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琵琶湖の「葭(よし)」のお話

テーマ:ブログ



Q 「よし」と「あし」の違いは?


A 基本的には同じものです。
昔“あし”と呼ばれていたものが、
“あし”は“悪し”に通じるため、反対の“良し”=“よし”と呼ばれるようになりました。
ただし近江八幡や安土では、茎の中が空洞でヨシ製品の材料に成るものを“よし”、
茎の中に綿状のものが詰まっているものを“あし”と呼ぶこともあるそうです。




Q 琵琶湖におけるヨシ帯の面積は?


A 琵琶湖には三大ヨシ帯と呼ばれているところがあり、その面積は琵琶湖全体の約半分を占めています。
ヨシ帯の総面積は1992年調べで約130ha。
1953年の調査結果(約260ha)と比べると半減していることが分かります。





Q 「ヨシ群落」という言葉を耳にしますが、正式にはどういうものですか?


A ヨシの群生地には、マコモやオギなど別の植物も生えています。
これらの植物が茂る場所は、水辺の動物の餌場、水鳥の生息地、魚やエビの産卵地として大切なものです。
このようにヨシをはじめ様々な植物が一体化し、多くの生き物が生活できるヨシ原を「ヨシ群落」と言います。
また、平成4年7月に発令された「ヨシ群落の保全に関する条例」(通称:ヨシ条例)では、
ヨシに限らず湖辺に生えている柳やハンノキなども保全しています。




「葦辺には 鶴がね鳴きて 湖風
 寒く吹くらむ 津乎(つを)の崎はも」

浜風が吹く琵琶湖の葦辺を詠んだ万葉集の歌です。
陽光に輝く水面と湖岸に広がるヨシ原…。
雄大な自然が織りなす湖国ならではの景観に、
いにしえの人々もやすらぎを覚えたことでしょう。
そんな琵琶湖の自然と匠の技が生み出した
ヨシ製品の数々は、現代に生きる私たちにも
うるおいとやすらぎを与えてくれることでしょう。





下記は、ヨシ(葭)ボード(天井材)の紹介ページです。

和風建築の天井材としていかがでしょうか?

http://sasaki-kougyo.com/special/kusa/yoshi-boad2.htm

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