女子高生の思いはいつもまでも

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いつもお世話になっております。京苑の鈴木です。

男女共学化が進む宮城県。

そのため我が母校、宮城県立白石高等学校(男子校)も市内の女子校と共学化してなくなってしまいます。

今回のお仕事はその女子校の方です。


来年の4月には女子校の校舎は解体される予定だそうです。

「なにもなくなってしまうのはさびしすぎる」

同窓会の皆様が母校へ寄せる思いを記念碑という形で残したい。

そこで京苑へご依頼がありました。



校舎は取り壊されても、このロータリーの植栽部分だけが残されるそうです。



思いの詰まった重い石碑を支えるため、基礎のコンクリートはかなり厚めです。


自然石で縁取りをします。




石碑を設置して、

仕上げをします。今回の仕上げは山砂に川砂利をまぜて洗出し風にします。
新人ジュンくんも一生懸命がんばっています。






完成です。


石碑には校歌が刻まれています。

どこの地方へ行っても、おそらく学校の校歌にはその地方の山と川が歌われているものです。

女子校の校歌に歌われる山は蔵王山、川は白石川。

同じ白石市内にある我が母校の校歌にも蔵王と白石川・・・・。


非常に感慨深い思いをいたしました。
















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コメント

  1. 2009/04/09 08:30
    石碑と基礎部のバランスが良く素敵に
    仕上がりましたね。
    記念碑はずっと残るものですからね。

    白石さんとは定期戦での思い出深い「仙南の雄」同士!
    我が角田高等学校も数年前に統合しましたね。
    男子校最後の定期戦に同級生と観戦に行きましたが
    今はどうなってるのでしょうね?

    個人的には共学でない伝統校を存続させても良いのでは
    ないかと思ってましたが。
  2. 2009/04/12 09:40
    白角定期戦、何年か前に見に行きましたが、かつての熱いものは薄れゆる~い感じでした。先に共学化した角田高校の応援はもうほのぼのとして拍子ぬけしてしまいました。対する白石高校も数年前の当時、定期戦10連勝中とかで気合にかけるものでした。

    共学化や定期戦など、今の時代には賛否いろいろな意見はあると思いますが、高校時代、わけもわからず夢中で汗を流していた男子高校ですごした3年間は私の人生に大きな影響を与えてくれたことは、年をとるごとに実感いたします。

    その時代を知らない子どもたちにとってはどうでもよいことでしょう。でも知っている私たちは寂しさを覚えずにはいられませんね。

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