庭屋blog

今日は早朝海に行ってきました。

気温は高かったのですが、水が冷たく風もかなり強くって…でもこのコンディション、なかなか乗れないサーファーを横目にBBには結構乗れる波が来ていました。 

帰り際COSTCO川崎店の横を通ったら、大渋滞！

先週テレビで紹介されてからは連日の大盛況、やっぱり”TVの力”は偉大なのでしょうか…。

帰宅後は注文してあった「キリシマターフ」が鹿児島から到着していました。

実はこの芝、以前お得意様の庭で見掛けた事があり知っていました。

今回お客様のご希望で初めて扱うことになったのですが…調べてみたら、結構良さそうです。

今日の午前中は2年前にプチリフォーム（高木は既存利用）させていただいたお庭の剪定に伺いました。

下草もすっかり馴染んで、いい感じになっていました。

施工前はこんな感じでした↓

先日の建仁寺垣の現場です。

今回は灯篭の移設、既存砂利の洗浄とプチ植栽リフォームになります。

今日の大仕事…築山からの土が流れ込んだ流れの堆積物を全てすくい出し中の砂利を洗浄します。

少しづつ篩に掛けて汚れを洗い流していきます。 

かなり面倒な作業ですが、新規に敷いた様に綺麗になるものです…。

筧も新調し、その背中に先日出た丸太の端材で乱杭を施しました。

織部灯篭は”適正な”位置と向きへ修正、渋い常緑樹ばかりの植栽の中に今回ヒメシャラと枝垂れモミジを配置、唯一抜根撤去させていただいたのは枝振りが堅くなってしまっていたモッコクのみでその他全て配置換えで利用させていただきました。

ガレージからの景色です。

以前は隠れてしまっていた灯篭が”良い向き”で佇んでいます…。

今日の午後は建築家のY氏に招かれ中延にある住居兼仕事場にて坪庭プランの打合せ。 

さすが京都出身の方だけあって、建物のディテール全てに於いて”町家”を感じさせる雰囲気が漂っています。

先ず目に入ったのが門扉ではなく竹筒一本の人止め棒。建物の扉は珍しく木製の引き戸でした。

アプローチは平板状に磨かれた大谷石で出来ています。

今回ご相談頂いた地窓（にじり口）のある和室前の一坪スペース。

この部屋は畳ではなく杉板のフローリングとなっています。

予定アイテムは役物、飛び石、苔、植栽少々。

苔の環境はなかなか良さそう…完成が楽しみです。

この時期は以前ですと施肥作業が専らでしたが、最近は土壌改良”地力増進法” を勧めています。

寒肥と称し”安易な施肥”により益々土壌が酸性化し庭土を悪化させている事態に歯止め掛けるべきです。

化学肥料のばら撒き等は以ての外、害虫の発生を促す堆肥も有機肥料も果樹以外の庭木に本当に必要なのでしょうか…。

こちらは作庭後50年程経った中庭、自然に苔の乗った築山に立つ老木達の悲鳴が聞こえてきました。

広く綺麗に乗った苔は避け有機質を含んだ土壌改良剤を鋤き込んでいきます。

地均しを終えたら十分な潅水を。

これで、間違いなく春の芽吹きは見違える程になります。