兵庫の造園屋

8月9日　私の生涯で忘れる事のできない災害が起きました。前日からの雨で河川の水が増えさらにゲリラ豪雨で一気に河川は氾濫し土砂は崩れ出してきました。その日私は地域の消防団を勤めているのでパトロールしていた所かなり危険な状況になり皆を避難させることになりました。家族も道路に河川の水が上がってきている中を妻が運転　私はそのあとを近所の方を乗せて運転　途中妻の運転する車が流木に乗り上げスリップし動けず私もあまりの水量で車から降りれず　中にいたおじいちゃんの指示でバックと前進を繰り返しなんとか脱出。　なんとか避難所に駆け込むことができました。その後5分後には同じ箇所で車が流されていました、運転者はなんとか自力で脱出同じ非難所で一晩過ごしました。私たちも後5分遅ければどうなっていた事が・・・子供もかなり不安な状態でした。

次の日の朝の写真です。水はガードレール位の高さまきていました。

町のいたるところで土砂崩れが発生しています。中には民家を飲み込んでいる所もあります。さすがに写真は取れませんでした。

次の日から復旧作業が開始しました。不眠不休で作業が始まります。この先約2キロの所に民家がありそこへのルートはここしかありません。道路は崩壊し完全に孤立しています。

大急ぎで復旧しています。みんな開通を待っています。私たちが道をつけないことには物資の搬入も電気も水道も復旧する事もできないのです。

山からの流木がいたるところでつまり道をふさいでいます。水害から3日間かけてなんとか開通できました。

床上床下浸水がいたる所で起きました。みんな必死で泥やゴミをだしています。

水害から4日経つとようやく土砂は取除き今から生活ゴミの山水に浸かった電化製品や家具まさに戦争の跡地に来たみたいな感じでした。

水害から2週間経ちました。お盆も休み無しで復旧活動を・・・今日も休まず復旧活動です。まだまだ続く様子です。最初は極度の緊張状態でストレスも過労もありイライラしていましたが今はようやくすべてを受け入れられる様になりました。自然の力にただただなすすべもなく抵抗も出来ない自分が情けなく行きどうりを感じています。ただこの町にできる事を私はやるのみです。この町が一日もはやく元の元気な町になれるお手伝いが出来ればと考えています。　この水害でたくさんお方がお亡くなりになりました心からご冥福をお祈りいたします。

私の家も水害で床下浸水土砂崩れ今は畳を上げ土砂も一部残ったまま・・でも家族が無事で何よりでしたそしてこの水害でたくさんの方にご心配頂きご連絡いただきました本当に有難うございました。復旧活動中で電話での対応に失礼があったことをお詫び申し上げます。

そしてこの水害で工事が大幅に遅れてしまい関係者の方々には大変ご迷惑をお掛けしました。来週より人員を増やし通常業務2班、災害復旧2班体制で頑張りますのでどうかよろしくお願いいたします。サンガーデンが地域社会に少しでも貢献できるよう努めていきます。