朝晩の秋風・・・
早朝の空気、夕方の風に
秋の気配を感じています。
日中はまだ30度超えの暑さで
紫外線は突き刺すように鋭く、
戸外での作業には油断ができませんが、
だんだん暑い時間帯が短くなってきました。

えむの玄関アプローチの寄せ植えの花々も
朝夕の爽やかな風に吹かれて元気を取り戻しています。
「よし!」 
彩りの少ないえむの花壇、
圧倒的元気色のキバナコスモスだけが目立っています。
初秋の花々は、落ち着いた色合いが多いのです。
キバナコスモスの後方で、
藤色のボルドーギクが必死に太陽を望んでいましたが、
カクトラノオ(フィソステギア)の開花も始まりました。


ボルドーギク カクトラノオ(フィソステギア)
カクトラノオやボルドーギクは、
地下茎で増える強靭な宿根草で、病害虫もほとんどなく
暑さ寒さにも強く、毎年とても元気です。
えむの花壇に合っているのだと思います。
晩秋まで咲き続けてくれる白蝶草(ガウラ)も
初秋の風にそよいでいます。

白蝶草は年々少しづつ株が大きくなる宿根草。
こぼれ種でも増えます。
私は毎年初夏に、た~くさん挿し芽をし、
この時期空間になってしまうえむの花壇のあちこちに、
ボーダー植えやポイント植えをしています。

白い蝶々みたいな愛らしい花の形、ご存知ですよね
白蝶草に初めて出会った十数年前は、
てっきり 「白鳥草」だと (~_~;)
白だけでなく、縁がピンクのピコティーや
全体がピンク色の園芸品種も、
えむの花壇に増えてきました。
秋咲きのブルー系のサルビアも
初夏から切り戻しを繰り返すと
支柱を立てなくてもいい、ほど良い高さで花開き、
開花開始時期は少し遅れても
霜が降りる直前まで長く咲き続けてくれます。

切り戻し出来なかったボッグセージ(サルビア・ウリギノーサ)
アーチの上まで(背たけ以上)伸びてしまいました
今年のえむの紫陽花のドライフラワー
・・・昨年剪定方法間違えてしまったかな・・・
葉っぱばかりが茂って花があまり咲かなくて
販売できるほどの収穫はできませんでした。
薄黄緑色に変わったアナベルもほんの数輪。
月曜日に収穫し、汚れ花をきれいに取り除いて
店内のディスプレイとして飾りました。

初秋のえむの日々・・・
時間が取れれば私は花壇整備、(週二日はWさんも
)
H子ちゃんは、接客をしながら、
レクチャーしたえむのアレンジをばっちりマスターし、
お買い上げくださるお客さまの
各々の家庭に飾られる様子を想いながら
一つ一つ丁寧に、
心を込めての制作に取り組んでいます。
先週末、久しぶりにご来店の旧知のお客さまに
「えむに、懐かしい温かい空気が流れている」 と。
お客さまとの接し方も、アレンジ制作も
ごく自然に、でも心を込めて対応してくれるH子ちゃん。
えむにとって大切にしていきたい姿勢や心がけを
何も言わなくても察し、感じて、動いてくれることで
最近のえむに、いい風が流れているようです。
私にとってもH子ちゃんは福娘。
気持ちよく花壇仕事に取り組めることで
花々にもその思いが伝わり、
つたないながらも少しづつ進んでいけてる・・・。
さて、そんな日々の中、
ほっこりした温かい気持ちを感じていただけるような
木の実のアレンジも、これからの季節
少しづつご紹介していきたいと思っています。

キッチンリース と キッチンターナーアレンジ

来週は東京で、ギフトショー等、半期に一度の展示会。
今秋冬、そして来春に向けての
新しい商品の買い付けに行ってきます。
えむを訪れてくださるお客さまに
ささやかでも希望や安らぎを感じていただけたら・・・
笑顔になっていただけたら・・・と願いながら
見て、歩いて、探してきます。








