ヨーロッパのお庭管理

テーマ:ブログ

先日、オランダの前庭をアップした際にシルフガーデンさんからいただいたコメントが、とても奥の深いものでしたので、改めて今回書かせて頂きます。

盆栽の発祥は中国とかいわれてますけれども(実際はきちんと調べていないので私は確信を持って何もいえないので)、庭の木のスタイルをあそこまで素晴らしく保ってくださる技術とか、そういうものを持っていらっしゃる職人は日本ならではと思います。

ここでせっかく日本らしい庭園を設計しても、それに見合う樹木を探す事が、ヨーロッパでは信じられないくらい至難の技。第一のハードルはデザインでなく、木を探す事っていうくらい。。

せっかく素晴らしい木を探しても、そこに私が立ち会わなければ、木を植える方向とか角度、、そういう事を考慮するプロのガーデナーはいません。。(今のところ私は出会っていない)

じゃあ、オランダのガーデナー(庭師)さんは何やっているんだろうということになると。。

オランダ人、ヨーロッパ人はお家にお金かけますから、引っ越ししたり、リフォームとなるとお庭にお金をかける方がとても多いです。そんな人から、全く新しくガーデンをリフォームしたり、日々の管理である、芝刈り、雑草を抜く、季節の花に花壇を入れ替える。。今の時期は枯れ葉掃除。といった程度。(時給がだいたい5千円$袋

でも彼らのほとんどが、庭園職業訓練学校(高校の一つ)を卒業していて、花の名前や木の性質、土質の見分け方、池の作り方、とても詳しいんです。。

でもね、日本の修行っていうか奉公っていうか、、、そういう形で学んでいない違いが出るんですよね。。

例えば、、掃除一つ。。石の組かた。。あのニュアンスがかけてるっていうか、、、こういうの決定的/エーン(女の子)

 ああああああ、親方が存在しないカルチャーなんだああ、、ファミリーのスタイルが受け継がれていないっていうか。。と思うっていうか、絶望的っていうか。、、受け入れざるを得ないというか

 そういうことしばしば。。汗

そんな中で、日本庭園を紹介するって結構大変なのですよ。。。本当に。

私はこれまで、夫のお陰で多くの国で暮らす機会を持てていますが、日本はとても素晴らしい国だと実感してます。海外の大使や大臣の人に、「日本人とは思えないねえ」なんて良く言われちゃうくらい外国っぽいそうな。。私ですが、100%日本人であることを心から誇りに思って生活してます。

外国の文化に惹かれる若い人も多いけれど、日本って本当に素晴らしい国です!いろいろあるけれど、いろいろ無い国なんて、、ほぼ存在しませんよね。

日本人に産まれて本当に幸せ。お寿司もラーメンも大好きですし。。

 今日、オランダは今年の冬初めての雪が降りました。スノーマン1

 

美沙希 

 

 

 

 

 

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