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すごいぞ! <防草透水ポット>で熱水消毒

かねてベランダ園芸に関心はありました。
<防草透水ポット>で荒れ地に植栽するといっても、どれほどの人が荒れ地に苗を植えるでしょうか。
一般のガーデナーは小さな花壇に植えたり、コンテナ・バスケットに植えたり、ベランダに植えたりです。
そこを狙わなければ大きな販路は見込めません。

Kさんからベランダでの袋栽培の隆盛を教えてもらってこれこれと思ったのですが、床に置くような使い方では<防草透水ポット>はオーバースペックです。
とても勧め、進めることは出来ません。

その袋栽培の効用の1つに”連作障害”対策がありました。
私は以前「花の連作障害」のページを書いたことがあって、眼が留まり、少し深入りしてみました。
すると連作障害への対策の1つとして、土壌の<熱水消毒>があるじゃないですか。
これだ! バチンと頭の中がスパークしました。今朝の明け方のことです。
<防草透水ポット>に熱湯を注げば熱水消毒になる!

さらに突っ込んで熱水消毒の機器メーカーに電話したりして、”いいアイデアです”と褒められました。
ベランダ園芸では使用済みの土の処理が大きな問題だそうです。
昨今簡単にゴミとして出せる状況ではありません。
<防草透水ポット>に熱湯を注ぐ消毒で土の再使用が可能になれば、ベランダ園芸家にとって大変な朗報です(のはずです)。

今日は気分浮き浮きです。
Kさんにお礼を言わなければ。

「花の連作障害」 http://www.pcc-gardendesign.net/databook/rensaku.htm
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野菜の袋栽培

野菜の袋栽培というのがあるそうです。
読者からのメールで知ったのですが、これまでまったく聞いたこともありませんでした。

どうやらベランダ園芸で流行っている方法です。
土の無いコンクリの上で、根の深い芋類でも大根でも育てられるというのです。
土や肥料の空き袋とか麻袋の底に水抜き穴を開けて、立てて並べて置いて用います。
背の高い袋に土を詰めて苗を植えれば大根でも育つわけです。

それに<防草透水ポット>が使えるのではないかとのお知らせでしたが、<防草ポット>は土に埋められるところに意義があります。コンクリの上に立てて置くのでは実力を発揮できません。

ベランダ園芸で<防草ポット>を使う分野を考えなければなりません。

伊豆海洋公園の河津桜

テーマ:ブログ
伊豆海洋公園の河津桜が5分咲きになっていた。

この分なら本拠の河津町でもいい頃だろう。

河津桜は花期が長いからあまりあせらないが。

伊豆海洋公園の河津桜1

伊豆海洋公園の河津桜2-20100205

防草ポットの名刺

<防草透水ポット>用の名刺を作ったけど、どんなものでしょう。

防草ポットの名刺

<防草透水ポット>開発物語-3

布地サンプルは揃えたものの、さてこれをどう加工するのか。

どれもプラスチック素材ですから、なんとなく接着して製袋するものと思っていました。
工場での製袋はさておいて、まずは自分で作ってみよう。
それでサンプル地を切って、接着剤で袋を作ることを試みました。

しかしまあ容易なことではありませんでした。
フェルトみたいな生地には接着剤がうまく着きません。接着剤も適合しているのかどうか判りません。
剛性の強い生地は、接着剤で着けてもピンピンはねてしまいます。アイロンをかけてクセをつけなければなりません。
それに果たして充分に接着しているのかどうか。
これらは工場で本格的に取り掛かれば当然解決出来ることでしょうが、そのラインに乗せるには相当大きなロットになることでしょう。

その辺りで”縫製”に思い至りました。
縫製ならそんなに大きなロットでなくてもいけるのではないか。よしよし。
ところがわが家にはミシンがありません。
ミシンを買おうかと言ったら、妻に白い眼で見られました。そうですね、ミシンはやはり女性の縄張り内です。
「扱ったこともないのに、何が出来ますか!」 なに、妻もミシンは苦手なのです。
近所の人に頼もうかとも考えましたが、先行きどうなるとも判らないことに知り合いを巻き込まないでくれと妻から釘をさされました。

とにかく私は防草ポットで植えてみたい一心ですから、ノリも駄目、縫いも駄目で、とりあえずホチキス留めで袋を作り、チューリップを植えたりし始めました。

一方、製袋工場の調査も始めました。
ネットで探せば当然ながらたくさんの会社が仕事を求めています。
なかには「小口OK」を売りにしているところもあります。
しかし、よくよく見れば小口といって10000枚とか。
多くが商社窓口で、工場と打ち合わせるとか、中国の工場に問い合わせるとか。
紙や植物繊維でなくプラスチックの製袋ですから当然熱接着の流れ生産です。
なかなか相手にしてもらえません。

それより参ったのが、「図面は?」と聞かれたことです。
私には袋の図面をどう描いたらいいか判らない。

-続く-
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プロフィール

黒潮丸

黒潮丸

リタイア後、伊豆高原に住んでいます。

ガーデニングが嵩じ、近所のホテルや美術館の花の植栽を請けています。

仲間を募って20数庭でオープンガーデンをしています。

開花期、花の色などの条件を入れると適合する花の名を表示する「花選びDB」というオンラインデータベースを開発しました。

フロックスとセージ

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