おばあちゃんのバラ「みやこ」
ロザリアンにとって、9月初旬は
秋バラをきれいに咲かせるための「夏剪定」作業の時期。
「夏剪定」って、え~、今もう秋じゃない
秋バラって?、じゃあ今咲いているのは何バラ?
えむの場合・・・
6月中旬に一番花(春バラ)、
7~8月に二番花(夏バラ)
そして今、なんてことない(笑)三番花が咲いていて
やっと花壇に彩りが戻ってきたと思った矢先に
10月に咲く秋バラをきれいに咲かせるための
「夏剪定」と言われる作業をしなければなりません。
温かい地域では、三番花がすっかり終わった今、
夏剪定の適期を迎えているのです。
9月の秋空に映えていたブリリアントピンクのアイスバーグ
10月の秋の空に映える秋バラに想いを馳せながら
咲き始めたばかりの三番花やたくさん蕾を付けた枝に
一大決心をしてハサミを入れました。
またまたすっかりさびしくなってしまったえむの花壇。
10月にはブルー系のセージ(宿根サルビア)たちが
花開き、追って秋バラが開花してくれることを
ひたすら願っています。
涙をのんで剪定した愛バラたちですが、
9月の空にひときわ輝いていた「みやこ」には、
そのまま秋を過ごしてもらうことにしました。
「 みやこ(京) 」
2007年小山内健さんプロデュース
F&Gローズ(花持ち良く切り花にも花壇にも適する品種)
えむで大人気だったポプリ人形の作者
チャキチャキの江戸っ子・みやこ(都)おばあちゃん。
お人形が手にする本には「すべてのことに感謝しなさい」と。
2009年西武ドームでのバラ展で手に入れた「みやこ」
病床にあったみやこおばあちゃんを励ましたくて、
おばあちゃんと同居の叔母に託しました。
祖母と同居した私が尊敬する叔母は、
あらゆることに長けていて、花を育てることも
祖母が亡き後も「みやこ」を大事に育て咲かせつづけ、
2012年春、挿し木に成功した苗をいただきました。
いただいたときはわずか10㎝の小さな挿し木苗でした
( もちろん挿し木は個人で楽しむ目的、です )
昨年一年間、鉢で大事に育成し、
今春えむの花壇の一等地に地植えしました。
とても大きく生育し、元気に咲いて
在りし日の祖母のように
私を励まし、見守ってくれています。
今日は敬老の日
おばあちゃんを想い、静かに一日を過ごしました。
自分の名前のバラがあるっていいですね
京都で暮らす愛娘のバラ(・・と決めて育てている)
「ラブ・LOVE」
三番花もたくさん咲いてとても元気でしたが、
10月の再びの開花を望み、夏剪定の仲間入り。
9月のえむの花壇は、トンボも飛び交い
チョウチョや花蜂たちも忙しい毎日です。
メンテナンスをしながら出逢った蝶たち
写真をクリックすると少し大きくなります
さて、ハロウィンカボチャの姿に
あちこちで出逢える季節になりました。
えむでもキュートなハロウィンボックスに
秋のアレンジを制作しました。
スタッフH子ちゃん制作
夏から秋へ、
ちょっぴり感傷的になりがちな季節ですが
こんなアレンジを飾って
元気に明るく楽しく過ごしませんか