立水栓の補修
先週末は渋谷で補修工事。
壊れてしまった立水栓の補修、朽ちてしまった枕木の取替え、レモンの新植です。
モルタルで固めただけの水栓柱は劣化してグラグラ状態、同じ場所に管を生かして作り直し。
隣の枕木花壇との相性を考えハードウッド加工で対応しました。
塩ビ管の融通が利かず板の寸法決めには神経を使いましたがとてもガッチリした物が作れました。
途中10時の休憩で御呼ばれ、いつも美味しい自家製ケーキをありがとうございます!
続いて…以前から敷いてあった油タップリのお古の枕木、一本だけ真ん中が完全に腐ってすっぽりと穴が空いて危険な状態でした。
ストックしてあったケンパス材にお取替え。
今回ご希望でレモンの木H2.5mを新植、もう実がずいぶん大きくなっています。
先月下旬に剪定したばかりのシルバーワトルも沢山の淡い葉を出していました。
百歳の枝垂れ桜
今日は午後から田園調布で桜の剪定。
剪定と言っても今回はちょっと意味合いが違う。
樹齢100年にもなるシダレザクラで近所ではチョッと有名な木、同じ通りに鳩山さんもお住いです。
約2年間手を入れてなかったので枝葉が生い茂り道路側への越境が著しく…これから到来する台風に備え今回太枝を下ろす事に。
訳有って昨年暮れ一度だけ庭手入れをした造園屋さんはこの桜だけ手を付けず、「この春には危険なので根元から伐採するから」と言い放って行ったそうです。施主にしてみれば「危険と言われれば…でも忍びない」、そんな訳でこの春もう一度私に声が掛かりました。
確かに幹には幾つか空洞化が現れてはいるが…何とか生かしてあげるのが務めだと思う。
ある部分危険を伴う作業はスムーズに進み予定通り半日で完了。
剪定後の姿は”懸崖のシダレ”でこれは以前にも増して絵になる出来栄えとなって感動的ですらある。
自分達で言うのは憚られるが…”想いを持ってあたれば植木は必ず応えてくれるもの”
我々はいつもそう思う。