温故
大阪府守口市のお宅です。
古き良き建物です。
玄関の外灯。
推測ですが、松明をイメージしてデザインされたんでしょうか?
持ち手がありますね。光るところのぶつぶつが
炎のゆらめきに感じるのは私だけかな。
木の雨戸。
木目が様々でおもしろい。子供の頃、本当の目に見えて怖かった
ような記憶があります。
戸袋。
いまでは少なくなってきたかも。
面格子。
銅板の雨樋はよく見ますが、銅製の面格子は初めて見ました。
あっさりと無駄がない感じがいいですね。
一番気になったところ。
板壁の上ですが、銅板が細かく張られています。
軒が短いところですし雨除けなのかな。銅なので虫除けでもありますね。
ちょこっと出ているのは、梁でしょうか?ちゃんと囲われています。
構造上、出たのか解りませんが、遊び心に見えてしまいます。
なんか好きです。
温故知新ということわざがありますが
造語で温故創新(学生時代に同級生から聞いたような)というのが
あるとかないとか(おそらくない)
故きを温ねて(温めて)新しきを創る・・・
知るだけでなく、カタチに創れたらいいな~と思いつつ
どこからが新しいのか?と考え込む今日この頃であります。
お施主様 誠に有難うございました。
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