飛騨高山エクステリア工事日誌

高山市内でも花のたよりが聞こえ始めました。

でも、今年は3月から4月の頭にかけて
寒い日が続いたので遅れ気味

ウメも開花まであと一歩といったところでしょうか。
昨年のウメの開花は3月だったので
さらに遅く感じます。

サクラのつぼみも膨らんできました。



写真は高山の赤い橋　
中橋近くの宮川沿いのサクラです。
木々の芽吹きも春を感じさせてくれます。

冬から春への変化は心も和みます。



例年、ウメが咲いて
1週間から10日でサクラの開花なので
14・15日の高山祭りにはチョット間に合いそうにありません。

寒かった分
雪国の春は駆け足でやってきそうです。

グリーンドクターの研修会が美濃市でありましたので行ってきました。

あいにくの雪降りで
途中の高速道路も圧雪状態
よそと比べればこれくらいの雪では文句も言えません。

美濃市でもうっすら雪が積もり
地元、高山とあんまり変わらないような景色でした。



今回の研修はソメイヨシノの管理について

ソメイヨシノの古木の管理で有名な青森県弘前市から
サクラの管理をされている樹木医さんに
はるばる岐阜まで来ていただきました。

午前中は座学で
スライドを見ながら管理の説明を聞き

午後からは近くの小学校へと場所を移し
実地の講習でした。




あいにくの雪降りの中でしたが
ソメイヨシノの剪定方法を中心に
約2時間　熱心に御指導いただきました。


実際管理をされている方からのお話なので
わかりやすく、説得力がありました。

樹齢約80年のソメイヨシノ1本剪定したのですが
元気の良い木だったこともあり
剪定した枝は山盛りとなりました。




樹木の保護管理方法も年々進歩しています。

常に学ぶことは大切ですね。

講師の先生、設営された役員の皆様
ありがとうございました。

この時期、高山市民が関心をもって
ながめるのが国分寺の大イチョウ
高山の中心地にあり、
樹齢1200年ともいわれる、大きなイチョウです。



このイチョウが一気に葉を落すと大雪になるともいわれています。
今年はパラパラと毎日少しづつ落としているようです。

少しといっても樹が大きいので
その量は大変なものです。

樹自体の元気もよく、日当たりも良いこともあり
他のイチョウよりも遅く紅葉(黄葉）します。

寒さが進むにつれて葉を落としていくようです。


乳イチョウとも言われ
お乳のでないお母さんの信仰があり
幹に石像が祭られています。



昔から高山を見守ってきた樹木ですね。


昨日、今日と、高山はシグレていました。

標高の高いところは雪だったようで
夕方、標高1000ｍ位から帰ってきた職人さんは
１０cmも積もっとったと言ってみえました。

工事現場も雪との競争になってきました。

サクラの葉も段々と色づき
秋が深まった感じがしてきます。

花の時期はあまり気にならないのですが
サクラも古くなると(元気がなくなると？)
幹に色々と着いてきます。



その代表的なものが
苔や地衣類です。

苔と地衣類は似ていますが
ぜんぜん違う種類の生き物です。

高山市からの依頼で
サクラの洗濯をしています。
表面の苔などを水を使って洗ってやると
ボロボロと面白いように取れてきます。



洗ったあとの木は
アカを落としたかのようにすっきり。



苔や地衣類は基本的に木に影響を与えることはないとも
言われていますが

キレイにスッキリすると
気持ちがいいものですね。

高山市内の住宅地にあるよう壁です。
擁壁の前に
モミジやハナミズキなど何種類かの樹木が植えられています。



擁壁をよく見ると
壁からハナミズキがはえています。


擁壁の水抜きの穴から
芽を出し
大きくなったようです。



鳥が種を運んだのでしょうか？

かつて、ど根性大根というのが話題になりましたが、
それを思い出してしまいました。

5年10年とこのまま大きくなっていくのでしょうか。
根性で大きくなって欲しいです。


10月に入り街路樹も色づいてきました。
一日一日と季節は進んでいます。






そういえば、裏山のイノシシ
今日もクリを食べに来ていました。



クリひろいも
人間とイノシシの競争です。