日本の建築家山下保博の土の家の評判を耳にして感じたこと

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土の家とアレルギー


土の家と聞いて私が最初に思ったことは、地震大国の日本においては不可能ではないかと考えました。確かに世界に目を向けると、土の家は存在しますが、地震とは縁のない国々で施工されているものです。

しかし、土の家に住むことは、現在日本の住宅で問題になっているホルムアルデヒド等の化学物質によるアレルギーが起こらずに、健康な生活ができると言う事でもあります。もし、耐震性を土の家で持たすことができるならば、土の家に住むことは、家族の健康を守り人間として健やかな生活ができる素晴らしい発明だと思いました。

環境・芸術・将来を見渡す力


そこで、日本の土の家を創造した建築家山下保博の評判を調べてました。すると、世界各国からの評価も高く、芸術性のみを追求するのではなく、機能性、耐久性、耐震性も重視した、人にも環境にも優しい家を設計している人物であることを知りました。

私は日干しレンガを積み重ねて作られた土の家は、ある意味究極の住宅の形であると感じました。私の懸念していた耐震性についても、問題はまったくありませんでした。しかし、日本では新しい工法や、今までの既存概念から離れた物は避けられやすい傾向にあります。

しかし、建築家山下保博の創造したこの家は、日本の新しい文化として必ず受け入れられるものであると信じています。なぜならば、自然と共生するこの家は、これからの日本の住宅があるべき姿を示しているように思うのです。

工業製品だとバイオプラスチックが有名です。トヨタも利用に積極的で、石油資源の浪費の対策、エコ対策という視点です。の大きな利点は、元来地上にある植物を原料とするため、地上の二酸化炭素の増減に影響を与えないカーボンニュートラルの性質を持っていることです。将来的には、自動車丸ごと土に戻すということが可能になる時代も来るかもしれません。

また、街並みという点から考えても、このような家が増えることで美しい街並みが形成され、街全体の評価も上がります。そのような街が増えることで、日本全体の活力も増加されるのではないでしょうか。建築家山下保博は世界各国で受賞歴があり、国際的に認められた日本の建築家の1人です。

そして、地震大国である日本にも対応した日干しレンガを重ねて作られた土の家は、まさに日本が世界に誇れる建築物なのです。これからの日本において、自然と共生されたこの家はますます必要となると感じています。
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山下保博さんの作った土の家の評判について

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建築家の一人に山下保博さんと言う人がいます。山下さんが提案して実際に建築した家に土で作った土の家が有ります。一時期あるテレビ番組でも話題になって、評判も上々で反響もかなり有った事を思い出します。

施工主が元々山下さんの大ファンだった事も有って、度肝を抜かれる外観で芸術作品の様な家に住みたいと懇願した所、山下さんが土に家を考案してドリームハウスに住みたい夢を叶えたと言うエピソードが有ります。

住宅に使う土に、酸化マグネシウムと言う物質を混ぜ合わせて一つのブロック状にします。日干ししてレンガにした物を2400個も作る気の遠くなる作業をすべて行いました。そして57坪程の勾玉状の基礎部分にそのレンガを積み上げていきます。27段積み上げるのに約2か月半を要して、窓は無いので代わりにガラスブロックと言う物を使用して光が入る様に工夫しました。

又、大工さんの手によって4メートルも有る鉄骨の棟木に36本の垂木が掛けられました。キッチンや床は昔ながらの人研ぎと言う研ぎ出しの技術によって仕上げられています。バスルームの上に家全体を見渡す事が出来るロフトが有って、ここは寝室として利用します。

山下保博さんは将来を見据えた家作りを考えていて、鉄筋やコンクリートの家では無く、自然をテーマにした家で木材や畳などを使用した自然素材の家を造る事を考えました。土の家はアレルギーが出る様な事は少なく、温かみのあるぬくもりの有る家に仕上がっています。

世界的な評価も高く、海外では誰もやらない様な事にチャレンジする人を称賛する傾向が強いので、山下さんが行った事は受け入れられて、文化の促進や技術の発達に貢献した人は賛辞されて尊敬に値します。

しかし、日本では新しい事を容易に受け入れる様な事は稀で、個性的でユニークなアイディアを持った山下さんの様な人が海外に流出してしまう事は非常に残念な事では有りますが、海外でも日本人である事を誇りに思って精力的に活動して貰いたいものです。