育てる 育む そして 育てられる
草木の芽吹きと共に、重なりあっていく緑のグラデーション。
一年で一番美しい~と感じてしまう風薫る5月から
あっという間に6月へと季節が進んでいきました。
今春 5月7日 えむから望む美しい山々
毎日「今日が一番ステキな風景」と感じながら過ごした5月。
そして、GW、母の日、国際バラとガーデニングショウ 等々
心温まる、胸躍るエピソードいっぱいの思い出に残る5月でした。
アンの庭 5月12日西武ドームバラ展にて
いっときも無駄に出来ないからと、移動の新幹線車中では
ブログの原稿を紙の裏表いっぱいに書いて過ごしたのですが、
もうあまりにも・・・すっかり時効?になってしまいました。
あんなに素敵だった5月のえむの風景、情景を、
一度もお知らせ出来なくてごめんなさい。
お伝えしたかったこと、いずれかの機会にお話させてください。
4月末にデッキが新しくなり、穏やかな日和には風を感じながら
ティータイムを過ごしてくださるお客さまの姿が復活しました。
えむの大事なモニュメント、双子のサイロの屋根もリニューアル。
鮮やかな煉瓦色が澄み渡る大空に映えて元気がプラスされました。
良いご縁に導かれ、修理の願いが叶ったのです。
「ありがとうございました」 心から感謝しています。
看板を囲むクレマチスモンタナは、今年また少し成長し
5月中旬お訪ねくださったお客さまをお迎えできました。
毎朝、看板交換の際にH子ちゃんが花殻を摘み、来年
より華やかに花をつけてくれるように準備を重ねています。
先日、数年ぶりにお訪ねくださった方が
翌日フェイスブックにメッセージを残してくださいました。
花壇で作業中の私に、
「この花壇は8割が緑色ね。自然の風景とマッチしているわ」
パイナップルミントとシルバーリーフのカレープラント
えむの花壇はこんな緑のグラデーションがメインカラーです
鮮やかな彩りの一年草の花壇は心華やぎ気持ちが弾みますが
えむの花壇はほとんどが宿根草、多年草。
春に芽吹き、夏には花開き、秋には実がなり紅葉し、
やがて葉を落とし、そして土に還り・・・
冬は地中で静かに眠り、再び芽吹きの時を迎える
人の一生と同じように、四季を過ごし成長する植物の姿を
見て、感じていただく花壇です。
そんな植物の姿を見守りつつ手を添えて育てている花壇です。
私たちは、えむをお訪ねくださる方々の笑顔やお言葉に
いつも励まされ、明日への希望を与えられています。
「パンジーとほかの花々がふれあいなじむ姿に和み
優しさを感じる・・・」
そんな風に思ってくださる心の豊かなお客さま、
そう言って声をかけてくださる温かさが
えむの支えになっています。
新しいデッキに準備していた植物の鉢植えが加わり
明るい雰囲気になりつつあります。
私はいつも、寄せ植えも、最初から見栄えのいい姿にではなく、
鉢の中で成長しながら良い形になっていくようにと
焦らず育てています。
ガーデニングは子育てにも通じる・・・と言われたりするように
育てることには時間もかかり忍耐が必要です。
アプローチのハートのローズマリーが三年目を迎えました。
根気よく誘引して育ててきました。
・・・すっかり太って私のよう・・・
今春、H子ちゃんもチェレンジ開始です。
まだ半分のハートですが、段々に伸びていって
つながる時が楽しみです。
育てながら、育んでいく。
毎日植物と向き合いながら、人と人との信頼関係も同じようだと
感じています。
時間をかけて培っていく、そして双方がお互いに育てられていく。
以前「ネメシア」と題したブログでもお話したように、
植物との関係も、人との関係も、似たようなことがあると・・・。
季節外れの猛暑襲来で、例年より10日以上早く
バラが咲き始めてしまいました。ビックリです。
今週末には梅雨入りするかも・・・。
クレマチスも最盛期を迎えてお見事!って感じです。
どうぞご覧になりにいらしてください。