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<防草・透水-植え込みポット>開発物語―2

<ビニールポットのまま植えたら根腐れを起こすだろう>と考え、それから模索が始まりました。

最初に思ったのは「ジフィーポット」ですが、これは土に同化してしまうのが売りですから、「植え替え」の目的には合いません。

次にどうしてかバイオマスの素材で探しました。これは”生物由来の資源”というもので、エコ流行りの現在ニュースバリューもありそうで<いけるかな>と思ったのですが、透水性の素材が簡単には見付からず、それに全般に値段が高いのでこの方面はやめました。

そしていろいろ考えて、”水を通すプラスチック”で検索しているうちに”不織布”に行き当たり、そのあたりから”防草シート”が浮かび上がりました。
私には全く馴染みはなかったのですが、最近急激に利用が拡大している商品のようです。
田んぼの畔ばかりでなく、一般の住宅の駐車場や、高速道路の法面など、大量に出荷されているようです。

それだけに多くのメーカーが商品化しています。タイプもいろいろです。
ほとんどが1m×50mなどとロットが大きいのですが、それでも探してサンプルを出してくれるところ、5m単位で買えるところなど3社のシートサンプルを入手しました。

それぞれ随分違います。
厚いもの、薄いもの、剛性が強いもの、軟らかいもの。
本来は防草性能が問題なのでしょうが、当方は防草性能よりもポットに加工しやすさばかりが気になります。

こうして「防草シート」をいかにしてポットに作るか検討の段階に至りました。  ―続く―

 
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伊豆ガーデニングクラブのカレーパーテイ

昨日は伊豆ガーデニングクラブ・山野草部会の新年会でカレーパーテイでした。
妻が部会員なので一緒に出席しました。
特に人数制限がない限り、IGC会員であればどの部会行事にも参加できることになっています。
場所は伊藤庭のクラブハウス。ガーデニング熱が嵩じて隣地500坪を買い足し、半分を菜園に、半分を花園にしています。
そしてクラブハウスを建ててこうして使わせてくれます。

約20人集まり、賑やかでした。
大鍋で作ったカレーに皆さんが持ち寄ったご馳走があって、鱈腹食べた。
デザートもフルーツもたっぷり。
妻公認の大食でまことにハッピーでありました。

私は先日の芽分けの余剰苗を鉢植えして、日本さくら草5鉢、クリンソウ5鉢を持参しました。
お土産に野菜やジャムを頂きました。

100125-カレーパーテイ



<防草・透水-植え込みポット>開発物語-1

<防草・透水-植え込みポット>の開発を思い立ったそもそもの原点はこの記事だったと思います。

春の華チューリップの花期が短いことはかねてからの不満で、昨年秋に春の花壇の準備を考えている時にもその問題に悩みました。
そんな時、「花ぐらしー2009秋号」で「チューリップのカートリッジ式リレー栽培術」の記事が目に留まりました。
福島県の葉田野真佳さんが、<開花期の異なる球根をそれぞれビニールポットに植え付け、ほかに1年草などもポット植えのまま花壇に埋め込む>というやり方です。チューリップは花が終わると別のポットと入れ替えます。

なるほどと思いましたが、すぐに「ビニールポットでは良くない」と考えました。
ビニールポットのまま埋め込んだのでは根腐れするのではないかと思われます。
「何か透水性のある材料でポッを作ったらどうだろうか?」と考えました。

すべてはここからスタートしました。
すぐに透水性素材を探し始めました。 -続く-

カートリッジ式リレー栽培術1

カートリッジ式リレー栽培術2


今年の梅

わが庭の現在の梅です。

もう五分咲き以上でしょうか。

今年の梅-1

今年の梅-2

日本さくら草の芽分け

テーマ:庭仕事
今年の日本さくら草の芽分けを行いました。
もう10年も前に海老名さん(伊豆の名人)の講習を受けてそのまま続けているのですが、途中で我流が入って崩れているかもしれません。
私は研究心はないので、改善された点はありません。

節分の日に芽分けをしろと最初に教わったのですが、寒い最中なので今年はズルをして20日、21日に行いました。

鉢をひっくり返して空にして、土の中から芽を拾い出します。もう充分大きくなっています。
これを1つ1つ分け、水で洗って長い根や古い根を切り落とします。
通常、芽の数は2-3倍に増えています。
全部植えたらすぐに鉢の数が増えてしまうので、最近は地植えにしたりしています。

植えるには、鹿沼土、培養土、緩効性肥料少々(10粒ほど)を入れ、その上に植えます。
さくら草専用の鉢には4芽を、それぞれが中を向くように植えるのが正式と教わりましたが、当方は気の向くままにいろんな鉢に沢山植えます。
そして上に鹿沼土、腐葉土をかけて終わりです。

今回はクリンソウ、トキソウ、姫シャガ、姫イズイなども同時に芽分けして、全部で25鉢あまりやりました。
クリンソウ、トキソウなどは水に漬けておいた方が嬉しいほど水が好きです。

植え替える前の鉢

鉢の土を空ける

掘り出した芽と根

整理した芽

植えています

春を待ちます



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プロフィール

黒潮丸

黒潮丸

リタイア後、伊豆高原に住んでいます。

ガーデニングが嵩じ、近所のホテルや美術館の花の植栽を請けています。

仲間を募って20数庭でオープンガーデンをしています。

開花期、花の色などの条件を入れると適合する花の名を表示する「花選びDB」というオンラインデータベースを開発しました。

フロックスとセージ

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