花に笑って、夜風に泣いて
なにを夢見る、朝花夜花
ひとり・・旅
2011/3/11 忘れられない、あの日からこころが停まっていたような
気がしていた。そしてやっと動いてひとり旅。海をみるのが怖かった。
少しは気持ちを癒してくれるのではないかと五能線から日本海をみつめた。
おもてなししていただいた鯵ヶ沢駅前『尾野旅館』。創業88年
朝になって、食事をしながら会話が弾んだ笑顔のかわいい、札幌の娘さん。
この日はあいにく雨模様の五能線。 リゾート号は指定券が間に合わず。
別名沙羅双樹とも呼ばれる、一日限りで散っていく儚い純白の花
に魅かれ、植えた苗が屋根の高さを越えた「夏つばき」。
注意して観察しないと見逃してしまう真冬に咲く琵琶の花が寒さに
耐えてこの時季に甘く香る・・・びわの実
花・・旅 軽井沢レイクガーデン
吉永小百合のコマーシャルでお馴染みになった「大人の休日倶楽部」
JR東日本もタイムリーな企画を考えてくれたものだと感謝している。
軽井沢は仙台からは手軽に行けるところでもない。去年は蓼科の
バラクラガーデンでガッカリして、レイクガーデンは3年目。
標高千メートルにある軽井沢レイクガーデンはもともと分譲別荘地の調整池
をガーデンデザインしたものだから、フレンチやイングリッシュ、フレグランス
ボーダー、ラビアンスなどコーナーごとに分類して配置している。
冬を除いて一年中楽しめるとは言え、薔薇の咲くこの時季がよさそうだ。
去年植えつけていたフレンチローズコーナーの花々が一斉に咲いていた。
メタセコイヤなどガーデンに似合う樹木がふんだんに植えられている中に
熟しきって甘い「ジューンベリー」がこぼれるくらい実をつけていた。
今回の花旅、旅行日程には若干悩んだ。一昨年は6月末でタイムリーだった
が、昨年はニュードーンなどまだ蕾のものが多かった。
ガーデンのホームページに載る開花情報は間があり過ぎてアテにならない。
どうやら、ニュードーンの開花とジューベリーの熟したころが目安のようだ。
スタッフも明るく、ガーデンメンテナンス。
イングリッシュローズコーナーの中心にスタンダード仕立てのニュードーン
今回の『花・旅』で『ラ・ビアン・ローズ』を実感し、またパワーが湧いてきました。
稚拙なブログを最後までご覧いただいて、ありがとうございました。(7/11)
さくらんぼのころ
バラの季節と少し重なりながら、さくらんぼのシーズンに季節は
移って行く。車で一時間ほどで行くとなりの山形県はフルーツ王国。
さくらんぼの代表品種、佐藤錦はさくらんぼの王様。
ありがたいことに東根の親戚より、味、つや、形、極上もの今年も届く。
つるバラが終わりかけた頃、数少ないモダンローズ、「カトリーヌ・ドヌーブ」
が咲いているのを見つけ、往年の女優の面影が浮かんできた。
窓枠に絡ませて、今年始めて花の姿を見せてくれた魅惑の「カージナル・ヒューム」
スーパームーン
何年ぶりかで、地球に近づく月が大きく見えるという。 夕食のあと東の空を背に夜道を
散歩していたら、外で月見をしていた親切な方が教えてくれたスーパームーン。
河原の堤防を吹き抜ける風は爽やか。ライトアップされたテレビ塔、市街地の夜景がきらやか。
ブラックホリーホック。何年か前、種を蒔いて育てた宿根草。2㍍ を越す背丈に育った。
和名・・・葵の仲間か、葵といえばかの徳川家のご紋。三つ葉葵。
仙南の小さな町が生まれ故郷。そのころ誰れもが自然が遊び相手。
その里山が生地の三つ葉あけび、春には新芽を秋には甘い実と皮の料理
梅雨入りしたのに、仙台はきょうもいい天気。27℃を越す夏日を記録。
赤く色づく『ぐみ』の実を見ると、麦わら帽子を被って過した夏休みのころが脳裏に浮かぶ。
マイガーデンに戻って・・・
毎朝、庭に出てバラの花の咲き具合、散りどき、うどん粉病など罹りやすい
病気のようす、虫が付いてないかどうかなどを観察することはかかさない。
ロンサールやアンジュラで賑やかな通りも、少し落ち着いてきた。
いまは、アルベリック・バルビエとダイアナがバーゴラの下で静かに咲いている。
表通りからは見えない、梅雨を吹き飛ばすように真っ赤なロージィ・カーペット
とモーツアルトに混じってニュードーンが所どころに・・・これからの花園。