名樹散椿と愛猫

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社長がベトナムに行ったとき、漆で書かれたこの絵に惹かれて、買ってきました。

全然知らない絵だったのですが、調べてみると、速水御舟の「名樹散椿(めいじゅちりつばき」という絵で、昭和になっての美術品の重要文化財指定の第1号だそうです。 

速水御舟といういえば、教科書で「炎舞」がお馴染みですが、「炎舞」とこの2枚が重要文化財に指定されています。そして、御舟は、40歳の若さで腸チフスで亡くなったそうです。若くから才能が花開いた人です。

2009年10月に、明治から現在までの近・現代日本画を主として約1800余点を所蔵する山種美術館が新オープンしてその記念として速水御舟展が開催されたので、漆ではなく是非本物を見たいと思い行ってきました。詳細は「実生ブログ」に書いていますが、名画と愛猫の取り合わせで、お気に入りの一枚です。

猫ちゃんは、生後半年ぐらいで、我が家へ一生分の愛想をこの時に使い果たして迷い込んできました。それから、無愛想で勝手気ままな生活を送っています。

我が家の住人になって、一年後ぐらいに、突然居なくなりました。みんな探して探して探し回ったのですが、音沙汰無しでもうあきらめた頃、10日ぶりに顔がひん曲がり、片足も折れて帰ってきました。

どうやら散歩に出かけてすぐに、交通事故に遭ったみたいです。

それから、かかりつけの獣医さんに名医を紹介してもらって10日間入院して手術をしてもらいました。生命力が強く、10日間飲まず食わずだったにもかかわらず、内臓に異常はありませんでした。顎を縫ったので、口から食べられないので、胃に管を通してそこから栄養を取るようにしてほぼ一月くらいかかって全治しました。 そして、オスだったけど、オカマになりました。         あああ本当に大変でした。

今は、名画の前で男前振りを発揮しています。

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