この花壇からは何か利益はあるのですか?」 と、
時々花壇だけご覧になりにいらっしゃる老夫婦に
声をかけられました。・・・とても感じの良いご夫婦なのに・・・
えむはいつも賑やかにお客さまが行き交う場所ではありません。
商売商売!と、張り切った営業ができなくて
経営能力のない私ですが、いつもひとつひとつ心を込めて
出来ることを積み重ねながら続けています。
「ここはプリンスエドワード島の風景と似ているのよ!」
と、カナダからの旅行帰りの方が
ルピナスやワイルドフラワーの種をお土産に
ご来店くださった時は、とてもうれしかったです。
小さな優しさ思いやりは明日へとつながる希望です。
怠けている人には叱咤は必要かもしれませんが
一生懸命やっている人には優しい配慮や励ましのほうが・・・。
えむは、いつも優しい柔らかい空気が流れる場所でありたいと
願い、思っています。
花壇はやめたくないけれど、続けていくためにどんなふうに
していったらいいか、再考の時のように思います。
健康第一ですから。
今は花壇の花々も私も・・・誰もが夏バテの時期ですから
荒れていてもどうぞご容赦を。
ピラミッドアジサイのみなづきが咲き始めました。
「隅田の花火」は見頃です。
仙台も6日から七夕祭り。
明晩は前夜祭の花火が夏の夜空に満開です。
お天気が良さそうなので、きっときれいなことでしょう。
「こぴっとしろし!」
大震災から立ち上がり再興の時を過ごした花子さんの声が
聞こえてくるようです。
アンのように、いいことを見つけながら
この夏も過ごしていきたいと思います。
紫陽花の季節
今年も夏至を迎え、いよいよ本格的な夏到来です。
仙台ではバラの一番花の剪定が終わり、
これからしばらく、紫陽花が主役の風景が広がります。
昨年も今年も、えむの春バラの様子をお知らせできないまま
どんどん過ぎてしまった6月。
お伝えしたいことはいっぱいあって、書きかけているのですが
花々が美しい季節は、日中の戸外での作業時間が一層増えて
夜やっとパソコンに向えたかと思うと、そのままリビングの床に
倒れこみ、身体が吸引吸着されて、はがれなくなります(笑)
きちんとベッドで睡眠をとる準備をするのもひと仕事。
「ブログ更新はまた明日・・・」が毎晩の口癖です(~_~;)
写真だけは時々フェイスブックにアップしていますので
どうぞご覧になってください。
「今年の我が家のバラは花数も多くきれいだったわ!」
と、ご来店の皆さまが口々におっしゃっていました。
4,5月の晴天続きが、開花前の生育に好気候だったのでしょう。
ただ、例年より早い一番花の開花と、ほぼ同時の梅雨入りで、
きれいなバラが雨まみれになってしまったのは残念でしたね。
皆さまのお庭とはうらはらに、えむのバラはご覧になられた通り
今年も花数少なく絶不調でした。これには事情が・・・。
ともかく、昨年同様、秋バラに向けて日々頑張ります!です。
6月最初の日曜日は、仲間入りさせていただいている
オープンガーデンみやぎのバスツアーの皆さまが約60人
花壇見学にご来訪くださいました。
訪問3日前の梅雨入り以来、連日の豪雨で、
風になびく姿が優しいはずの花々が次々に倒伏。
支柱だらけの残念な状態に、皆さんがっかりされたことでしょう。
花壇は足元が悪く、店内も狭く、ご不自由おかけしました。
会員の皆さまには、好天候時に再びご来店いただき
四季折々のえむのロケーションと合わせた花壇の様子を
ご覧いただけたらと願っています。
素敵なガーデンライフを送っている素晴らしきガーデナーの
会長Ruiさんはじめ、役員スタッフ事務局の方々の
気配り心配りの行き届いた企画運営実行能力に感動しました。
そして、同じガーデナーとして口には出さなくてもわかり合える
花との日々、花への思いに、雨降りの肌寒い一日でしたが、
心に温かさが溢れたひとときになりました。
前日からのお菓子やお茶の準備、当日の接客対応等、
心強いスタッフH子ちゃんと堂々たるオーナーのおかげで
皆さんをお迎えすることができたことも感謝!でした。
6月は公私ともにいろいろなイベントがありました。
その一つ「赤毛のアンの世界」と題した市民センターの講座。
グリーンゲイブルスの玄関アプローチをイメージした壁掛けの
フラワーアレンジメント制作がメインでしたが、
持参したアンにまつわる書籍20冊についても
少しお話させていただきました。
講座当日の朝、えむの花壇から、パイナップルミントと
房咲きバラの「あおい」をバケツ一杯に収穫し
そのまま持参して講座の各テーブルに生けました。
「ミントは挿し芽にチャレンジを」とお持ち帰りいただきました。
えむの香りのバラジャムのサイダー割りがウェルカムドリンク。
アレンジ終了後はバラジャムをトッピングのクラッカー、
同じく朝収穫仕立てのレモンバーベナのホットハーブティー。
グリーンゲイブルスでマリラやマシュー、
そして腹心の友ダイアナと過ごしたアンの姿を想いつつ、
図書ボランティアの方々が熱心に勉強された
すばらしいブックトークに共に耳を傾け聴き入りました。
しっかりとアレンジキットの準備をしてくれたH子ちゃん
私の多種の持参品を上手にさばいて、
見事に講習のサポートをしてくださった市民センターの方々
おかげさまでよいひとときが過ごせたことを感謝しています。
ところで、「花子とアン」は、いよいよ将来の伴侶・村岡氏との
ドキドキ恋愛模様に突入ですね。
「花子とアン」は孫の村岡恵理さん著による花子さんの生涯
「アンのゆりかご」をもとにしながら、アンや原作者の
ルーシー・モード・モンゴメリの生涯を重ね合わせ、
新たに脚色をしています。吉高由里子ちゃんの花子さんが
時にはアンだったり、モンゴメリだったり・・・。
だからNHK連ドラの「花子とアン」は
花子さんの生涯のノンフィクションとはいえません。
花子を見つめる優しいまなざしの村岡氏(鈴木亮平さん)に
こちらまでドキドキの先週でしたが
これからがひとつのクライマックス。
本当のことを織り交ぜ、どんな風に脚色されるのでしょうか。
困った表情より包容力がありそうな優しいまなざしの亮平君を
早く復活させてほしいです♡ 個人的好みは別にして、
吉高由里子ちゃんの演技力にも脱帽の日々です。
先日の講座でもお話しましたが、「赤毛のアン」は全10巻。
宮崎駿氏のアニメで描かれているのはその1巻部分のみ。
多くの方々がご存知なのも多分1巻だけかもしれません。
せめて2巻目「アンの青春」、3巻目「アンの愛情」まで
お読みいただくと、アンの世界が伝わります。
アンは夢見がちな少女というイメージがあると思いますが
実際はどんなにか多くの苦しみや悲しみを経験して
生きてきた女の子。そして大人になっても様々な試練が。
原作者モンゴメリも、花子さんも大変な生涯を過ごされました。
試練を乗り越えながら、アンから届けられる
超前向き思考のメッセージに励まされつつ、
ワクワクしながら翻訳された姿が目に浮かぶようです。
私たちの人生には必ず曲がり角がありますが
その先にきっといいものがあるにちがいないって
思えるなんてすごい!
「結局一番すてきで幸せな日というのは、特別すごいことや
すばらしいこと、胸が沸き立つようなことが起こった日ではなくて
何でもない小さな喜びが続いていく日なのだと思うわ」
このアンの言葉には心から同感の毎日です。
まだまだお話したいことが山積みですが、また次回に。
夏に向かって深まる緑の風景に今えむは覆われています。
花壇の花々の花殻を刈り込んで色がなくなってしまう度に
さびしさを感じますが、必ず次に咲く花があるのです。
バラはだめだったけど、紫陽花はきれいに咲きそうです。