「竹」のお話

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Q 竹は木?それとも草?

A 結論を言えば、竹は木。
  学問上、イネ科の木本性植物タケ亜科とされています。
  しかし竹には年輪がなく、伸び方や葉の変わり方も木とは異なります。
  さらに、木はたいてい種によって子孫を殖やしますが、竹は土中に広がる地中茎の芽を伸ばして若竹になります。
  では草かと言うと、竹は木質であり草とも言い難く判別に困るところです。


Q 竹は世界のどこまで分布している?

A 日本や中国のものという印象が強い竹ですが、インドやマレーシア、アフリカ、南アメリカでも多くの竹が見られます。
  また、ヨーロッパやロシア、トルコ、北アメリカ、オーストラリアでも少ないながら自生しています。
  外国での竹に対する評価は高く、ヨーロッパでは各国の植物園にタケの専用区を設け、広大な薮を作っています。


Q エジソンの白熱電球のフィラメントに使われた竹って、どこの竹?

A フィラメントに適する繊維を見つけるため、年齢別の男女の頭髪まで集めたエジソンがたどり着いたのは、京都男山八幡宮の真竹。
  世界中の竹材で試作品を作ったが、男山の竹を超える素材はなかったとか。
  現在、男山の頂上には、エジソンの碑が建てられています。


「あたらしく 冬きたりけり 鞭のごと
 幹ひびき合ひ 竹群はあり」

張り詰めた冷たい空気の中、雪の重みでしなる竹のしなやかさと竹薮の静寂を表した短歌です。

見た目に美しいだけでなく、丈夫で香り高い竹は日々の生活に用いられ、愛されてきた植物です。

そんな日本の伝統美を代表する「竹」を、あなたの暮らしに取り入れてみませんか?


下記は、「銘竹」の数々が掲載されているページです。

ご興味ある方は是非ご覧下さい。
http://sasaki-kougyo.com/special/take/take2.htm

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