飛騨高山エクステリア工事日誌

4月の前半の寒さもさり
暖かくなってきました。


ウメに続いて



早咲きのサクラが咲き始めました。




スイセン
レンギョウ
モクレン

など　など

花々が次々と咲き始めました。

サクラも来週中ごろには見ごろになるのでは
ないでしょうか

高山市高根町は長野県に隣接しているため
木曾義仲の伝承が多いところでもあります。

その木曾義仲が建立したともいわれる
一位森八幡神社へ行ってきました、



この神社の社叢には
多くのイチイの巨木があり
国の天然記念物に指定されています。



周囲の山々が紅葉している中
イチイを始めとする針葉樹の森は
よく目立つ存在でもあります。


イチイの木には赤い実がなっていました。



子供のころには良く食べたものです。


このへんからながめる
御岳山は日和田富士ともいわれ
キレイな姿なのですが
この日は雲が多く
頂上までは見ることが出来ませんでした。



紅葉とイチイの濃い緑と赤い実を
楽しんでくることができました。

道端にある若い松を見ると
枝が切られていました。


その切り口をみると黒いものが点々と・・・



アリが切り口にたかっていました。

マツの切り口から甘いものでも出ていたのでしょうか？
匂いにさそわれたのか
近づいたところ
マツヤニに足を絡めとられてしまったようです。

宝石のコハクは樹脂が地中で硬化したものですが
中には虫の入ったものもあります。

映画「ジュラシックパーク」では
コハクにはいっている蚊から恐竜のDNAを採取するという
楽しいお話でした。


コハクに入っている虫たちも
こんな風にエサをもとめてきて
樹脂に覆われてしまったのでしょうか

マツヤニがでるのは松が元気な証拠ですが、
マツにつかまったアリには気の毒でした。

ポプラに害虫が発生したということで
見に行くとアメリカシロヒトリがいました。

葉をみていると様々な虫がいます。


その中でお気に入りなのが
サクツクリハバチ



葉の真ん中に穴を開けて食べていきます。
その姿はSの字型でかわいらしいです。

2匹並んだ姿もほほえましいですね。

漢字では
柵作葉蜂と書くのでしょうか？

名前もかわいらしいのですが
その由来となったのは



このように自分の周りに
泡状の柵を作ることからきているようです。

この柵で外敵から身を守っているのでしょうか。
こんなところもお気に入りです。


冒頭のアメリカシロヒトリの食害には閉口しますが
サクツクリハバチの愛らしい姿を見ていると
多少の食害は大目に見てもいいのかなと感じます。

週末、樹木に関する勉強会などがあり
本巣市根尾まで行ってきました。

同じ県内とはいえ
北から西の端への移動
かなりの遠く感じられました。


初日　土曜日は座学
二日目　日曜日は現地にて研修が行われました。

根尾といえば
日本三大桜のひとつ
国指定天然記念物　淡墨桜があります。


継体天皇のお手植えともいわれ
樹齢1500年、樹高16.3ｍ　枝張　26.9ｍの巨大な桜です。



10年ぶりに訪れたのですが
その姿は迫力があります。



その大きな幹は歴史と風格を感じさせます。



枝は逆に多くの実を付け、若々しさを感じました。


もう一箇所
揖斐郡大野町にある
国天然記念物　揖斐二度ザクラです。



何度か代替わりをしており
大きな桜というわけではありません。

その花の咲き方が
1本の木に一重咲き、八重咲き、２段咲きの３種類の花をつける珍しい桜です。

この時期、もちろん花は咲いていないので
葉桜見物です。



こちらの桜も多くの実をつけていました。


どちらの桜も
多くの方の情熱、愛情、努力によって守られている桜でした。


一度、花の時期に訪れてみたいものです。



関係者の皆様、ありがとうございました。