うしと花のお米
今年も「うしと花」を使ったお米ができました。
丹誠込めてつくったお米を見る表情が優しいですね。
袋に「牛と花」と書いた文字がうれしいです。
この農家さんは、3年前から
2反だけ「うしと花」を試してくださいました。
この地域は、新潟でもブランド米になりずらい地域です。
「うしと花 」を田んぼに入れたお米が、
「昔食べたなつかしい味がして、おいしい」と好評で、
米の販売向上につながり、とても喜んでくださっています。
今年の田植えの様子。主人もお手伝い。
主人と農家さんの始めの出会いは、
3年前
日帰り温泉のサウナでした…。
大切な田んぼに、
始めて「うしと花」を
試していただいた
勇気と、
寛大さに
ただただ感謝。
ありがとうございます
「 うしと花」のお米は
『げんき村』で
購入できます。
数量限定です。
ぜひ、
食べていただきたいです。
『げんき村』は
でも
ご案内しています。
うしと花を使ったお米2
自分で納得しなければ、褒めたりしない。いい意味で頑固な人。
「俺は宣伝文句は大嫌い。米は外で作っているから、風や気候や水、肥料、土いろんなことがクルクル変わる。たったひとつ「うしと花」を使ったからといって、こうだ。などと結論なんか言えない。何年も色々試してやっとそうじゃないかなあ。と言えれば大成功」なのだそうだ。
牛の発酵液を入れた稲は緑が残り、「まだ生きているなあ」。
刈り取った直後の切り口は、水々しかったです。
籾を手に取りながら、「こんなのを見たのは、初めてだなあ」とつぶやきました。
「えっ?」て聞くと、「なんていうかなぁ、持った瞬間にわかるんだよ。こうして手に持っても刺さらないんだよね」と言いながらしきりに首をかしげていました。
先日おじゃましたときに、
奥さんが「そういえば、去年はこの田んぼだけ害虫が少なかったわねえ」とぽつり。
うしと花を使ったお米
はじめまして。
村井康人です。
食育の仕事をしています。
食生活ジャーナリストの会会員です。
私が、ある農家さんと出会ったのは、
新潟県三条市(旧下田村)へ、妻とヒメサユリを見に行き、
その帰りに立ち寄った、日帰り温泉「いい湯らてい」のサウナでした。
サウナで人に話しかけることなど、これまで全くない私でしたが、
そのときは、 気持よさそうに入っているその人の雰囲気につられて
軽く、挨拶程度に声をかけました。
今日の農作業が終わったので、奥さんと来ていること。
「コメ農家はどこも大変だけれど、おいしい米を作ればなんとかなる。俺はおいしい米を作ることを目指しているンだ。」と、明るく笑うその人にとても好感を持ちました。
私の食育の講演会のご案内をしたところ、
当日、こころよく来て下さいました。
以来、コメ作りについてなどで、何度かお会いするようになりました。
翌年、牛の発酵液の話をしましたら、
「使ってみたい」と言って下さいました。
後で聞いた話では、その後、まわりの人に止められたそうですが、
「変わり者が一人くらいいないとだめだろう。
何にでも、初めはある。誰かが試さないと良いかどうかはわからない。」と言って下さいました。
10年くらい前に、初めて豚肥を使う時も、周りの農家にバカにされたそうです。
昨年は全国的な猛暑と悪天候で、特に新潟県は、1等米が19%という過去最低の結果でした。
この農家さんの住む地域も例外ではなく、猛暑に加え、
6月に畦を越えるほどの集中豪雨で、苗は全て水に浸かる被害を受けました。
ゴマ葉枯病が発生し、秋には見渡すかぎり倒伏して水に浸かる稲が続出していました。
発酵液を入れたところは、ゴマ葉枯病などの病気にもならず、稲刈りの季節を迎えても倒伏することなく、元気に育ちました。この田んぼの米は、1等米でした。
この地域は、新潟県のなかでもブランド米になりずらいところですが、取引先のお寿司屋さんやホテルなど、食べた人からは「この米がいい」とご指定をいただき、私がおつきあいしている自然食品のお店でも販売したところ、とても好評で、完売したそうです。