庭屋blog

今日はスッキリしない天気でしたね。

山王の続きです。

庭扉の左右はレイランドヒノキ、その他はゴールドライダー。 

昨年の建物リフォームの際、”外構屋”さんが並べていった石を組み直しです…。

細かな石が残ったのでヒメシャラの足元を囲んでみました。

玄関側の植込枡には二株の南天（紅白の実）と細葉ミモザを植栽。

この石組みはタイルにモルタル固定の為…残念ながらソノ侭としました。

整地を終え本日はここまで。

本日から大田区山王でのリフォーム工事です。

通常ですと、朝からの雨で現場は中止…なのですが、今回は現場着の材料があったので既存カイヅカのみ撤去に伺いました。

予定では全て撤去なのですが、明日は材料集めの為中一日現場が空いてしまいます。

プライバシー確保の為に残りは植栽が揃ってからにしました。

それにしても”三寒四温”とはよく言ったもの…昨日の春の陽気とはうって変わり今日はミゾレ混じりの真冬の寒さ。

でも、この恨めしい雨も木々の芽吹きの準備と思えば…ですね。

今日の午前中は2年前にプチリフォーム（高木は既存利用）させていただいたお庭の剪定に伺いました。

下草もすっかり馴染んで、いい感じになっていました。

施工前はこんな感じでした↓

先日の建仁寺垣の現場です。

今回は灯篭の移設、既存砂利の洗浄とプチ植栽リフォームになります。

今日の大仕事…築山からの土が流れ込んだ流れの堆積物を全てすくい出し中の砂利を洗浄します。

少しづつ篩に掛けて汚れを洗い流していきます。 

かなり面倒な作業ですが、新規に敷いた様に綺麗になるものです…。

筧も新調し、その背中に先日出た丸太の端材で乱杭を施しました。

織部灯篭は”適正な”位置と向きへ修正、渋い常緑樹ばかりの植栽の中に今回ヒメシャラと枝垂れモミジを配置、唯一抜根撤去させていただいたのは枝振りが堅くなってしまっていたモッコクのみでその他全て配置換えで利用させていただきました。

ガレージからの景色です。

以前は隠れてしまっていた灯篭が”良い向き”で佇んでいます…。

この時期は以前ですと施肥作業が専らでしたが、最近は土壌改良”地力増進法” を勧めています。

寒肥と称し”安易な施肥”により益々土壌が酸性化し庭土を悪化させている事態に歯止め掛けるべきです。

化学肥料のばら撒き等は以ての外、害虫の発生を促す堆肥も有機肥料も果樹以外の庭木に本当に必要なのでしょうか…。

こちらは作庭後50年程経った中庭、自然に苔の乗った築山に立つ老木達の悲鳴が聞こえてきました。

広く綺麗に乗った苔は避け有機質を含んだ土壌改良剤を鋤き込んでいきます。

地均しを終えたら十分な潅水を。

これで、間違いなく春の芽吹きは見違える程になります。