わたぬきさん
テーマ:ブログ
2011/04/01 20:43
いよいよ京の春、4月1日から都をどりがはじまります。
都をどりは明治5年からつづき、祇園の舞妓さんによる、井上流の舞が華やかで見事です。
また立礼のお茶もあって、あでやかな舞妓さんの点前や、お運びが楽しみです。
都をどりがおこなわれる、歌舞練場のすぐ近くに、建仁寺があります。中国から、お茶の種と喫茶を伝えた栄西が開山した、臨済宗建仁寺派の大本山です。
有名な国宝、『風神雷神図屏風』が所蔵され、当地(広島)出身僧侶で戦国武将の安国寺エケイにより、安芸安国寺(現不動院)から、移建された、方丈があります。
関ヶ原の戦いに敗れ、刑死したエケイの墓もあります。
庭垣に建仁寺の名をもつ、建仁寺垣があありますが、その由来は不明です。私共も、何度か作らせていただきました。
『4月1日』と書く名字があるとか、『わたぬき』と読むそうです。
旧暦で4月1日は、衣更えの日、綿入れを脱ぎあわせに着換えたところから、この字をあてるそうです。
『エイプリールフール』外国のならわしから、うそが春風にのり、広まるのが恐く、今年は自粛します。