私たちは庭を考えるとき、そのデザインや機能はもちろん、庭がとり持つつながり-en-(縁)をイメージしています。家族や友人とくつろぎ、会話がはずむ。四季を感じられる。道往く人が足を止める。見送り、迎え入れる。新しいつながりや思い出が生まれて、そこに日々の物語がはじまる。「物語のある庭。」を作ることが、私たちのテーマです。

沈黙の春。

テーマ:徒然草
もうスグ夏やのに、春とはいかに?

というのも今、
レイチェル カーソンの『沈黙の春』を読んでまして。
この方というと『センス オブ ワンダー』の方が有名でしょうか?
そっちの方は随分前に読んでたんですが、
先日、かの"BOOK OFF"で見つけまして、即GETして
ガンガン読んでます。

今のところ半分くらい読んだんですが、
アメリカでの大規模な農薬の散布と、それに伴う生態系の破壊(特に魚類)、
そして人間への影響などをこれでもかと訴えた1冊です。
(後半が楽しみやけど、これ以上醜い現実を見たくない気も。。。)

当時、人間や動物には無害と謳われ、特定の害虫を殺す為に
飛行機などを使って大量の農薬を散布することがたくさんの州で奨励されてたそうで、
でも現実にはその地域一体だけでなく河川の下流にあたる地域においても
死んだ魚が大量に浮いていたり、リスなどの小動物もそこら中に倒れていたそうです。

で、問題の害虫の方はほんの数年でその農薬への耐性を身に付けて
蔓延は止まらなかったり、そもそもその虫自体が
人間には大した害が無いものだったりっていう例もあったようで。

これを読んでると、ホントに身の毛もよだつような内容ばっかりなんですが、
これって今も変わってないなと思います。
政治・経済・産業の為に弱者がダメージを受けたり、殺されたり。。。
命に関わることやのに、ウソの表示や報道がされたり。。。

この本が書かれたのは1962年。
今から45年も前です。
彼女は執筆中から癌を患って、
出版の2年後の1964年に亡くなったそうです。

この本、当時のケネディ大統領が読んで関心を示して
一部の農薬の使用が全面的に禁止され、
世界的な環境保護運動が広がるきっかけにもなったり、
その後この中の農薬で実はそれほど深刻な害は無い物もある事がわかって、
禁止した事によるマラリアの被害が拡大した事もあって、物議を醸したようです。

でも、こういう問題っていつまでも議論が続いて行くべきやと思うし、
終わりなんか無いと思います。

技術がどんどん発達して、
情報も50年前とは比べ物にならん位に溢れた現代、
たぶん裏側ではこの本よりもっと恐ろしい事が行なわれていて、
でもその事実を告発することすら許されないって案件が
どっさりあるような気がします。

一人一人が真剣に考えましょう。
このちっぽけなブログでも、そのキッカケになればと思い
長々とタラタラ書いてしまいました。
読んでくれてありがとう!!




あ、62年と言えばビートルズがデビューした年や。
ってことで、BGMは

"Give Peace A Chance"



yama-U

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