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マユミ

テーマ:樹木
先日も紹介したマユミです。
寒空の下、かわいらしい実を付けています。

マユミ

マユミの名前は弓の材料に利用されたことに由来するようです。
ニシキギ科の植物です。

飛騨にも多く自生しており、関係の深い樹木です。
「白真弓」という地酒のほうが知名度が高いかもしれません。

白真弓は万葉集の
「白真弓斐太の細江の菅鳥の妹に恋ふれか寐を寝かねつる」
という歌にうたわれ、飛騨(斐太)の枕詞といわれています。

幕末のお相撲さんで飛騨出身の「白真弓」というお相撲さんがいました。
この方はペリー来航時に米俵8俵運ばれたことで知れています。

マユミ

この種子を包む皮(仮種皮)には薬効成分がふくまれ
口にすると少量でも嘔吐や下痢をするそうです。

綺麗なものは見とくだけが無難なのでしょうか。


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国分寺の大イチョウ

テーマ:樹木
飛騨国分寺の大イチョウです。

市内にある他のイチョウと比べて
ゆっくりと紅葉し、黄色くなっている気がします。

国分寺の大イチョウ

北側の葉は少なくなってきましたが
南側にはまだ緑の部分があります。

巨大なだけに日当たりによって紅葉の進み方も異なるようです。

高さ約37m 幹のまわり10m
国の天然記念物に指定されています。

乳イチョウとも呼ばれ、乳の出ない母親にこの樹皮を削り与える時は乳がよく出る、といわれています。

樹齢は1200年とも言われていますが、
樹齢についてはまた、別の機会にコメントしたいと思います。

樹自体が大きい分、落ちてくる葉の量も多く、
樹の下が、黄色く染まっていました。

国分寺の大イチョウ

連休の初日、多くの人が訪れていました。


紅葉の移り変わりは国分寺のHPでも見ることができます。
その変化の様子が興味深いです。

飛騨国分寺HP


雪虫

テーマ:樹木
午後からは激しい雨ですしたが、午前中はうららかな天気でした。
数日前から飛び始めた雪虫が
今日はたくさん飛んでいました。

雪虫


雪虫が飛ぶと10日から2週間で雪が降ると言いますが、
天気予報は火曜日、雪
どうなる事やら。

雪虫はアブラムシの一種です。
アブラムシはあまり人気はありませんが、雪虫はなぜか人気があります。


アブラムシはその種類ごとに、寄生する植物がほぼ決まっています。
季節ごとに寄生する植物を変えるものもいます。

雪虫となるアブラムシは
春、卵からかえり、メスが卵ではなく子供(メス)を産んで増えていきます。
秋、寒くなると寄生する植物を変えます。

空を飛んで移動する世代が生まれ飛んでいきます。
その世代がお尻にロウ状物質の綿毛をはやし、
ふわふわと風に乗って、冬を越すための寄生する植物まで飛んで行くのです。

目的地に着いた雪虫は、そこで卵を産みます。
産まれた子供は、オスとメス
その間に生まれた卵で冬を越すのです。

ふわふわと飛ぶ雪虫も、冬を越すために
必死に飛んでいるのですね。


外で仕事する者にとっては、
もう少し雪は待ってほしいと願っているのですが。


千光寺の五本杉

テーマ:樹木

高山市の北にある千光寺
日本書紀にも登場する両面宿儺の伝承や
沢山の円空仏でも知られる歴史の古いお寺です。

その千光寺に五本杉という大きなスギの木があります。

樹高約50m 幹周り12mという岐阜県内でも
トップクラスの高さです。

樹齢は1200年といわれています。

五本杉


根元からすこし上がったところから5本に分かれていることから
五本杉と呼ばれています。

分かれたところから、真直ぐに天に向かって伸びる姿は美しいです。

谷上の地形に守られていることからも
雪の多いところでも、高い木になったのでしょう。

五本杉


スギは背が高くなる木で
日本で一番高い木はスギで高さ約60mだそうです。

世界で一番高い木も
アメリカ西部にあるセコイアという杉の仲間で
高さ115.6mです。

寿命も縄文杉に代表されるように長寿のものがあります。

千光寺の五本杉は元気で
今後も長く、お寺さんとともにこの地を守ってくれることでしょう。


二本桧

テーマ:樹木
日本各地にも一之宮という神社があるのでしょうが
高山市には飛騨一之宮水無神社があり、
いくつかの天然記念物の木があります。

高山市指定天然記念物「二本桧」です。

二本桧

「推定樹齢は七百年以上、樹高40m、目通り4.6mである。当初、二本あったので二本桧の名が残る。」
現地の樹木の説明より

神社の境内の中なので大きな木が多いのですが、大きなヒノキです。
いつ頃から枯れ始めたのかわかりませんが
枯れ枝が目立ち、樹勢(樹木の活力)は良くないようです。

まわりの樹木と比べても大きく傾いているのがわかります。

中は空洞になっている様で
幹の途中にはキツツキがあけたのか?
穴が開いてます。

穴

氏子の方々が、色々とお世話をして見えるようですので
元気になって、これからも神社とともに歴史を重ねて欲しいです。


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