ウィリアム・モリスから繋がるロマン

テーマ:暮らし

まだまだとわかってはいても、

誰もが春の訪れを期待し切望してしまう2月。

やっぱり「まだでした~」という2月の大雪、ビックリの豪雪。

2014・2・17

        2月17日月曜日 朝7時の雪景色

  今朝も雪が降っています。午後から晴れ晴れ との予報です。

 

先々週の雪では、仙台市中心部の除雪が思うようではなく

交差点での右折左折ではハンドルを取られる状況でした。

郊外秋保の除雪は行き届いていて安心だったのですが、

先週末の追い打ち降雪で秋保も道幅がかなり狭くなりました。

県道から入ってのえむまでの道のりはちょっと怖い感じです。

ご来店くださる際にはどうぞくれぐれもお気をつけて

運転なさってくださいますようにお願いいたします。 

 あ~でも、ここまでの道路状況は本当に心配ですので

 ご利用ご要望のお客さま、出張で留守の19日(水)以外は

 店内におりますので、一報・ご相談いただけますように。

 少しでも雪が解けて落ち着くまでお待ちいただけたら・・・。

 

 

先日「もう一軒お店を出すの?」みたいに仕入れてしまった

大量の『魅力ある商品』で、えむ店内は歩く場所もなく、

温厚なオーナーも今回ばかりはちょっと閉口している様子(~_~;)

 

私は、この閉ざされた雪景色を目の前に、もし許されるなら

「このまま冬眠させてくださいかえる」・・・という気分 ^_^;

私は心配症&ちょっといじけるタイプです パニック(女の子)

  (え~ホントに~?そういう人だったの?)

 

でも、もし仕入れなかったら後悔する!っと思っての決断でした。

なんだかんだ言っても、オーナーは「絶対売れるから大丈夫!」

 「とにかくこの量!しまっておく場所をどうするかだ!」 と。

 

コツコツひとつひとつ丁寧に値付けをするこの頃の作業には

あまりの量で今のところ終わりが見えない状況です ^_^;

なるべく楽しい心持ちで、可愛いPOPも作って少しづつ陳列を。

雪が解けて暖かい春の訪れと共にご来店くださるお客さまに、

安らぎや潤いを添えるひと品としてご利用いただけますように♡

消費税アップしても、買い控えをしないでくださいますように。

・・・なんて願いながら、過ごしています。

 

そんな日々にはちょっとした気分転換が必要でした。

 

冬のえむの貴重な共通定休日、大雪の前日14日金曜日

宮城県美術館で開催中の、アールヌーヴォーを代表する画家

グラフィックデザイナーのアルフォンス・ミュシャ展に

行ってきました。

ミュシャ展

花好きガーデナーの女性で知らない人はいないだろうミュシャの

カラーリトグラフ・ポスター作品の数々。やはりステキ♡でした。

改めてアールヌーヴォーの独特な雰囲気、魅力も再認しました。

スメタナの「わが祖国」をBGMに、ミュシャが描いたスラヴ叙事詩

13点の習作を観覧し、ミュシャの絵画の世界も覗けました。

 

先日の横浜の友人からの本の贈り物「ウィリアム・モリス」

ウィリアム・モリス本

ウィリアム・モリスのテキスタイルデザインの製品は、

日本でも根強い人気で、お持ちの女性も多いと思います。

 

ミュシャのデザイン、ふと、あれっモリスと重なる感覚が。

それもそのはず、パリで生まれたアールヌーヴォーは、

イギリス産業革命後に失われつつあった大切な芸術の世界を

取り戻そうとしたウィリアム・モリスのアート&クラフト運動から

影響を受けて生まれた・・・といってもいいもの。

ミュシャのイラストの花モチーフ・模様は、モリスの影響も?

友人からの本より、ウィリアム・モリスが素晴らしき芸術家であり

文学活動家、実業家、社会活動家・・であったことを知りました。

モリスは園芸家として植物の知識も豊富で、自慢の自宅の庭から

今も有名なテキスタイルデザインが次々に生まれたということ。

 

ナショナルトラストの設立にもウィリアム・モリスの影響が。

バラ・ナショナルトラスト

 これはえむの花壇の高貴な趣きのバラ・ナショナルトラスト

  名前に惹かれて2009年にえむの花壇に仲間入りしました

 

そしてファンタジー文学の草分けでもあったというモリスから

同じオックスフォード大学で同時代学んだJ・R・Rトールキンや

C・S・ルイスが大いなる影響を受けたことも知りました。

トールキンの「指輪物語」やC・S・ルイスの「ナルニア国物語」を

読んで育った私には、今回の友人のプレゼントとミュシャ展から、

歴史とつながりにロマンを感じるひとときを与えられました。

 

雪に埋もれた一面の白い世界、冬ならではのこの時は、

目に見えるものが多すぎてどんどん過ぎてしまう季節には

気づかないことを知ることができるかもしれません。

そう思える時には、ちょっぴり憂鬱な冬が

少しワクワクする季節に変わります。

そして、「まだ春よ来ないで」と、思ってしまったりします。

・・・本当は春の訪れがとても待ち遠しいのですけれど・・・

 

 

さて、上京中に観た映画「小さいおうち」の黒木華さんが

ベネチア映画祭で最優秀女優賞に輝きました。

黒木華さんは、4月からのNHK朝の連続テレビドラマ小説

「花子とアン」で、村岡花子の妹役を演じます。

アンのゆりかご

 村岡花子さんの孫の恵理さん著の「アンのゆりかご」が原案の「花子とアン」

   恵理さんのお母さんのみどりさんは本当は花子の妹の子どもです。

 えむのショップのモチーフ「アンのグリーンゲイブルス」

 「赤毛のアン」のこと、いずれ話題にできたらと思います。

 

    大雪の被害で大変な状況にある方々のこと

    何一つできないくせに、案じております。

    仙台でもパンなどの食品の入荷が滞っており、

   震災後のことを思い出してドキドキしていました。

 まさかの雪害でしたが、日頃の備えの大切さも感じております。

庭ブロ+(プラス)はこちら