春を待つ植物
札幌は先週とっても雪が降りました(;_:)
モデルガーデンの中は、雪で埋め尽くされています。
この雪で、雪解けも遅くなりそうです。。。が、
分厚い雪の下で、植物たちは静かに春を待っています。
今回は、春早くに開花する植物をご紹介します!
①クリスマスローズ(ヘレボルス・ニゲル)
弊社では、春一番に咲く花です。
白い花びらに見える部分は、実は「ガク」で、
本当の花は、退化してしまって「蜜腺」という部分になっています。
クリスマスローズは、うつむいて咲く花が多いですが、
この品種は、横向きに咲くので ‘花の顔’ が良く見えます。
②プルモナリア
樹木の足元など、少し日陰になる様な場所を好みます。
↑の品種は、つぼみの時ピンクっぽい色をしていて、
咲くと澄んだ青い色の花が咲きます。きれいな色です。
あまり背丈が高くならないので、日陰のグランドカバーにおすすめです。
春に花が咲く植物は、早くに葉っぱだけになってしまいます。
開花時期の異なる植物を周り植えるなどして、上手にカバーして
あげましょう! またご紹介しますね(^^♪
おすすめ!「ツル性植物」
今回は 「オススメのつる性植物」 をピックアップしてみました!
①ツルニンジン
つる性の宿根草で2m以上伸びます。アーチやフェンスなどに
自然と巻き付いていきます。
夏から秋にかけて3㎝程度のベル型の花が咲き、
派手さはないですが、可愛らしい花です。
日本でも自生しているため、とても丈夫で
冬になると地上部は、全て枯れて越冬し
春になると再び芽を出し、2m以上伸びていきます。
②テキセンシス系 クレマチス ‘スカーレット’
チューリップをひっくり返した様な形で、2㎝程の
鮮やかな赤い花が咲きます。 とても可愛いです♪
新枝咲きのクレマチスなので、冬に地上部は枯れて
春になると再び新芽が出て、初夏から花を咲かせます。
こまめに花がらを摘んだり、切り戻しをすると
繰り返し花を咲かせてくれます。
白やクリーム色のバラとの相性はバッチリ!です。
③ツンベルギア
夏から秋まで良く咲き、良く伸びます。
写真はオレンジ系ですが、黄色や白色などの花色もあります。
フェンスやラティス、アーチなどに自然と巻き付いていきます。
一年草のため、枯れたら抜いておしまいなので、
冬支度の手間がありません。
最近はちょっと色あせた様なシックな花色も売られているので
他の花と上手に組み合わせて植えると
おしゃれ度もUPします♪
つる性植物は、庭を立体的に見せてくれる要素の一つです。
冬に枝の残る、つるものばかりだと手入れも大変なので、
ツルニンジンや新枝咲きのクレマチスなどの様な
今年伸びた枝は枯れて、春になったら再び新芽が
出てくるものを選ぶと手入れも楽になります(^^♪
半日陰~日陰でも花が咲きます
みなさん、こんにちは。
今回は、日陰でも花の咲く植物をご紹介致します!
ウチの庭は日陰だから、何も育たないのよね・・・という方にも
オススメの植物です♪
①リシマキア プンクタータ
縁に斑が入る葉で、初夏に黄色の花が咲きます。
その葉と花の色彩で暗くなりがちな、日陰の場所を明るくしてくれます。
高さも70㎝程になるので、花壇の中ぐらいから後方の場所に
茂らせるとボリュームが出ます。
②リシマキア キリアータ ‘ファイアークラッカー’
リシマキアの別品種です。
銅葉で、こちらも初夏に黄色の花が咲きます。
日陰の所でもグングン生長して背丈も90㎝ぐらいになり、ふえていきます。
地下茎が伸びていくので、ふえすぎてしまう事もありますが、間引いて
株を整理すれば大丈夫です。
花が終わった後に、葉が緑色に変わってきてしまいますが、
地際で切り戻すと、またきれいな銅葉が出てくるので、
カラーリーフとしてもその後利用出来ます。
③ゲラニウム プラテンス ‘スプリッシュ スプラッシュ’
夏に白色ベースで紫色の絞りが入る、さわやかな花が咲きます。
草丈は、40~50㎝ぐらいになります。
バラとの色合いの調和も良く、特にピンク系のバラの下草にオススメです。
全くの日陰よりは、午後から日陰になる様な、半日陰ぐらいの所に
植えると良いです。
ずっと一日中日陰の場所には、「マクロリズム」や「ファエウム」
という仲間のゲラニウムが適しています。
④アストランティア
花々しくないやさしい色合いの花が夏に咲き、
やさしい雰囲気がナチュラルガーデンに良く合います。
品種にもよりますが、高さが60㎝ぐらいになります。
西日や真夏の直射日光がニガテで、やや湿り気のある場所を好みます。
風通しの良い半日陰の所にオススメです。
本州では、暑さが厳しいため、地植えより鉢植え栽培が適していますが、
北海道だと、本州に比べると涼しいので、地植えでもOKです。
アストランティアもバラとの調和が良く、バラの足元に植えると、
ナチュラルな印象になります。
今回も①~④まで全部半日陰~日陰の所&越冬OKです!
建物の陰になって日陰になる所も多くありますが、日なたでも
植物どうしが重なったり、一部の植物が大きくなって日陰の場所が
出来てしまう場合もあります。
そういう場所でも、半日陰、日陰で育つ植物が使えますので、
植えたい植物がどういう場所を好むのかチェックする事が大切です!